遺伝子は基本的には変化はしません。
精子にももちろん遺伝子があります。精子の遺伝子も生まれつき変わりません。
いくら勉強や運動を努力して頭がよくなったり運動神経が発達しても精子の遺伝子や体細胞の遺伝子が変化することは決してないです。
ただ細胞が分裂する際に遺伝子の複製に失敗して遺伝子の一部が変異することはあります。ただ、これは遺伝子が違うものになるわけではなく、誤字脱字のようなものです。ある程度はちゃんと修復されるようになっています。また、放射線や紫外線でも遺伝子が傷つくこともあります。遺伝子が変異した場合、遺伝子の修復が不可能になるほど傷つくと変異した細胞は癌になるか死ぬかします。
ただ遺伝子には生存に必要な部位と必要でない部位があるので生存にあまり関係ない部位が変異した場合、その変異が残る場合もありますし、生存に必要な部位が変異して、その変異が命に関わるものでなければ残る場合もあります。ただしこれは非常に低い確率です。
また、ウイルスやベクターなどによって外部から別の遺伝子が組み込まれる場合があります。現在では遺伝子に生まれつき異常のある人に治療用の遺伝子を組み込む治療法もあります。ただしこれは全身の細胞の遺伝子を変えるのではなく、遺伝子異常によって病気を起している患部の細胞の遺伝子を変化させることが一般的です。