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IRの吸収について
通常のサンプルを測定すると吸収波長の位置で下向きに強度が表示されるのですが、あるサンプルだけ上向きに表示されてしまいます。 こんなことってあるのでしょうか。赤外線を放出している、、、?? サンプル濃度を濃くするとその分上向きのピークが大きくなりました。 よろしくお願いします。
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念のためお聞きしますが、 上向きのピークの出現波数は吸光ピークのあるべき位置でしょうか。 サンプル濃度が濃すぎて赤外線がとおらず、 吸光ピークの無い部分が 上向きのピークに見えているということは無いでしょうか。 サンプル濃度を濃くしたときのグラフの縦軸の縮尺は 濃度が薄いときと同じでしょうか? 測定結果を表示したグラフの縦軸の単位は統一してあるでしょうか? 吸光度か、透過率か? ATR変換などの余分な処理がかかっていないかどうか? KBr錠剤の透明度や厚さは各試料について同じでしょうか。 装置の操作上の手違いは無いでしょうか。 試料のスペクトルから引いたバックグラウンドのスペクトルは 間違い無くKBrだけの錠剤のスペクトルになっているでしょうか? 初歩的な確認事項ばかりでごめんなさい。 上記の問題が無いようでしたら、 お力になれそうにありません。
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- si1ica
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No.2の回答者です。たびたびの回答になり申し訳ありません。 >ベースラインは比較的安定(直線)してまして、10%Tの位置に(以下省略) 錠剤が広い波数領域に渡って10%しか赤外光を通していないということになります。 私には試料が濃いように思えます。 他に改善の手段が無いようでしたら、 KBrに対する試料の量を更に少なくして 測定してはいかがでしょうか。 測定済みの錠剤を砕いた何分の1かを KBrで希釈して錠剤にしても良いと思います。 >「プロットがグラフの下端すれすれにきている」 試料が濃いか、錠剤が不透明等の理由で、 プロットが広い範囲で0%付近にきていて、 ピークが読み取れない状態を意図して書きました。
お礼
お礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。 いつもご回答ありがとうございます。 試料濃度が薄い心配ばかりしていました。 一度濃度を薄くして測定してみます。
- si1ica
- ベストアンサー率56% (13/23)
No.2です。回答に対する補足を拝見しました。 縦軸の単位が%Tであれば透過率です。 No.3の回答者様の回答にも有るように、 グラフの縦軸の縮尺に注意し、 100%をグラフの中ほどに来るように設定し、 下端を0%となるようにして表示してみてください。 上向きのピーク状の部分上部が100%以上に来る場合は、 バックグランド用の錠剤が不良等の理由で、 試料の錠剤の方が赤外線をよく通す状態を示しています。 その他のピークが無い部分が上向きのピークに見える理由として、 思いつくものを挙げておきます。 試料の錠剤が赤外線を通さず、 プロットがグラフの下端すれすれにきている。 結果を表示したグラフの縦の縮尺が自動で調節されており、 グラフが読み取りづらくなっている。 積算回数が少ないなどの理由で 信号・ノイズ強度比が悪くなっている。 グラフの縮尺、100%(ベースライン)の位置に注意してください。
補足
ご回答ありがとうございました。 ・ベースラインは比較的安定(直線)してまして、10%Tの位置にあります。上向きのピークは2本あるのですが、80%Tと40%Tのところにあります。 ・「プロットがグラフの下端すれすれにきている」とはどういう意味でしょうか。 ・縮尺は自動調整ではありません。手動で拡大しております。 ・積算回数は1回です。信号・ノイズ強度比が悪いか判断できないのですが、至ってシンプルなチャートです。ベースラインは比較的直線でそこに二本上向きにピークがあるだけです。やや下向きのピークもあるかなと思いますが、ベースラインと見えなくもないレベルです。 分かりにくい表現になってしまいましたが、お気づきのことがございましたらよろしくお願いいたします。
- leo-ultra
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#1です。 リファレンスと、mojiさんのいうバックグランドのことです。 う~ん。 例えば、吸光度のデータを透過率でプロットしてみてください。あきらかに透過率が100%以上になっていますか?
補足
ご回答ありがとうございました。 「吸光度のデータを透過率でプロット」というのは具体的にどうしたら良いのでしょうか。 手持ちのデータの縦軸は「%T」、横軸は「cm-1」と書かれています。 ご教授いただけると助かります。
- leo-ultra
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FTIRですか? そうすると波長全領域の光が試料にあたりますので、蛍光が出る可能性は否定できないかもしれません。しかし、ほとんど聞いたことがないが。 どんなサンプルかわからないので発光の可能性は完全には否定できませんが、リフェレンスが適当でないのではないでしょうか? 上向き(負の吸収)が意味することは、その波長で光がリファレンスよりもよく透過するということを意味するだけで、必ずしも発光しているとはいえません。 リフェレンスをどうやって測定していますか? リフェレンスの測定方法をミスったか、そもそもそのリフェレンスが適当ではないのだと思います。
補足
ご回答ありがとうございました。 FTIRです。 サンプルは具体的には言えませんが、周期表の右下の方の金属のClやCO3やSO4の塩です。 リフェレンスとは何でしょうか。 自分のサンプルはKBrディスクにして測定しており、測定する前にバックグランドとしてKBrのみのディスクを測定しています。 このバックグランドのことでしょうか。 よろしくお願いします。
補足
ご回答ありがとうございました。順番に補足させていただきます。 ・吸光ピークのあるべき位置かどうかは分かりませんが、その可能性はかなり高いです。類似の化合物では近くに観測されました。 ・20サンプル程測定していますが、この現象はほかでは見られません。このサンプルだけ特に濃いということはないと思うのですが。。。おそらく1%程かと思います。縦軸の縮尺は忘れてしまいました。。。 ・単位は%Tと書かれています。初心者ですので単位の変換の仕方やTAR変換(?)の方法も分からないので、全てのサンプルで統一されています。 ・透明度はサンプルによりまちまちです。極端に白く濁ったものはありませんが、透明とは言い難いレベルのものもあります。たしか今回のサンプルもこのレベルでした。厚みは毎回1-2mmほどです。 ・今回のサンプルも3回測定しておりまして、3回とも操作ミスがあるとは思えません。ほかのサンプルも測定しておりましたし。 ・常に二つのディスクしか使用しておらず、一つはKBrのみのものです。このKBrディスクでほかのサンプルも測定しているのでバックグランドは問題ないと思います。 長くなりまして申し訳ありません。こうして見てみますとディスクの透明度が一番問題がありそうな気がします。