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一代雑種品種(F1品種)の採種方法
一代雑種品種は自然には採種できないですよね。 種苗会社はどのように採種しているのでしょうか?
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基本は種を取りたい方のオシベの葯が割れて、花粉が出てくる前に、一個ずつの花の花弁を手作業で切り取り、オシベの葯を取り除きます。 この状態で受粉できる植物ならメシベに相手の花粉をつけます。 メシベの成熟がまだの植物なら、虫などが入らないように紙などで覆い、日をあらめて受粉作業を行います。 だけど、この方法ですとすごく手間が掛かりますし、量産には向きません。 特に一つの莢に多く種のが入らない植物、例えばマメ科や、花が小さく集合体のキク科などには向いていません。 実際に利用されるのは、自家不和合の性質を使うことが多いようです。 これですと両親を並べて植えることで、ハチなどの昆虫に任せて交配することができます。 不和合性を見てください。 http://www.takii.co.jp/glossary/hu.html#34 最近は雄性不稔を使う事があります。 雄性不稔は自然界にも一部存在したり、突然変異で出来る事がありますし、近年ではバイオテクノロジーで作ることもあります。 http://www.takii.co.jp/glossary/yu.html 雄性不稔で有名なものは、お米で「奇跡の稲」と言われた、IR8などの品種の基礎となりました。 日本では土地が狭く、採種用の畑の間隔が取りにくいので、交雑がおこりやすいので、アメリカなどに委託している事が多いようです。 以前テレビで放送していたものでは、トウモロコシの採種で、両親を2列ずつ交互に並べて植え、実を取る方の雄花が出はじめると、機械でそれを刈り取り、残った物は、人が一本一本抜き取っていました。
お礼
とてもわかりやすかったです。 ありがとうございましたm(_ _)m