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マルキス試薬について

芳香族炭化水素(トルエンなど)の存在を確認するための試薬としてマルキス試薬があります。 これは硫酸とホルマリンの混合液とのことですが、トルエンなどと反応し呈色するそうですが、反応機構はどうなっているのでしょうか?ホルマリンとトルエンが反応し着色する物質ができていると思うのですが、詳しく教えてください。

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  • DexMachina
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回答No.2

トルエン+ホルムアルデヒド+硫酸での生成物では呈色の要因となる共役系 の延長は起こらないように思えますので、私もNo.1の方と同じく、この条件での 呈色には疑問を抱きます。 ただ、Webで検索したところ、「改良マルキス試薬」によってトルエンの検出が 可能であるらしい記述がありました(講演プログラムの1項目としてだけですが)。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsac/nenkai53/53rd%20main.html (「P3066」の項。キーボードのCtrlキーとFキーを押して「改良マルキス試薬」で  検索して下さい) この『改良』が「ホルムアルデヒド」の「ベンズアルデヒド誘導体」への置き換え であれば、トルエン2分子と脱水縮合すればトリフェニルメタン誘導体が生成する ことになります(但し、この反応が容易に起こるのかは・・・何とも言えません(汗))。 これであれば、ベンズアルデヒド誘導体の構造によっては共役系の延長が 起こり得るので、呈色の可能性はあると思います。 例えばp-位にアミノ基があれば、下記URLで説明されているメチルバイオレット と同様の構造変化により2つの環が共役する為、吸収帯が長波方向にシフトし、 呈色することも考えられます http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/shijiyaku.html

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  • Bubuca
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回答No.1

こんにちは ちょっと調べてみたのですが、多くの場合マルキス試薬は麻薬(アルカロイド)の定性に使われていて、ホルマリンとアルカロイドが縮合して高分子化合物を作るようです。発色して色が変化していくことでアルカロイドの種類を短時間で大まかに決めることができます。反応時間があまりにも速い時は重合阻止剤として働くメタノールを添加します。 この反応が起きるのはアルカロイドやフェノール類で、トルエンや一般的な芳香族化合物と濃硫酸とホルムアルデヒドだけで反応するかは、、、しないと思うのですが、ちょっと自信がありません。 おおよその色の変化は下記のリンクを見てください。チャートの数字は秒です。 http://www.dancesafe.org/testingkits/instructions.php#Anchor-Step-49580 下記のリンクは参考になるかもしれません。 http://en.wikipedia.org/wiki/Marquis_reagent http://en.wikipedia.org/wiki/Formaldehyde http://www.cognitiveliberty.org/shulgin/adsarchive/marquis.htm