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化学の質問~強酸・強塩基など~
分からない事がいくつかあるので教えてください。 (1)まず塩基についてです。「アルカリ金属・アルカリ土類金属の水酸化物は強塩基、其の他はすべて弱塩基である。」と書いてありました。 しかしMg(OH)2は弱塩基らしいです。これアルカリ土類金属ですよね。 (2)またNH3は一価の弱塩基らしいです。ブレンステッドの定義を使うらしいですが、これでも良く分かりません。 (3)シュウ酸H2C2O4は二価の強酸らしいですが、これもどうやって考えるのでしょうか。(COOH)2などと書いてありましたが、これを使うのでしょうか。使わないとは思いますが・・・
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(1) マグネシウム、アルミニウムは両性金属で、Mg(OH)2 を H2MgO2 と書けば分かるように、酸として反応する時もあります。 (2) NH3 は非常に水によく解け、解離して NH4OH⇔(NH4+)+(OH-) の平衡状態になり、塩基性を示します。 (3) 蓚酸は、以下のような原子配列をしており、末端の水素原子は OH | C=O | C=O | OH 酸素原子と共有している電子が酸素側に強く引き寄せられ、水素イオンとして遊離しやすくなり、酸となります。
シュウ酸はHO-C(=O)-C(=O)-OHの構造で 一回解離するとHO-CO-CO-O(-)となります。 一回解離すると負電荷を持つようになり、二回目は解離は解離しにくくなります。 シュウ酸は酸化されると二酸化炭素になるため、非常に強い還元剤ですので、酸塩基の例よりも還元剤として非常に重要です。
シュウ酸というのはカルボン酸でありながら、意外に強い酸です。 具体的には、リン酸よりもやや強いレベルの酸ですので、弱酸にはあたらないと思います。 ただし、硫酸や塩酸よりはかない弱い酸ですので、何と比較するかの問題とも言えますが。
- kiyocchi50
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(1)アルカリ土類金属は第2族のうちBeとMgは除く金属の事です。 (2)ブレンステッド・ローリーの酸・塩基の考え方は、酸とは水素イオンを与えるもの、塩基は受け取るもの、です。 このように考えると、アンモニアがイオンになる時 NH^3+H^+→NH^4+より水素イオンを受け取りますので塩基になります。 (3)シュウ酸はカルボキシル基(最近では呼び方が違うかな)が二つくっついた構造です。カルボキシル基は酢酸などでお馴染みなようにH+を放出して酸性を示します。ただ、シュウ酸は二価の「弱酸」ですよ。酢酸よりは強い酸ですが。 それと、二価とは、電離した時にH+を二つ出すからです。 ということで、(COOH)2という構造はしっかり使いました。これが重要な事ですから。
補足
ありがとうございました。シュウ酸は二価の「弱酸」でした。すみません。 ところで、このシュウ酸が「二価の弱酸」になる理由が分かりません。官能基とかまだ習ってないので。C2H2O4と言う式も書いてありました。電離式を用いるなど分かりやすく教えて頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。 其の他のものは解決しました。ありがとうございました。