Gです。 こんにちは!! 本当にご無沙汰しております。
この表現、You should take good care of your parents.、は多くの表現と同じように「どんなフィーリングで使われているのか」でこのyouが何を意味しているのかが変わります。
フィーリングとは、もちろん「お前は親不孝物だぜ、親の世話をよくせんと」と言う感じの「目の前にいるあなた」つまり単数ですね。
しかし、同じ表現でもフィーリングが違う、つまり、その表現を使いたいと言う状況にあった、時もありますね。 今回のご質問のように、一般的複数を対称にしているとき、と言うことです。
これは、年寄りが若い人一人に向かって「お前だけのことじゃなくて最近の若い人たちは本当に親の面倒をみない、もっと昔のようにしなきゃな」とお説教じみたときなどの使い方ですね。
しかしよく考えてみてください。 単数の(一人)相手に対して言うときはyouで、あなたを含む「あなたたち」もyouと習いましたね。
これが目の前にいる人たちを示すか「目の前にいる人も持っているある一定の条件を満たすグループの人たち」と言うフィーリングも含んでいると言うことに過ぎないのです。
ですから、その人が若いことで若い人のことを言うとき、その人が属するスポーツチームのメンバーたちのことを言うとき、おじさんが一人の姪っ子に対してその姪っ子の兄弟を含める時、などが例ですね。
もちろん、お前たち日本人!、と言うフィーリングも含むこともあるわけです。
と言うことは、このご質問と同じようにアメリカ人でも「判断しにくい」時もあるのです。 それを知っている人はyouを複数を表現するときにそのままで使わないようにして、You guys, all of you, many of you, some of you, "you, all Japanese"と言うような表現をして単数としてのyouと理解されることを避けるための表現も使われるわけです。
これをまとめると、youと言う単語は今までの文法的分類で「あなた」と「あなたたち」とか、2人称単数と2人称複数である、時にして総称として使われる、というのではなく、youと言う単語は目の前にいる人とその人が持つある一定の条件を満たしたグループ(野メンバーたち)、と言う理解をするべきものなのです。
学校と言う単語は目の前にある建物やその物が学校と呼ばれる条件を満たしたすべての物と言う理解が出来るのとまったく同じ考え方なわけです。 ただこういう理解があまり知られていないと言うだけのことですね。
ではweはどうでしょうか。 We have to take care of our parents.と言う表現ですね。 これは、目の前の人(you)と自分を含めたweですね。 でも、一般的総称としても使われると言いますね。 しかし、これは不特定多数ではないと私は感じます。 つまり、これもyouの理解と同じように、目の前にいる人とそのグループに属する人たち(上に書いたyouです)に今度は自分(I)を含めた表現だと言うことになります。
つまり「お前たちだけでなく俺も含めて」と言うフィーリングがあると言うことなのです。 これは、youとは大きな違いがあります。
たとえば、説教じみたことをするときに、「あなた方は~するべきだ」と言うより、「私を含めたあなた方も~するべきだ」と言う方が口調が柔らかくなり説得力が高まることになるわけですね。 モチベーション講演ではこれを間違えると大きな問題となり「彼らに劣等感を植え付けたり」「あいつは自分を完璧だと思っていやがる」と言うフィーリングを持たせてしまいがちになってしまうわけです。
では、同じようにtheyではどうでしょうか。 これは、話題になっているグループ(若い人たち、チームメンバー、日本人など)のメンバーの事を言っているけど自分と目の前の人を含まない、と言うことになるわけです。 日本人って勤勉なんだってな、と言われ、自分自身はそうじゃないけど日本にいる日本人は結構そんな感じ、と言うフィーリングを出すには、Yes, they are! (But I'm not)と言うことになるわけです。 しかし、自分も含めて、と言うことであれば、Yes, we are.と言うことになるわけです。
>You can't necessarily get a good job even if you graduate from a first-rate university.---において、もし、youが単数扱いなら、a good jobをgood jobsと書きにくいと言うことになります。
これもその状況によって変わると思いますよ。 これをgood jobsと変えても単数(目の前の人)であることもあります。 文化的な違いと言えると思いますが、こちらでは転職する、スカウトされる、と言うことが多く、多くのマネジャーは3-5年で(役)職を変える事が普通に成ってきていますので、終身雇用てきなa good jobとは限らない状況がここにはあるわけです。
これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
お礼
実は、知り合いのネイティブ3人に尋ねたところ、3人共、単数と複数とどちらにもなるということでした。ただし、その中の1人はもともとindividualなものだとつけ加ました。僕としては、ネイティブだからと言って全面的に信頼しようという気は全くないのでこうやって投稿したわけです。 これまで、人一般を表す時、集団としてとらえる場合に、we(自分を含む場合)とPeople (又は they)を使い分けて、個人としてとらえる場合にyou又はoneを使う。ただし、oneは堅いし、格言めいた言い方になるので普段自分が使う必要はないし、英作文の指導においても必要ないと思っていました(私は生徒達に英作文の指導をしなければならない身なのです)。ということは個人としてとらえる場合はyouだけ使えばよいと思っていたわけです。 ですから、生徒に人一般を表すyou とwe の違いを聞かれても、集団と個人の違いを説明し、次いで、話し手を含むかどうかを言えばそれで良いのだと思っていました。 しかし、どうやらこれまでの思いこみは検討し直した方がよさそうですね。どうも、ありがとうございました。
補足
お礼を出しましたが、もう少しお聞きしきたいことがあるので、補足の形で出させて頂きます。 --実は今まで人一般を表す表現について考える際に、複数の集団として考える場合と単数の一人一人として考える場合の2通りのやり方でで処理してきたのです。 そのうち、複数の集団として考える場合は、自分を含む集団をweで表し、その補集合-つまり、自分と聞き手を含まない集団をpeople 又はtheyで表す--というふうに考えてきたのですが、Youが状況次第で複数としても使われるとなると、その場合、どう考えればいいのでしょうか。 Weとpeople[they]は絶対に相容れないものとしてとらえていいのでしょうね。人間全体の集合のうち、話し手と聞き手を含むものをweと考え、その残りがpeople[they]だと考えてよいと思うのですが。その場合、youの収まる場所は一体どこなのでしょうか。もしかすると、weという集団そのものがyouという集団と実質的に同じものであって、聞き手に向かい合っている感じが強い時にyouを使い、話し手を全面に出したい気分の時にweを使うと言うことなのでしょうか。 この点を教えて頂けるとありがたいです。 weとtheyについて、もう一つお聞きしたいことがあります。 We have to get along with other animals. という文があります。この場合のweはどう見てもhuman beingsの意味で使われているとしか思えないのですが、同様に、People are mortal. という文もあります。human beingsの意味で使われているとしか思えません。 people are mortal. と言う時、話し手も聞き手も含まれるはずです。この時、weという集団はどこにいるのでしょうか。もしかすると、weやpeopleが人類を表す場合は、その瞬間において、補集合がなくなっている、つまりPeople are mortal.と言う時は、weの存在を考慮に入れなくても良い、と言うことなのでしょうか。 よろしくお願いします。