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自然な日本語に添削していただけないでしょうか。(お手洗い)

 日本語を勉強中の中国人です。作文を書きましたが、表現は自然かどうかとても心配で、添削していただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。  お手洗いへ大風に吹き乱れた髪を直しにいった。日ざしは窓口から差し込んで、お手洗いの中に静かに射している。鏡を眺めて髪を整えていて、私の後ろの光景は鏡にはっきりと写っている。  清楚の感じがするAさんは入った。まだ十何歳の若い女の子だろうかと、蓮のように清らかだ。彼女は入り口のところでしっかりと足元を止めた。しばらくして、Bさんは来た。まるでAさんが透明人間のような存在で、追い越して堂々と入って、好みのドアの前で待ち始めた。Aさんは眉をひそめた。Cさんは来た。前にいるAさんに気が付き、一瞬躊躇をしたようだが、お手洗いの中で待っているBさんを目にし、救い主を見かけたように、さっさと身を寄せにいった。Aさんは体を少し前に傾けられたが、足は釘のようにしっかりと地面に打ってある。Dさんは来た。ますます賑やかになったお手洗いの中は強い磁力を持っているようにDさんをぱっと引いた。さすがのAさんも2、3歩引かれて前に進んだが、釘を踏まれたようにすぐ下がった。Eさんは来た。入り口のところでじっと待っているAさんに珍奇動物を発見したような不思議な目つきをやった。……  窓の外から「時間を無駄にするのは命を無駄にするのと同様だぞ……」とどこかの歌手の歌は漂っている。時間を大事にしていないAさんを嘲笑しているように聞こえる。Aさんは唇を噛んで複雑な顔をしている。彼女はいま心の中で戦っているのだろうか。彼女の前を、時間の主人たちはどんどん通りかかっている。自分の後ろを振り替えて、人気がないお店のようで誰もいない。彼女は苦笑いを浮かべ、とうとうあの磁力の魅力に抵抗できなくて……一瞬、外の日ざしは鏡にあたったような気がし、まぶしくて私の目が開けられない。

