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偉大な記録や発見に付随するもの

イチローが世界最多安打を達成しつつあるとき、歴代の埋もれた大リーガー打者を、世に発掘していきました(後何本でこの人に並ぶとか言うことで)イギリスの数学者がフェルマーの法則を証明したとき、付随的に過去の未完の数学者たちの予言を証明しつつ、最終目標に到達しました。 このように、偉大な記録や発見には、同時に過去の人物を呼び覚まし、かつ、その業績を世に知らしむという効果があるものなのでしょうか。そういう世の法則みたいなものがあるのでしょうか?

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回答No.4

 イチローの話題が出ていたので、興味深く読ませて頂きました。  記録への挑戦、あるいは新たな発見とは、今ある文化・文明の厚みとか深さを表しているのではないかと考えます。  例えば、陸上競技の100m走。太古の昔、まだ人間が狩猟をして生活していた時代、今よりももっと早く走れる人がいたかもしれません。あるいは万有引力の法則。人間が人間に進化する以前にだって万有引力の法則は現実に存在していました。しかし100m走が記録として残された文化、法則が発見された文明はそのときまだなかったわけです。  逆にいまの私たちはそうした記録や法則が発見され記憶された文化・文明の中に生きています。つまり比較できる記憶をたくさん持つ文明の中に生きていると言えるのではないでしょうか。その比較できる記憶がたくさんあるだけの深み・厚みのある文化・文明だと考える訳です。  そう考えると、「同時に過去の人物を呼び覚まし、かつ、その業績を世に知らしむという効果」というのは、文化・文明にとっての記憶の呼び覚ましみたいなものではないでしょうか。  少々感想めいた文章になってしまい、申し訳ありません。一人のメジャーリーグファンとしましては、メジャーリーグがすでに100年以上の歴史を持っている、その奥深さに驚かされます。

noname#32495
質問者

お礼

そうですよね。文化あってこその記憶、記録ですね。人間文化というものを、すばらしい挑戦は掘り起こすのかもしれないですね。

その他の回答 (3)

noname#20102
noname#20102
回答No.3

単に、「偉大な記録や発見」は過去の記録の更新に過ぎない、ということなのではないでしょうか。 誰が言ったか知りませんが、 「○○(陸上選手の名前)が100m走で10秒を切ったとき、 全人類が100mを9秒台で走る可能性を手に入れた」 つまり、個々の人間の記録や発見は、人類にとっての記録や発見です。 そして、個々の人間の記録や発見を礎として、それを更新するという形で人間は進化するのです。 イチローの最多安打記録は、その前の記録保持者がいなければ、成立しなかった。 何もないところにいきなり大記録は誕生しないのです。

noname#32495
質問者

お礼

そうですね。先人たちの礎の上の記録であり発見なようです。それが必然的に、ほこりをかぶった業績を倉庫から引っ張り出して、磨き上げ光を当てる作業が、無意識勝必然的に付随しているのではないかということです。

  • ojisan7
  • ベストアンサー率47% (489/1029)
回答No.2

>偉大な記録や発見には、同時に過去の人物を呼び覚まし、かつ、その業績を世に知らしむという、世の法則みたいなものがあるのでしょうか? 当然、そうでしょうね。いくら、本人が偉大な業績だと思っていても、世間から、無視されるようでは、偉大とは言えません。世の中には、割と「トンデモ理論」の発見が多いのです。その代わり、一部の人を除いて、誰からも相手にされません。しかし、世間に認められる業績を残した人は、いかにその業績が偉大かを示すためにも、難しい理論を説明するより、過去の業績と比較されるのです。その方が、世間の人に分かりやすいからです。

noname#32495
質問者

お礼

いえ、無視されるとかポピュラリティをつかむとかそういうことでなく、もっと崇高な作用があるようなのです。過去の忘れ去られた業績を引っ張り出す、無意識的コラボレーションというか、先人たちとの対話、その復活を促す、ちょっと神の領域に入るのかもしれません。

  • heisenberg
  • ベストアンサー率23% (591/2556)
回答No.1

 「法則」というほどのものではない・・・と思いますが 「過去の偉大な記録や人物・集団」などを改めて紹介し 世に知らしめる効果は 仰る通り ありますね。  実際 例示されたイチローの各種の最多安打 例えば「年間最多安打」や「○年連続200安打」などの記録は過去の同種の記録保持者を歴史の彼方から呼び寄せました。ジョー・ディマジオの持つ「53試合連続安打」の世界記録も 従来 一部のMLBファンには知られていましたが 多くの日本人はイチローの登場によって初めて知ったはずです。  旬な話題としては 「甲子園の高校野球の夏の3連覇」というのがあります。  先ほど(1時間ほど前かな?) 準決勝第一試合で 南北海道代表の駒沢大学付属苫小牧高校が和歌山代表の智弁和歌山高校を破って 明日の決勝戦進出を決めました。  今 準決勝第二試合・早実ー鹿児島工戦が行われていて 決勝での相手は未定ですが もし 明日の決勝戦で駒大苫小牧高が勝てば「昭和6年~8年」の中京商以来 73年ぶり2校目」ということになります。  この偉大な記録も 熱心な高校野球ファンにはお馴染みですが 一般の人には殆ど知られていなかったと思います。それが 今夏の駒大苫小牧高の夏3連覇への挑戦によって改めて登場し 野球ファンを初め 多くの日本人が「そんな凄いチームがあったんだ」って知ることになりました。  結論として 「【法則】というほど 理論的で秩序だったものではないけど 【効果】は確実に伴う」ということだと思います。

noname#32495
質問者

お礼

そうなんです。いつも過去の業績を引っ張り出してくるんです。私はもっと強い一般性があるのかと思うんです。話は飛躍しますが、大彗星が地球に衝突するとして、その前に多量の流れ星が飛来します。そういう必然的な前触れというものが、このような事例にはあるのかなと。