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遺伝子について

セロトニンの遺伝子について伺いたいのですが 日本人のセロトニン遺伝子はSS型が非常に多く 欧米人はSLもしくはLL型が非常に多い というのは結構知られていることなのですが なぜ、日本人はSS型というストレスに弱い種族になってしまったのでしょうか? 今からでもSS型がLL型に遺伝子が変化するということはあるのでしょうか?(そもそも、成長した人間の遺伝子を変えることは出来るのでしょうか?)

みんなの回答

回答No.3

生存や繁殖にかかわる有害な遺伝子であれば自ずと淘汰されたかもしれません。あるいは、ある環境下で圧倒的に圧倒的に有利であるとか不利であるとかいうものなら、環境に応じて遺伝子頻度が増えたり減ったりということがあったりしたかもしれません。 しかしセロトニントランスポーターの遺伝子タイプはそういうものではないでしょう。そうなると、人種、民族によって遺伝子頻度が違うのは偶然によるものでしょう。つまり始祖効果であって、祖先集団の遺伝子頻度がたまたまそうであったために、現在の日本人のなかでの頻度がこうなっているということではないでしょうか。ちょうど、血液型遺伝子の頻度が人種によって異なっているように。 そもそもS型がストレスに弱いと否定的に考えておられるようですが、生物学的には良いとも悪いともいえないです(もしそうなら自然選択にかかり、有利なほうが多く残るはず)。 S型は損害回避傾向が高く、不安になりやすい、鬱になりやすいなどといわれていますが、行動が慎重で、不測の事態に備える、無謀なことをしないなどの傾向は生きるうえでプラスになる面も大いにあります。 L型は楽観的なぶん、いけいけどんどんで、後先のことを良く考えず、とんでもない危険に身をさらすかもしれないし、他の人を危険に巻き込んでしまうかもしれない。まあ、良し悪しはものの見方考え方によります。 遺伝子のタイプは受精した瞬間から死ぬまで変わりません。しかし、集団内での遺伝子頻度は、偶然により、また選択により変化する可能性はあります。 たとえば、自然界のショウジョウバエには、身近にエサがあろうとなかろうと、遠くに移動してエサを探し回るタイプ(Rover)と、あまり移動しないタイプ(Sitter)が共存しています。この行動の2つのタイプはひとつの遺伝子のタイプの違いによるということがわかっています。 Roverは新しい好適な環境に行き着くかもしれませんが、不運にもそうでないかもしれないし、何より動き回ることでエネルギーを食います。Sitterは好適な環境では余計なエネルギーを使わずに成長、繁殖に専念できますが、環境が悪くなってもその場にいつづけて、「ゆでガエル」になってしまう可能性があります。実際、二者を混ぜて飼育すると、エサが豊富にあるときはSitterが増えてきて、過密になってくるとRoverが増えてくるという報告があります。 セロトニントランスポータにもS型とL型があり、両立しているということは、個性のようなもので、ひとそれぞれ、得手不得手があって、それで世の中うまく回っていると思ったらいいのではないでしょうか。

回答No.2

 大変些末なことで恐縮ですが、セロトニンは低分子型神経伝達物質の一種であり、セロトニンの遺伝子というものは存在しません。  ここで問題にされているのは、セロトニントランスポータという蛋白質をコードする遺伝子のことですね。  ついでに後半に関しても少々。  遺伝子の改変は、遺伝子治療や遺伝子導入などにより可能かも知れませんが、それをわざわざやりたがる人はいないでしょう。  進化の過程で何故日本人の多くがSS型になったかに関しては、分かりません。  巷にある耐ストレス性に関する一連の議論は、実際にはまだ研究段階のものであって、知見として確立したものではありません。

  • 6dou_rinne
  • ベストアンサー率25% (1361/5264)
回答No.1

遺伝子が突然変異で変化することはありえますが、そのような変化が自然におこることはまずありえません。(確率的にはありえますがこの場合はひとつの細胞ではなく発現している遺伝子すべてが同じ変化する必要がありますのでそのような確率は0と等しいです。)

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