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回答No.6

awayuki_ch さん、こんにちは。 長文への挑戦ですね。 全体的に直した方がよい所を直しながら、私としての文章にしてみます。その後で表現や言い回し、単語などの間違い、分かりにくい所を列挙してみます。 私は風で乱れた髪を直しに化粧室に入った。天窓からは午後の柔らかな光が化粧室の中に差し込んでいる。鏡に向かって髪を整えている私には、私の後ろで起きている光景がはっきりと見える。  先ほど清楚な感じの女の子が入ってきた。まだ十四、五歳であろうか、蓮のように清らかな少女だ。彼女は入り口のところでピタッと足を止めたまま動こうとしない。しばらくすると、中年の女性が入ってきた。まるでその少女が透明人間でもあるかのように、少女には目もくれず、さっと横をすり抜けると、トイレのドアの前に立った。少女は少し眉をひそめたように見えた。次に入ってきたOLのような人は、前にいる少女に気が付いたのか、一瞬躊躇をしたように見えた。しかし、トイレのドアの前に立っている中年の女性を目にすると、まるで自分の仲間でも見つけたかように、さっとその後ろに並んだ。少女は少し前に進みかけたが、まるで足が床に釘付けにでもされているかのように、元の位置に戻ってしまった。 すぐにまた中年の女性が入ってきたため、化粧室の中はますます賑やかになっていた。この女性は強い磁力にでも引きつけられたかのように、少女を追い越して列の後ろに並んでしまった。二人に先を越されても動かなかった少女だったが、さすがにこの時は2、3歩、何かに引っぱられるように前に進んだ。しかし、再び、釘か何かを踏んだかのように元の位置に戻ってしまった。しばらくすると、今度は品のよい高齢の女性が入ってきた。その女性は入り口のところでじっと立ち尽くしている少女を、まるで世にも珍しい動物でも発見したかのような、不思議そうな目つきでじっと見つめている。……  明るい窓の外からは誰が歌うのか、「♪♪時間を無駄にするのは命を無駄にするのと同様だぞ♪♪……」という歌が聞こえてきた。まるで、時間を無駄に使っているその少女を、嘲笑しているように聞こえる歌詞である。女の子は複雑な表情で唇を噛みしめている。彼女はいま心の中で何かと戦っているのだろうか。彼女の前を、「時の管理者」たちがどんどん通り過ぎていく。彼女は後ろを振り返り、そこがまるで人気がないお店のように誰もいないことに気づいた。彼女は苦笑いを浮かべると、ついにあの磁力の魔力に抵抗できなくて……。 外の日ざしが鏡に反射したような気がした。一瞬、私は眩しくて目を開けていることが出来なかった。 ★次は日本語としては「おかしい」「ちょっとニュアンスが違う」という個所を挙げてみます。 1.お手洗いへ大風に吹き乱れた髪を直しにいった。⇒「お手洗い」は、「化粧室」に。 ⇒「大風」よりは「強風」。ここでは「風」で良いかと思います。 ⇒「吹き乱れた」は、「乱れた」 *「風に吹かれて乱れた髪」とか、「強風のため乱れた髪」なども使えます。 ⇒「化粧室へ」「「風で乱れた・・・」という語順は変える方が良いでしょう。 2.日ざしは窓口から差し込んで、お手洗いの中に静かに射している。 ⇒「窓口」は「チケット売り場」「銀行のカウンター」などを連想させます。ここは「窓」で。 ⇒ただ、場所が化粧室ですから、差し込むとすれば、いわゆる「窓」の上にある「天窓」のような所ではないかと思います。 ⇒「日差しが差し込んで射している」は、「光が差し込んでいる」 ⇒「静かに」は、「柔らかな日差し」 3.鏡を眺めて髪を整えていて、私の後ろの光景は鏡にはっきりと写っている。 ⇒「眺めて」よりも「身ながら」とか、「向かって」 ⇒「写る」は写真で、鏡は「映る」 *ここから先にAさん、Bさんなどの表現があります。主人公が知っている場合はAさん、Bさんでも良いでしょうが、ここでの設定は、化粧室にたまたま入ってきた人々を指しているのだと思います。したがって、単純にAさん、Bさんではなく、その人たちの特徴を捉えた表現が良いと思います。 4.清楚の感じがするAさんは入った。まだ十何歳の若い女の子だろうかと、蓮のように清らかだ。 ⇒「清楚の」は「清楚な」 ⇒「清楚な感じのする」ではなく、「清楚な感じの」 ⇒このようなところでは「十何歳」という言い方はしません。ここは、「十四、五歳(じゅうしごさい)」とか「十七、八歳(じゅうしちはっさい)」とかが使われます。 ⇒「入った」は、化粧室に入ってきたのですから、「入ってきた」の方が良いと思います。「私」が化粧室の外にいて、化粧室に入る人々を観察している場合は、「入った」でも良いのですが、ここでは「私」が化粧室の中にいるのですから・・・。 ⇒「蓮のように清らか」という表現はとてもきれいです。日本ではこのような言い方は無く、「清楚」は「白百合の花」に喩えられます。 5.彼女は入り口のところでしっかりと足元を止めた。 ⇒「足元を止める」という表現はありません。 ⇒「足を止める」ときには「しっかり」よりも「ぴたり」とかが使われます。 6.しばらくして、Bさんは来た。まるでAさんが透明人間のような存在で、追い越して堂々と入って、好みのドアの前で待ち始めた。 ⇒ここも「来た」よりも「入ってきた」 ⇒「まるでAさんが透明人間のような存在で」として切ってしまうと、後の文章とつながりません。「透明人間なので見えないかのように追い越した」という意味でしょうから、上記の文章のように変えるほうが良いでしょう。 ⇒「追い越して堂々と入って」という語順も「入ってくると堂々と追い越しながら」とかになります。 ⇒「好みのドア」の前に並べるのであれば、次に入ってきた人が前の人の後ろに並ばなくても良くなります。「好みのドア」の意味がよく分かりません。 7.Aさんは眉をひそめた。Cさんは来た。前にいるAさんに気が付き、一瞬躊躇をしたようだが、お手洗いの中で待っているBさんを目にし、救い主を見かけたように、さっさと身を寄せにいった。 ⇒「Cさんは来た」はおかしいです。Cさんが来るのか来ないのか分からなかった場合は、この「Cさんは来た」でも良いでしょうが、ここは、「Cさんが入ってきた」で良いのでは? ⇒Cさんにとって、Bさんが救い主であるためには、Bさんがただ並んでいるだけでは不十分です。例えば、Bさんがこっちへいらっしゃいという目でCさんを見るとか、こちらへどうぞと声をかけてくれたり、Cさんを見ながら少し前へ詰めてくれたりという何かかがないと、敵か味方かも分からないはずです。 ⇒「身を寄せに行った」となると、かなり親しい知り合いであることになります。ここでは「近づいた」とか「すぐ後ろに並んだ」などで良いのではないでしょうか。 8.Aさんは体を少し前に傾けられたが、足は釘のようにしっかりと地面に打ってある。 ⇒「前に傾けられた」となると、誰かに押されたとか、どこかがぶつかったという原因が必要になります。「傾いた」であれば「自発的に、他からの力ではなく、傾いてしまった」ということになります。 ⇒「足は釘のようにしっかりと地面に打ってある」という表現だと、「現に足が地面に刺さっている」ことになり【ありえない】事態です。 ⇒「足が釘のようにしっかりと地面に打ってあるかのように、動かすことが出来ない」というように「動かない」「動かすことが出来ない」ことがしっかりと書かれてなければなりません。 9.Dさんは来た。ますます賑やかになったお手洗いの中は強い磁力を持っているようにDさんをぱっと引いた。 ⇒ここは理解に苦しむ表現です。 ⇒主語?」「化粧室の中」??? ここはもう一工夫ほしい所。 ⇒「引いた」というのは「退く」方のイメージの強い言葉です。ここは「引っ張った」「引っ張られた」が妥当です。 10.さすがのAさんも2、3歩引かれて前に進んだが、釘を踏まれたようにすぐ下がった。 ⇒「引かれて」は「引っ張られて」 ⇒「釘を踏まれた」は「釘でも踏んだかと思ってすぐに下がった」ということを表現したいのでしょうから、「釘でも踏んだかのように」 12.Eさんは来た。入り口のところでじっと待っているAさんに珍奇動物を発見したような不思議な目つきをやった。…… ⇒「珍奇動物」という言葉よりも、「世にも珍しい動物」などとしたほうが良いかもしれません。 ⇒「目つきをやった」は、「目で見つめた」とか、「目つきをした」 13.窓の外から「時間を無駄にするのは命を無駄にするのと同様だぞ……」とどこかの歌手の歌は漂っている。 ⇒「どこかの歌手の歌は漂っている」という言い回しは少々変です。 ⇒「どこかの歌手の歌が漂っている」ならまだましです。しかし、「どこかの歌手」となると、どこの国の歌手だか分からない」という意味も出てきます。 ⇒ここでは「名前は分からないが」とか、「どこの誰だかは分からないが」でしょうから、「誰かの歌う」とか、「誰かが歌う」で。 ⇒「漂っている」は、「流れている」「流れてきた」 14.時間を大事にしていないAさんを嘲笑しているように聞こえる。Aさんは唇を噛んで複雑な顔をしている。彼女はいま心の中で戦っているのだろうか。 ⇒「時間を大事にしていない」という言い方より、「時間を無駄にしている」とか、「時間を浪費している」という方が良いと思います。 ⇒「複雑な顔」よりも、「複雑な表情」 15.彼女の前を、時間の主人たちはどんどん通りかかっている。自分の後ろを振り替えて、人気がないお店のようで誰もいない。 ⇒「時間の主人」は、「時間の管理者」「時(とき)の管理人」など。 ⇒「振り替えて」は、「振り返って」 16.彼女は苦笑いを浮かべ、とうとうあの磁力の魅力に抵抗できなくて……一瞬、外の日ざしは鏡にあたったような気がし、まぶしくて私の目が開けられない。 ⇒「磁力の魅力」とありますが、「魅力」はあったのでしょうか?「魅力」よりも「魔力」では? ⇒「眩しくて私の目が開けられない」は、「わたしっは眩しくて目が開けられなかった」とか、私は眩しくて目を開いていることができなかった」などへ。 さてさて、ずいぶん頑張りましたね。もう一息ですよ。これからもどんどん書いて、書いて、数をこなすことが上達への道です。頑張ってください。

