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一般動詞の原形と現在形について(中学1年生対象)
一般動詞の現在形は,主語が三人称単数以外では原形と同じ形,三人称単数の場合にのみ,-(e)s がつきます。 この -(e)s のつかない場合の現在形は原形と区別して教えるとかえって混乱させるでしょうか。 -(e)s がつく場合だけ,三単現であると区別し,他の場合は原形そのもののように,扱うのでしょうか。 They have a dog. → Do they have a dog? と疑問文にするとき,単に Do を前に置けばよい,と教えるべきか,正確に肯定文の have は現在形,疑問文の have は原形と区別すべきでしょうか。 You open the window. を命令文にするとき,主語の you を取って,Open the window. とすればいい,と簡潔に教えるべきか,最初の open は現在形,命令文の open は原形と区別して教えるべきでしょうか。 実は,この9月から急に中学1年生を担当することになり,最初に扱うのが命令文です。すでに,一般動詞の疑問文・否定文は終了していますが,前任の先生がどう教えたのかはわかりません。 それぞれの立場でのご意見をお待ちしております。
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文法的には確かに原形と現在形というのは違うかもしれませんし、それに従って教えていくのが正論かもしれません。 ただ、過去形、過去分詞というものに触れる前に現在形と言われて、中学一年生がどこまで正確な理解を得ることができるかというと疑問が残ります。 単純に「三人称単数では"s"が付く。それ以外は原形。」ということにした方が理解されやすいような気がします。今後、過去形や過去分詞が出てきたところで改めて現在形のことを教えてもいいような気がします。 また、"am-are-is"が使い分けられるのに、"have-have-has"が使い分けられないとすれば、繰り返しが足りないのが原因と感じます。 ほとんどの人がbe動詞を使うときに一人称単数だから"am"、二人称または複数形だから"are"、三人称単数だから"is"などと考えてはいないと思います。ただ、無意識に使い分けをしているに過ぎないと思います。その他の一般動詞も同様に繰り返しで三人称単数の時に"s"をつけるように慣れるしか無いと思います。
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- tjhiroko
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文法的にどこまで扱うかは、その学校のレベル次第ではないでしょうか。 もし東大受験クラスの生徒ばかりがいるようなところだったら難しい話をしても食らいついてくるかもしれませんが、様々なレベルの生徒が混在しているところなら、そんな難しい言葉を持ち出すだけで英語に対して拒否反応を示す生徒がたくさん出てくるでしょう。 そうなったら、その子たちにとって英語の時間は苦痛以外の何物でもなくなり、そのうち全くのお客さんになってしまうかと思います。 昔地方の高校で英語を教えていましたが、アルファベットがようやっとという生徒もいるところでした。 そういう子たちは中学の時に上手く導かれなかったために、英語はワケの分からないものだからやっても無駄、と完全に投げてしまっていたんですね。 それでも、本当の基礎の基礎から彼らにも理解できるように分かりやすく丁寧にやっていったら、分かる喜びを見つけてくれた生徒もいました。 フツーの子に英語に対して恐怖感を抱かせることのないように、その辺は十分にお考えになって授業をしていただけたらと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >英語の時間は苦痛以外の何物でもなくなり >フツーの子に英語に対して恐怖感を抱かせることのないように これは肝に銘じておきます。 実は,今日早速,命令文を教えてきたのですが,You open the window. → Open the window. はあっさり流して,You を取るとだけ,説明しました。 You are quiet. → Be quiet. で,be は原形と言うと,生徒は「原形」を知らないということでしたので,単に命令文では be になるとだけ説明しました。
