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検量線に吸収極大波長を用いるのはなぜですか?
Fe(II)イオンのo‐フェナントロリンキレート錯体の吸光度を測定し、横軸にFe(II)イオンの濃度、縦軸に吸光度をとって検量線を作成するという実験をおこないました。 この際、波長は吸収極大波長である510nmを用いたのですが、吸収極大波長を用いる理由は何でしょうか? 吸収極大波長以外の波長を用いると、何か不都合でも生じるのでしょうか? お分かりの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。 よろしくお願いいたします。
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まず、吸収極大波長を用いると感度が良くなります。よって、より低い濃度でも測定できます。 また、ノイズの影響を小さくする(SN比を大きくする)ことが出来ます。 あと、今回はおそらく関係ないかと思われますが、近い波長に吸収がさらにあると極大波長以外の場合、どちらの波長の吸光の影響が大きいか分からなくなります。 しかし、最大の原因は基本的に吸収極大波長で取るのが普通だからです。他で取ると、過去の知見を生かすことが出来ません。
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- km1939
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吸光度光度の測定は 1.一番吸収感度のよい波長 2.スキャンニングで吸収曲線を取ったとき一番安定している、波長 領域の波長 3. なるべく近くに目的成分以外の吸収がない波長 となります。
- c80s3xxx
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あまりにも何度も繰り返されている質問なので,過去のQAを探し直した方がいいです. 最近も見かけたばかりだし...
- elpkc
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極大吸収波長で、たとえば、1%液が吸光度1だったとしますよね。 0.5%なら0.5になりますよね。 極大ではなく、1%の吸光度が0.5なら、0.5%が0.25になりますよね。 たとえば、使うセルによるセル誤差やノイズが0.01あった場合、どちらのほうが影響が大きいかわかりますよね。 HPLCの場合は、2つ以上の物質の当吸収点など、必ずしも極大を用いません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 分かりやすい説明で、よく理解することができました。
お礼
ご回答ありがとうございます 大変参考になりました。