awayuki_ch
質問者

お礼

 shigure136さん、いつもお世話になっております。  ご親切に添削していただき誠にありがとうございます。文章と説明が両方あり、大変助かりました。Aさん、Bさんなどにそれぞれ特徴を捉えた表現を加えたほうがいいですね。非常に参考になりました。  励ましていただき本当にありがとうございました。数をこなすことが上達への道なのですね。自分の目標に向かって頑張ります!

awayuki_ch
質問者

補足

 補足いたします。 1.>この女性は強い磁力にでも引きつけられたかのように、少女を追い越して列の後ろに並んでしまった。 「列の後ろに並んでしまった」は私の表したかった意味と少し違うかもしれません。なかなか位置の説明が難しいです。Aさんは洗面所に入って、個室1に近いところにいます。Bさん、Cさん、Dさん、Eさんは必ずしも同じ個室の前で1列に並ぶとは限りません。Bさん、Cさん、Dさん、Eさんの位置はほかの組み合わせの可能性もあります。         [個室1] [個室2] [個室3] [個室4] 入     A|D    B    C    E 口       |            --------------------------鏡-----------------窓 2.>二人に先を越されても動かなかった少女だったが、さすがにこの時は2、3歩、何かに引っぱられるように前に進んだ。  ここの「さすがに」はどんな気持ちが含まれているのでしょうか。 3.>6.しばらくして、Bさんは来た。まるでAさんが透明人間のような存在で、追い越して堂々と入って、好みのドアの前で待ち始めた。 ⇒「追い越して堂々と入って」という語順も「入ってくると堂々と追い越しながら」とかになります。 ⇒「好みのドア」の前に並べるのであれば、次に入ってきた人が前の人の後ろに並ばなくても良くなります。「好みのドア」の意味がよく分かりません。 「追い越して堂々と入って」で表したかった意味は「Aさんを追い越し、個室の前のエリアに入った」ということだと思います。1の図をご参考いただければ、原文の順番のほうが私の意味に相応しいかもしれません。でも、「堂々と」の場所はよくないですね。  shigure136さんの「並ばなくても良くなります。」とは【何が】良くなりますか。「良くなります」の主語は何でしょうか。ちょっと理解できません。私が「好みのドア」で表したかったのは、当時の様子を見てどの個室のドアの前で待つのかと、適当に判断することです。「好み」という表現は不自然だと思います。 4.>9.Dさんは来た。ますます賑やかになったお手洗いの中は強い磁力を持っているようにDさんをぱっと引いた。 ⇒主語?」「化粧室の中」???    たぶん位置はまだ判っていただかなかったと思います。1の図をご参考ください。つまり、個室の前のそのスペースです。 5.>「蓮のように清らか」という表現はとてもきれいです。日本ではこのような言い方は無く、「清楚」は「白百合の花」に喩えられます。 「清楚」は日本では、「白百合の花」に喩えられているのですね。とても参考になりました。「蓮のように」で外観、雰囲気の「清楚」を表したかったというより、Aさんの品格の象徴として使いたかったのかもしれません。蓮の花は汚泥に生息しながらも、清らかで清々しい花を咲かせ、汚泥に染まらない特質がありますね。中国では、人を「蓮の花のように」とたとえると、この人は「汚泥に染まらない」高潔な人柄の持ち主と連想させやすいと思います。蓮の「汚泥に染まらない」高潔な品格を賛美するとても有名な文章がありました。  もともとは、Aさんは結局洗面所を出てしったと書くつもりだったので、「蓮の花のように」という比喩はAさんに合うと言えると思います。でも、私の考え方が甘くて理想的過ぎると感じるので、その結末を諦めました。そのまま洗面所を出てしまったという結末はやはりとてもありえないですね。  いまのAさんはまだ「蓮」と言えると思われますか。何か蓮の汚泥に染まらない品格からイメージ外れたような気がします。最後にやはり汚泥に染まったのでしょうね。Aさんが登場する時に、「蓮のように」と書くかどうか迷っているところでした。あまり人の品格を連想させない別の花(「梅」も人の品格を連想させますね)あるいは「蕾」に喩えたほうがよろしいでしょうか。つまり、可愛らしい、純潔、まだ若いという点だけ表現します。「白百合の花のように」という表現は、人の品格も連想させる表現なのでしょうか。