中学1年生に教えるんだったら、文法用語は排除した方がいいと思います。大体 少しでも英語の心得がある人は 誰かに英語を教える場合、すぐに文法用語に頼ってしまいますが、それは改めるべきです。例えば これは学校でもキチンと説明しない場合が多いのですが、canとかmustは3単現でsが付かないだけでなく、そもそも原形が存在しないのです。doを使う疑問文や否定文で問題になるのは3単元のsですが、これは sがdoに移動してdoesになると教えるのが普通だと思います。それに理屈よりも耳で馴染ませた方が効果的だと思いますが。 日本語だって 形容詞の否定形は「連用形+ない」で、動詞は「未然形+ない」です。この場合の「ない」は形容詞の否定形の時は形容詞なのに、動詞の場合は助動詞になります。しかも、形容詞の場合は文節で区切れるのに、動詞の場合は区切れません。知ってました? こんなの日本人だって大半の人は知らないと思います。外国人が日本語を覚えるのだって こんな理屈を知らなくても日本語は話せます。英語も同じです。ネーティブさえも理屈で覚えていないようなものを あれこれ詮索しても始まらないと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >文法用語は排除した方がいい そうかもしれません。 日本人が動詞の活用を覚えるとき,「書く」は「書かない」「書きます」「書く」…というから,「か」「き」「く」…で五段活用と考えます。 でも外国人は逆だと思います。「書く」は五段活用と覚えて,だから,「ない」につけるときは「書かない」となる。 外国語の習得とはこういうものだと思います。ネイティブは理屈なく,「こういうから」でいいのですが,外国人にはそれができません。 もちろん,慣れることが大事なのは認めます。 あと,「ない」の件ですが,「白くない」の「ない」が形容詞なら,当然「白く」「ない」で文節は切れます。だって,一つの文節に自立語は一つですから,形容詞「白く」+形容詞「ない」で一文節になるはずがありません。日本語の文法は他の人より知っているつもりです。
補足
ご回答していただいているのに偉そうなことを申し上げて申し訳ございません。 結局,「原形」という言葉さえ用いずに,あっさりと説明して終わりました。
- taked4700
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もう既に疑問文、否定文が導入されているので、今となっては既に遅いですが、最初からやるなら、 I do play tennis. などの、do+動詞の原形 と言う形が本来の述語動詞になっている、と言う形で、一般動詞の導入をします。 これをやっておくと、後の展開がかなり楽になると思います。 蛇足だったかもしれませんね。
お礼
taked4700 さんとは,時々同じ考え方をするな,と思うときがあります。 現在形 play を do と原形 play に分割する,そしてこれが強調の do にもなるし,主語と入れ替えたら疑問文になる。これはよく使う手法です。
No.3 です。 う~んどうしても原形と現在形の区別を教えたければ、他のヨーロッパ言語を引き合いに出すといいかも。 以下はハイレベルの生徒におまけの話でしていた内容です。 英語はおおざっぱに言えばドイツ語の方言の分れがフランス語と混ざってできた言葉。日本語の動詞は必ずウ段で終わるように、英語ももともと -an で終わっていたのが、二つの言葉が混ざるうちに変化がなくなって3単現の -s のみが残った。 それから日本語動詞の活用(五段活用が一番説明しやすい)、ドイツ語動詞の活用、フランス語動詞の活用を図示する。 ・・・中学生にはあまり勧めませんが・・・
お礼
すみません,本題からそらせてしまったようです。私も浪人生にはよく,ドイツ語を引き合いに出して,三単現の s どころではない,と言っていました。 中学生には,せいぜい,be 動詞を引き合いに出すので十分だと思います。
- Reffy
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中1の授業課程に一般動詞の時制はありましたっけ? 英語には現在過去未来などの時間を表す言葉があって、それぞれ変化する、ということを知らないと生徒が混乱すると思います。 動詞(動きをあらわす言葉)には原形があって、それが主語の人称によって変化する。だけでも最初はいいんじゃないかな。それで、原形をしっかりいろいろ覚えておけば、後半になって過去の概念がでた時に、扱いやすくなると思います。 ちなみに、3単現を見分ける方法として私はbe動詞がisのものとざっくり教えています。 最近の子供は読解力そのものが落ちているので、文法用語があまり理解できません。例文を使ってシンプルに叩き込んでしまうほうが効率いいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。三単現の s が出てくるわけですから,一般動詞の「現在」は扱うことになります。 >be動詞がisのもの 理屈としては,そうなんですよね。しかし,存在自体を忘れてしまうのか,でてこないのです。どんなときに s がつくか,が問題ではないのでしょう。
元予備校講師です。 中学生に教えても混乱するだけでしょう。 高校生でも難関大学レベルの生徒でないと理解できないと思います。 ちなみに私は命令形を教える場合、「命令形は強く言うから主語を取って動詞で始めるんだよ~」と教えていました。
お礼
