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吸引ろ過について
吸引ろ過において、フラスコに入ったろ過しようとする液をろ過したとします。フラスコ内に残った結晶を洗い出し再びろ過するとき、新しい溶媒を用いずに母液を使ってフラスコ内の結晶を洗い出すのはなぜですか。新しい溶媒で洗い流しても問題はないように思うのですが…。教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
実験書or教官の指導でおやりになっているのなら問題はないのでしょう。 私はやりませんけど。 とはいえ、量ではなく純度を気にするのなら、きれいな溶媒で洗うべきですし、実験化学講座や化学同人の「続・実験を安全に行うために」などを参照されても同様のことが載っていると思います。 なお、この「続・実験を安全に行うために」は有機・無機の実験をやる上でいろいろと参考になるテクが載っているので、持っていると役に立ちます。
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- anthracene
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逆に質問なんですが、質問者さんの実験はどんなことやったんですか? 私の場合、再結晶は精製操作のラストステップなので、できるだけ純度を上げるために多少溶けてしまうのは覚悟で洗うわけなんですが。
補足
アセトアニリドの粗結晶が与えられ、再結晶法で精製するという実験です。 最後に融点測定器で融点を測定する程度で、純度はそれほど問題としませんでした。
- anthracene
- ベストアンサー率39% (270/678)
ピュアなものならそれでもいいと思いますが。 母液中に不純物が混じっているのに、母液で洗ったらせっかく再結晶で精製したのにまた汚れが付着してしまいます。 普通は、質問文にあるように、新しい溶媒(母液と同じ溶媒だったり、違ったりしますが)で洗うと思いますが。 この際、微妙に溶ける溶媒で洗うのが一般的です。 溶媒を冷やしたりすることで、大量に溶けて流れ出すのは防ぎつつも、結晶表面をわずかに溶かして結晶表面の不純物を除きます。
お礼
ありがとうございました。よくわかりました。
- elpkc
- ベストアンサー率53% (626/1160)
フラスコ内の溶媒のその結晶の飽和濃度近くになっていますが、 新しい溶媒を使うと、ろ紙上の結晶が溶けるからです。 再結晶するときは、そうして溶かして再び結晶化する場合もありますが。
お礼
ありがとうございました。
お礼
いろいろと教えていただきありがとうございました。