その他の回答 (14)

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.4

文学的要素は別にして、まず国語的な添削をしてみます。 1、 {日ざしは窓口から差し込んで、お手洗いの中に静かに射している。}(×) a.「差し込んで」と「射して」が重複していて不自然な表現です。 b.「日ざし」は日が射すことですから、「日ざしが差し込む」というのは重複表現になり不自然に聞こえます。 c.「窓口」という場合、「(病院などの)受付口」を指す場合が殆んどです。 「窓になったところ」という意味で使われることもありますが、これも「窓そのもの」を指しているわけではありません。 ここは素直に『窓』としたほうが良いでしょう。 d.【は】というのは、主に【主題の提供を意図する】助詞です。 ですから、「日ざしは」という表現は、日ざしについて何かを語ろうとする意図がある場合に使われます。 「空気は澄んでいたが、日ざしは強かった。」など。 原文の場合は、厳密に言うと、「日ざしについて」語ろうとしているのではなく、 「お手洗いの中に射しているもの」について語ろうとしているはずです。 ですから、「何が射しているのか? 」ということを表現する必要があります。 こういう場合は【特定、または強調】の助詞【が】を使う必要があります。 (「が」は他にも多くの意味を持ちますが、今はとりあえず主語を受ける場合の「が」について述べています) 一般的な文章の場合は、『日ざしが』としたほうが自然です。 e.「お手洗い」でも間違いではありませんが、他の方もおっしゃっているように「洗面所」が一般的なように思います。 文の内容から考えると、また女性の場合は、#3さんおっしゃるように「化粧室」というのが最も上品なニュアンスを含んでいて適切かもしれません。 男の私としては、単純に「トイレ」としか思い浮かばなかったのですが・・・。 f.『日が窓から差し込んで、化粧室の中を静かに照らしている』 『窓からの日差しが、化粧室の中を静かに照らしている』 『窓からの日が、化粧室の中に静かに射している。』 などとするほうが良いでしょう。 2、 {鏡を眺めて髪を整えていて、私の後ろの光景は鏡にはっきりと写っている。}(△) a.漫然と鏡を眺めていたのではなく、髪を整えるという目的があったわけですから、『鏡に向かって』としたほうが自然です。 「眺める」は、どちらかというと、 「遠くを見渡す」あるいは「じっくりと見る」というニュアンスで使われることが多いようです。 b.動作の主体である主語が、直前の文の「日ざし」から「私」に変わっているので、「私」は文頭に持ってくるほうが良いでしょう。 c.原文に素直に添削すれば、 『私は鏡に向かって髪を整えていて、後ろの光景は鏡にはっきりと映っている。』(A) となります。 これはこれで散文的な味わいが出ている表現ですが、もう少し一般的な文章として書く場合は、 『私は鏡に向かって髪を整えている(または、整えていた)ので、後ろの光景が鏡にはっきりと写っているのが見える(または、見えた)』(B) などとなります。 全体的にエッセー風な文章を意図されているようなので、この場合はAのままでも良いかもしれません。 3、 {清楚の感じがするAさんは入った}(×) a.『清楚【な】』 b.[1のd]を参照していただきたいのですが、この場面で「Aさん【は】」というのは不自然です。 ある人について何かを語ろうとする【主題の提供】を表わす「は」を使うとすれば、基本的にはその人が既出でなければなりません。 つまり、読者がある人(この場合はAさん)を予め知っている必要があります。 知らない人に関していきなり話題を振られても困るのと同じです。 『Aさんが』としたほうが良いでしょう。 c.鏡に映った光景を記述しているのですから、自分の方に近付い来ているわけで、 【入った】ではなく、『入ってきた』としたほうが良いでしょう。 4. {まだ十何歳の若い女の子だろうか【と】、蓮のように清らかだ。}(×) ・【と】が蛇足。 5、 {彼女は入り口のところでしっかりと足元を止めた。}(×) a.「足元」は「足のあたり」とか「足の運びよう」といった意味です。 「足元に注意してください」 「足元がおぼつかない」など。 「足自体」を指すことはまずありません。 b.『足を止めた』とするのが良いでしょう。 c.この場合の「彼女【は】」というのは正しい「は」の使い方です。 Aさんはすでに一度登場していて読者はすでに知っているので、awayuki_chさんが「彼女は」と主題を提供した時点で、 「あのAさんについて【何か言うつもり】なのだ」と受け止めることができるのです。 無論、「Aさんは」でも同じです。 これに対して「彼女【が】」と言った場合、読者は、 「あのAさんが【どうした(何をした)】のだろう」というニュアンスで受け止めることになります。 この点についてもう少し述べてみます。 「彼は若い」 「彼が若い」 という2つの文について、awayuki_chさんはどのような印象をお持ちになりますか。 以下、違いを明確にしてわかりやすくするために極端な解釈をしてみます。 ○「彼は若い」という場合。 「若い」ことよりも、 「彼について何か語ろうとする状況」での発言になります。 そのために、彼という「主題を提供する必要」があるので【は】を使うわけです。 ○「彼が若い」という場合。 「若い」ということはすでに基本的事実として暗黙の了解事項になっており、 その対象が【何か(誰か)】ということを特定したり強調したりするのが目的の表現です。 しつこいですが、もう少し具体的な例をあげてみましょう。 awayuki_chさんが、「自分について何か語ろうとする状況」にいる場合、例えばこのgooでお書きになっているように、 「私は、日本語を勉強中の中国人です」という表現が可能です。 「私」という主題(場合によっては、話題と言っても良いのですが)を提供しておいて、それ(私)について「どのような人物か」述べているわけです。 では、仮にここのgooの人々が実際に会った場合を考えてみましょう。 誰かが「awayuki_chさんという方はどなたですか? 」と聞いたとします。 awayuki_chさんはどのように言うでしょうか。 「私が、awayuki_chです」と言うでしょう。 