ご回答ありがとうございます。確かに中学生に言うと混乱する可能性が高いと思います。 ただ,私は三単現の s を忘れる高校生,浪人生(京大・阪大志望の生徒も含め)を数多く見てきました。これは中学校の段階で,原形と現在形を区別していないからだと思うのです。 be 動詞では,原形 be に対して,現在形 am, are, is がある。be-am-are-is は別のものです。 この関係が一般動詞でもある。原形 have に対して,現在形は have-have-has だという理解が必要だとも思うのです。 ほぼ100%の生徒が he is ができるのに,he has は多くの生徒ができない,am-are-is の区別ができて,have-has の区別ができない,これも問題だと思うのです。
- taked4700
- ベストアンサー率37% (777/2050)
何か、中学一年生を教えていられるwind-sky-windさんのお姿を想像すると、おかしいというか、もったいないというか、そんな感覚も覚えます。 でも、非常に良心的な先生でいらっしゃるのでしょうね。入門期にどんな形で理解していくかが、本当に大きな影響を与えますから、こうして、何がベストか、調べられるというのは、本当に、優れた姿勢だと思います。 自分なら、次のようなことを言いますね。 1.文章というものは、機能(形式と言っても良いかと思います)を表現する部分と内容を表現する部分に分かれる。たとえば、疑問文、否定文、時制、受身、進行形、などですね。機能というものが、文章の内容そのものとは独立して観察でき、その意識が、文法となっていると言う感覚が、どうしても、たとえ、中学生であっても、外国語を勉強していく上で必要だと思います。英語では普通文頭または動詞部分に機能表現が集中します。日本語では、文末ですね。(書いた後、読み直すと、とても読みにくい文章になっているのに気が付きます。ごめんなさい。でも、意味は汲み取っていただけると思います。) 2.機能と言う意識を持って現在形を見た場合、現在形の動詞は、二つの意味を持ち、内容と機能としての現在形を現している。 3.Does he take a bath after supper? とか、 Be quite. のような例があるので、やはり、現在形と原形は、なるべく早い段階で区別するべきだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。高3生,浪人生相手であれば,「述語動詞」には,「時制・主語との呼応・意味」が含まれている,have という現在形であれば,現在という時制,I などの主語との呼応,そして「持っている」などの意味がある,ところが疑問文にして,do を用いると,do に時制と呼応が含まれることになり,後は意味だけの原形でよい,というような説明もするのですが。 三単現の s を間違えないためにも,原形と現在形の区別は重要だと思います。
- trgovec
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私だったら、現在形と原形については初めからあまりとやかく言いません。3単現の疑問文や否定文では2ケ所3単現にするのは無駄だから初めの方だけ3単現にすると説明します。 過去形にしても、疑問文や否定文で2ケ所過去にする代わりに did だけ過去にする。 命令文は You をとって動詞で始める、禁止の場合も同様に You をとって Don't から始めると説明します。「原形から始る」というのは厳密にはうそになりますから言いません。正式には命令法2人称ですが、そんなことは言いません。 私が心掛けているのは、文法用語を多用して混乱させないこと、結果的に正しい用法が身に付くことが重要で文法用語を覚えることが目的ではありません。ただし嘘は言わないこと。例えば、現在形のopenと命令文のopenと疑問文、否定文のopen、それに助動詞の後のopenは「同じ形」と言うのはいいのですが、命令文のopenが原形と言ってしまうとこれは嘘になるのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。「文法用語を多用して混乱させないこと」これはぜひ心がけたいです。 「嘘は言わないこと」これはご自分の良心が許さないということでしょうか。それとも教師は真実を教えるべきだという道徳的なものでしょうか。もちろん,誤りにつながる嘘はよくないと思います。しかし,近代英語では命令法や仮定法現在形は原形でいいのではないでしょうか。ただ,同じ形だから原形と言ってしまうと,結局,三人称単数以外の現在形も原形でいいということになってしまいますが。このあたりは,#3の方のお礼のところでも触れたいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >ほとんどの人がbe動詞を使うときに一人称単数だから"am"、二人称または複数形だから"are"、三人称単数だから"is"などと考えてはいないと思います。ただ、無意識に使い分けをしているに過ぎないと思います。 なるほど,確かにそうかもしれません。言い古された言葉ですが,「習うより慣れろ」ですね。