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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:フェニルアセトアミドの合成)
フェニルアセトアミドの合成方法と収量向上のためのポイント
このQ&Aのポイント
- フェニルアセトアミドの合成には、氷酢酸と無水酢酸を混合した溶液をアニリンに加え、還流装置を使用して加熱する方法があります。
- 反応終了後、結晶を充分析出させるために冷水で洗浄し、冷却して析出させます。
- 収量を向上させるためには、活性炭を使用してろ過を行った後に結晶を乾燥させ、収量を正確に量ることが重要です。
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noname#62864
回答No.1
可能性の高いのは、フェニルアセトアミドの固体を集める際の損失でしょう。 すなわち、フェニルアセトアミドの水に対する溶解度は0ではありません。また、水と酢酸の混合溶媒に対する溶解度は水に対する溶解度よりも高いでしょう。 したがって、反応終了後に、水を加えてフェニルアセトアミドを析出させる際と、再結晶後に冷却して析出させる際に水に溶けたままになっていた分が損失になったと考えられます。 再結晶後の洗浄水に溶けてしまった分もあるかもしれません。 また、それ以外にも完全に反応が進まなかった可能性もあり、そうなれば反応後の処理の際に未反応のアニリンが酢酸塩として水に溶けたままになっていた可能性もあります。 さらに、保温ろ過の際にろ過されずに残ったものや、ろ過に用いた器具に付着したものがあれば、それも損失になります。 ご質問のような操作を行う限りは、ある程度の損失は避けられません。そもそも、この実験操作自体が高い収率でフェニルアセトアミドを得るために最適化されたものではなく、途中での損失をある程度、許容していると思います(上述のような損失があることは当然予想できるからという意味です)。 こういった、捜査の範囲内で、何かできるとするならば、必要な部分での冷却を完全にするとか、再結晶などの際に溶媒を加えすぎないことぐらいだと思います。 しかし、それを行ったとしても、大幅な改善は望めないと思います。
お礼
とても参考になりました。ありがとうございます。