なぜかと言うと、awayuki_chさんという名前はすでに「基本的事実として」知っており、 そのawayuki_chさんとは【誰なのかと特定する】ことが求められている状況だからです。 このような状況で「私はawayuki_chです」と言うのが不自然な表現になることは、ご理解いただけるでしょうか。 6、 {しばらくして、Bさん【は】来た}(×) これも上と同じ内容で、『Bさんが』とする必要があります。 理由は2つ。 ひとつは、Bさんが初めて登場していること。 もうひとつは、 「(誰かが)来た」ことは、「基本的事実」として表現されるであろう事が暗黙のうちに了解されており、それよりも「誰が(来たのか)」ということを特定(または強調)する必要があるからです。 7、 {まるでAさんが【透明人間のような存在で】、追い越して堂々と入って}(×) a.「透明人間のような存在【で】」とした場合は、「見ることができないかのように」などという言葉を続けて、「透明人間がどのような存在であるのか」を説明する必要があります。 「このお菓子は岩のようなもの【で】、固くて噛み切れない」など。 b.『透明人間であるかのように』という表現が適しています。 「彼はまるで私だけが悪者であるかのように非難した」など。 c.順序として『堂々と追い越して入って』の方が自然です。 8、 {好みのドア}(△) 特別「好みのドア」というものがあったわけではないでしょうから、『ひとつのドア』という自然な表現を適用する箇所でしょう。 9、 {Cさん【は】来た}(×) 3人目ですから、この辺で「次に」という語を挿入すると収まりがよくなります。 『次にCさん【が】来た』 10、 {躊躇【を】したようだが}(△) 『躊躇したようだが』とするほうが自然です。 11、 {Aさんは体を少し前に傾けられたが、足は釘のようにしっかりと地面に打ってある}(△) a.「体を少し前に傾けられた」という表現は人にはあまり適していません。 『少し前のめりになった』または『少し前方に倒れかけた』などとするほうが良いでしょう。 b.原文のままだと、「足自体を釘であるかのように地面に打ってある」という意味になります。 それでも意味は通じますが、『足の上から釘を打たれて動けなくなったかのようにその場に立ち尽くしていた』などとしたほうが良いかもしれません。 12、 {Dさん【は】来た}(×) 4人目ですね。 『今度は、Dさん【が】来た』 という表現が可能です。 13、 {強い磁力を持っているようにDさんをぱっと引いた}(△) 『強い磁力【でも】持っている【かの】ようにDさんをぱっと【引っ張った】』 14、 {釘を踏まれたように}(×) 主語はAさんですから受身ではなく、『釘を踏んだように』とする必要があります。 また、「釘のように尖ったもの」という意味でしょうから、『釘【でも】踏んだように』とするほうがベターでしょう。 15、 {Eさん【は】来た}(×) これで最後ですね。 『最後に、Eさん【が】来た』 という表現が可能です。 16、 {じっと待っているAさんに珍奇動物を発見したような不思議な目つきをやった}(×) a.「珍奇動物」という熟語はあまり一般的ではありません。 『珍しい動物』というのが一般的です。 また、「珍しいもの」という意味合いが大きいので『(まるで)珍しい動物【でも】発見した【かの】ような』とすると、なお良いと思われます。 b.「不思議な目つき」だと、Aさんではなく「(Eさんの)目付きが不思議」という意味になります。 『不思議そうな』とする必要があります。 c.「目付きをやった」は不自然な表現です。 『視線を投げかけた』などとするのが良いでしょう。 「目付き」を生かすのであれば、「Aさんに」を「Aさんを」に直して、 『Aさんを珍しい動物でも発見したかのような不思議そうな目付きで見た』 とすることもできます。 こちらのほうが表現としては自然かもしれません。 17、 {窓の外から「時間を無駄にするのは命を無駄にするのと同様だぞ……」とどこかの歌手の歌は漂っている}(×) a.「窓の外から」を受けるためには、『漂ってくる』とする必要があります。 あるいは、「漂っている」と結ぶのであれば、『窓の外で』とする必要があります。 b.無論、「歌は」ではなく、『歌が』とする必要があります。 「歌」について語ろうとしているのではなく、「漂ってくるもの」について語ろうとしているのが、この表現の意図するところだからです。 そして、それは「歌だ」と特定していることになります。 この辺は「慣れ」の要素が大きいですから、私の説明をあまり神経質にお考えにならなくとも大丈夫です。 色々な文章に触れていくことで自然に覚えていくものです。 18、 {時間の主人たちはどんどん通りかかっている}(△) a.「時間の主人たち」というのは、「時間を上手に使っているA~Eさんのような人たち」という意味でしょうか。 非常に文学的な表現ですが、ある意味では難解ですね。 b.状況を考えると、「通りかかっている」というよりは「通りすぎている」のほうが適切なように思います。 19、 {自分の後ろを振り替えて、人気がないお店のようで誰もいない。}(×) 2のcでも少し触れましたが、「~していて」や「~して」で【因果関係】を表わすことはあまり適切とは言えません。 ここの場合は、 『自分の後ろを振り返ると~』などとしたほうが良いでしょう。 20、 {一瞬、外の日ざし【は】鏡にあたったような気がし、まぶしくて私の目が開けられない。}(△) a.『日ざし【が】』 b.「まぶしくて私の目が開けられない」 ここは考えようによっては文学的表現を含んだ余韻の残る表現なので添削するのは躊躇してしまいますが、 『まぶしくて私は目が開けられない』とするのが一般的な表現である、ということだけ述べておきます。 ◆ 3段落で構成されていますが、一段目と三段目はなかなか文学的で詩的な印象を受けました。 「蓮のように」 「透明人間」 「救い主を見かけた(見つけた)」 「磁力を持っているかのように」 「釘」 「時間の主人」 「人気がないお店」 など比喩を多用しておられますが、意図は成功しているように感じられます。 「一瞬、外の日ざしは鏡にあたったような気がし、まぶしくて私の目が開けられない。」 という視点が一番気に入りました。 この文は、Aさんが磁力の魅力に負けるのを見たくない、という含意も意図されているのでしょうか。 細かな国語的なことは別にして、また、意図されたかどうかは不明ですが、シュ-ルレアリズム的印象が文学的余韻を残していますね。

awayuki_ch
質問者

お礼

 hakobuluさん、いつもお世話になっております。  ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。「は」と「が」に関してですが、こうやってゆっくり考えると全部判るのですが、いざ作文に書くと、なぜ「が」にするべきところが全部「は」になっているか、とても不思議に思いました。間違えないように心がけます。  本当にありがとうございました。 *    申し訳ありませんが、補足文をもう一度読んでみました。また「が」と「は」の誤用がありました。訂正いたします。 >Aさんを蓮の花にたとえ、Aさんは蓮の花と同じように汚泥に染まらないと考えました。 「Aさんを蓮の花にたとえ、Aさんが蓮の花と同じように汚泥に染まらないと私は考えました。」と訂正させていただきました。

awayuki_ch
質問者

補足

 補足いたします。 1.「でも」 >13、 >『強い磁力【でも】持っている【かの】ようにDさんをぱっと【引っ張った】』 >14、 >また、「釘のように尖ったもの」という意味でしょうから、『釘【でも】踏んだように』とするほうがベターでしょう。 >また、「珍しいもの」という意味合いが大きいので『(まるで)珍しい動物【でも】発見した【かの】ような』とすると、なお良いと思われます。  申し訳ありませんが、hakobuluさんに添削していただいた【でも】がよく理解できませんでした。上の三文の中で、「を」を「でも」に添削してくださった理由を教えていただけないでしょうか。 2.>「一瞬、外の日ざしは鏡にあたったような気がし、まぶしくて私の目が開けられない。」という視点が一番気に入りました。この文は、Aさんが磁力の魅力に負けるのを見たくない、という含意も意図されているのでしょうか。  おっしゃるとおり、Aさんが磁力の魅力に負けるのを見たくない、という意味でした。その意味を感じることが出来てくださってとても嬉しかったです。  蓮の花は汚泥に生息しながらも、清らかで清々しい花を咲かせ、汚泥に染まらない特質がありますね。Aさんを蓮の花にたとえ、Aさんは蓮の花と同じように汚泥に染まらないと考えました。  もともとは、Aさんは結局洗面所を出てしったと書くつもりでしたが、やはり私の考え方が甘くて理想的過ぎると感じるので、諦めました。そのまま洗面所を出てしまったという結末はやはりとてもありえないですね。実は、この作文の話は私が実際経験したことでした。ただし、経験したことをもとにして大げさに加工しました。私はAさんが負けたことを実際この目で見てとても悲しくて書きたくなりました。なかなかAさんが現実に負けないシチュエーションを思いつけないので、実際の成り行きのままのように、「Aさんはしかたがなく、目の前の状況に負けた、私はとても残念に思った」という視点を踏まえ書きました。  それでも、Aさんは「蓮」と言えるのでしょうか。何か蓮の汚泥に染まらない特質からイメージ外れたような気がします。やはりAさんが登場する時に、「蓮のように」と書かないほうがよろしいでしょうか。よろしければ、ご意見をお聞かせください。

  • ffffffff
  • ベストアンサー率35% (68/194)
回答No.3

 なかなか面白い小説ですね。文頭と文末は現在進行形的な表現を用いていると考えて宜しいですか? 私的にアレンジしました。お手洗いに外の光が入るのは防犯上難しいですし。実は、お手洗いの入口の外で待つというのはあまり無いと思いましたので、ここも書き換えようかと思ったのですが。 *******  強い風で乱れた髪を直しに化粧室へ入った。天井のライトが静かに室内を明るく照らしている。髪を整えている私が眺めている鏡には、後ろの化粧室の出入口の光景がはっきりと映っている。  Aさんが来た。まだ二十歳前の女性だろうか、蓮のように清楚な感じがする。個室がひとつも空いていないことに気がついた彼女は、出入口の外で立ち止まった。しばらくして、Bさんが来た。まるでAさんが透明人間のような存在であるかのように気にもせずに堂々と追い越して、好みのドアの前で待ち始めた。Aさんは眉をひそめた。続いて、Cさんが来た。Aさんに気が付き一瞬躊躇をしたようだが、室内で待っているBさんを目にしたらしく、救い主を見つけたようにさっさと中に入ってきた。Aさんに肘が当たったらしく、Aさんは少し前のめりに体が傾いたが立ち位置は変えなかった。Dさんが来た。複数の人が順番を待つ室内の雰囲気は強い磁力を持っているかのようにDさんを引き入れた。さすがのAさんも引き込まれて2、3歩前に進んだが、思い留まったようで、すぐに下がった。Eさんが来た。入口のところでじっと待っているAさんを不思議な動物を発見したような目で見やった。……  窓の外では「時間を無駄にするのは命を無駄にするのと同じだ……」とどこかの歌手が叫んでいる。「時間を大事にしていない」と、Aさんを嘲笑しているかのようだ。Aさんは唇を噛んで複雑な顔をしている。彼女はいま心の中で戦っているのだろうか。時間を大事にする人たちは、彼女の前をどんどん通り過ぎている。彼女が後ろを振り返っても、人気がないお店のように誰もいない。彼女は薄ら笑いを浮かべ、あの磁力の魅力にとうとう抵抗できなくて…… 一瞬、強烈なスポットライトが鏡にあたったような気がして、まぶしくて私は目が開けられない。

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご親切に添削していただき誠にありがとうございます。おっしゃるとおり、お手洗いに外の光が入るのは防犯上難しいのですね。最後の文は一番最初に考えつきました。でも、文頭に日について何も書かないと最後の文は唐突な感じを受けるだろうかと考えて、いまのような書き方にしました。文頭と文末は現在進行形的な表現を用いていますが、実は、理由がよく判りません。日本の小説でこのような書き方を見たことがあるので、つい真似してしまいました。天井のライトとスポットライトという案はとてもいいですね。「どこかの歌手が叫んでいる」もとても気に入りました。大変参考になりました。  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

 補足いたします >実は、お手洗いの入口の外で待つというのはあまり無いと思いましたので、ここも書き換えようかと思ったのですが。  Aは洗面所の入口の外で待っているという意味ではなかったと思います。洗面所の入り口から一番目の個室までのスペースが待つ場所だと思います。なかなか位置の説明が難しいです。Aさんは洗面所に入って、個室1に近いところにいます。位置は次のようになると思います。         [個室1] [個室2] [個室3] [個室4] 入     A|D    B    C    E 口       |            --------------------------鏡-----------------窓 >Aさんに気が付き一瞬躊躇をしたようだが、室内で待っているBさんを目にしたらしく、救い主を見つけたようにさっさと中に入ってきた。Aさんに肘が当たったらしく、Aさんは少し前のめりに体が傾いたが立ち位置は変えなかった。 1.「親戚、友人に身を寄せる」の「身を寄せる」は「救い主」と一緒に使って、面白みを出すつもりでしたが、捨てなくてもよろしいでしょうか。 2.理解しにくくて、申し訳ありません。AさんはBさんに肘が当たられて、少し前のめりに体が傾いたのではなく、焦っていて進もうと、少し前のめりに体が傾いたのだと思います。でも、心の中で信念を持っているので、立ち位置は変えませんでした。何かこのシチュエーションに合う文はありませんか。

  • yunkusakz
  • ベストアンサー率34% (41/120)
回答No.2

(文章ではあまりお手洗いという言葉は使わないと思います) 大風に吹かれ、乱れた髪を直しに、化粧室に入った。静かに、窓からの日が差し込んでいる。鏡に向かって髪を整えていると、私の後ろの様子が鏡にはっきりと映った(写るではなく映るです)。清楚な感じのするAさんが入ってきた。まだ十何歳かの若い女の子だろうか。彼女のかもし出す雰囲気は、蓮のように清らかだ。彼女は入り口のところでしっかりと足を止めた。しばらくして、Bさんが来た。まるでAさんが透明人間であるかの様に、彼女を追い越して堂々と中に入り、適当なドアの前で待ち始めた。Aさんは眉をひそめた。Cさんが来た。前にいるAさんに気が付き、一瞬躊躇をしたようだが、ドアの前で待っているBさんを目にし、救い主を見つけたかのように、さっさとBさんに身を寄せた。Aさんの体は、少し前に傾けられたが、足は釘を打ったようにしっかりと地面についている。Dさんが来た。ますます賑やかになった化粧室の中は、まるで強い磁力を持っているかのようにDさんをぱっと(○○に 例:ドアの前に・Bさんの後ろに)引き寄せた。(ここから→)さすがのAさんも2、3歩引かれて前に進んだが、釘を踏まれたようにすぐ下がった。(←ここまでがよくわかりません)Eさんが入って来た。入り口のところでじっと待っているAさんを、珍奇動物を発見したような不思議な目つきで見た。……  窓の外では「時間を無駄にするのは命を無駄にするのと同じ……」と、どこかのミュージシャンの歌が流れている。それは時間を大事にしていないAさんを嘲笑しているように聞こえる。Aさんは唇を噛んで複雑な顔をしている。彼女はいま、心の中で戦っているのだろうか。彼女の前を、時間の主(ぬし)たちはどんどん通り過ぎていく。自分の後ろを振り返ると、人気のない店のように、誰もいない。彼女は苦笑いを浮かべ、とうとうあの磁力の魅力に抵抗できず……一瞬、窓の外の日差しが鏡に反射した気がして、まぶしくて私は目が開けられなかった。 ******* 作文というより短編小説ですね。添削より読んでいるほうが面白かったです(^^) まだ少し不自然かも知れませんが、まるっきり書き変えてしまうと、貴方の小説ではなくなってしまいますもんね^_^;

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご丁寧に添削していただき誠にありがとうございます。「化粧室」、「かもし出す雰囲気」、「ミュージシャン」、「窓の外の日差しが鏡に反射した気がして」などの表現はとてもいいですね。大変参考になりました。 「面白かった」という評価で励ましていただきありがとうございました。とても嬉しかったです。

awayuki_ch
質問者

補足

 補足いたします >(ここから→)さすがのAさんも2、3歩引かれて前に進んだが、釘を踏まれたようにすぐ下がった。(←ここまでがよくわかりません)  理解しにくくて申し訳ありません。間違いがあるので、書き直せていただきます。「さすがのAさんも化粧室の中の磁力に引き寄せられ、前に2、3歩進んだが、釘を踏んだようにすぐ下がった。」  たくさんの人に割り込まれた時、自分の権利を守るために、焦っていて前に進んでしまうかもしれませんね。「さすがのAさんも化粧室の中の磁力に引き寄せられ、思わず前に2、3歩進んだ」はこのようなことを描きました。でも、Aさんは進んだ自分もBさん、Cさんなどのようにマナー違反になることにすぐ気付きました。ですから、私は「釘を踏んだようにすぐ下がった。」と書きました。つまり、これはいけないことだと気づいて、すぐ下がりました。以上の場面はどのように自然に書くのか、教えていただけないでしょうか。  また、ここの「さすが」は正しく使ったかどうかもとても心配です。ここの「さすが」は皮肉の意味はありません。じっと待っているAさんを感心するので(同情する気持ちもあるかもしれません)、使いました。自然なのでしょうか。

  • goold-man
  • ベストアンサー率37% (8364/22179)
回答No.1

台風で乱れた髪を直しに洗面にいった。 陽が窓から洗面所に静かに射している。 清楚な感じのAさんが(洗面に)入った。 まだ十何歳の若い女の子だろうか、蓮のように清らかだ。 彼女は入り口のところでしっかりと足を止めた。 しばらくして、Bさんが来た。 まるでAさんが透明人間のように、追い越して堂々と入って、ドアの前で待ちはじめた。 Aさんは眉をひそめた。Cさんも来た。 前にいるAさんに気が付き、一瞬躊躇したようだが、 洗面の中で待っているBさんを目にし、救い主を見かけたように、さっさと身を寄せた。 Aさんは体を少し前に傾けていたが、足は釘のようにしっかりと地面に立っている。 Dさんが来た。ますます賑やかになった洗面の中は強い磁力を持っているようにDさんをぱっと引き寄せた。 さすがのAさんも2、3歩引かれて前に進んだが、釘をさされたようにすぐ下がった。 Eさんが来た。入り口のところでじっと待っているAさんに珍奇動物を見たように不思議な目つきをしていた。…… (略) と、どこかの歌手の歌が流れている。 「時間の主人たち(?)」はどんどん通り過ぎていく。 自分の後ろを振り向いて、(略) (略)はそのまま訂正なし 「お手洗い」はふつう話すときは使いますが、文章では「洗面(所)又はトイレ(便所)」と書きます。 「 」内ちょっと意味不明

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご親切に添削していただき誠にありがとうございます。「引き寄せる」、「通り過ぎる」、「振り向く」などの表現は使える場面がよく判りました。「お手洗い」は文章では使わないのでしたね。大変参考になりました  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

 補足いたします。 1.>台風で乱れた髪を直しに洗面にいった。 「台風」ではないかもしれません。「大きな風」という意味だけです。「大雨」という言葉があるので、勝手に「大風」(おおかぜ)を作りました。「大風」はやはり不自然なのですね。 2.>「時間の主人たち(?)」はどんどん通り過ぎていく。  理解しにくくて申し訳ありません。実は、全文には皮肉が交じるつもりでした。ここも皮肉です。「時間の主人」は時間を自分のお使い人とする人の意味に近いです。つまり、時間をコントロールでき、計画的に時間を上手に使う人の象徴だと思います。ここでは、あえて皮肉のつもりで、いわゆる「時間を無駄にしない」(時間をコントロールでき、計画的に時間を上手に使う)BさんやCさんなどのような人らに使いました。皮肉は感じられますか。

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