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採種した種はすぐ植えるべき?家庭菜園の種の保存方法と植える時期について
- オーガニックの種を購入し、家庭菜園を始める予定ですが、採種した種はすぐに植えるべきでしょうか?種の保存期間や植える時期についてご教授ください。
- 種の保存期間は一年程度で、保存すると発芽率が下がります。したがって、できるだけ早く植えることが望ましいですが、野菜ごとに植える時期が設定されていることもあります。例えば、トマトの種を採取した場合、3月に植えるのが理想的ですが、8月に種を植えることも可能です。
- 採種した種を使い続けることは可能ですが、品種改良や病気の予防などの観点から、定期的に新しい種を購入することが推奨されます。初心者の方でも、種の保存方法や植える時期についてしっかり学ぶことで、家庭菜園を楽しむことができます。
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- bannzaiusagi
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ご注意いただきたいのですが、購入時・播種時はいい種子であっても、それを育てて採取した種子が次の栽培にも使える「いい種子」になるかどうかは栽培する人の栽培技術や心がけ、場所の状況や採った時期や実の採り方などによります・・・。 何の種類の種子かは書かれていないので詳しくは分かりませんが、もし野菜なら科や種類によっては野菜の種子の「蒔かないで置いた物」の発芽率はそれぞれ違っています。 セリ科ではパセリやニンジンなどが蒔かないで保管したままなら1~2年でほとんどが発芽能力を失うと書かれていることが多いです。でもセリ科でも種類によっては2年以上保管したままでも発芽能力を失わないものもあります。また種子の中には保管中は休眠しているだけで、蒔いても沢山は生えてこないのはその種類の性質なだけで、何年も経ってから蒔かれ発芽条件が全て揃うとすぐ生えて来るという場合もあり、種子の発芽率と言うのは一般での保管方法前提で言われていることで、種子の種類や保管方法で種子の寿命や発芽能力の高さ・低さはいろいろに。 種子と言うのは面白い性質を持っていて、野菜の様な新しいうちは発芽能力の高いものもありますが、改良が浅い物や在来種などは種類によって乾燥した時点でグループ分けされます。蒔いてすぐ発芽できるものと、すぐ休眠してしまい蒔いても発芽せず土の中で生き残って何年も経って人に忘れられた頃発芽するもの。これは全て一斉に発芽して育つと何かのトラブルで全滅してしまう可能性があるので「わざと生えて来る年をずらし」少しでも多く生き延びて次世代に命をつなげるためです。 種子の発芽能力は保管環境を整えられるほど長年休眠していても発芽させ易く、処理次第で発芽率が高められます。農業試験場の様な最適な条件を揃えられる施設なら一般に言われている種子の寿命よりも何倍も長く保管されていたものが蒔くとすぐ発芽できたとか(お米のかなり昔の品種を蒔いて復活できたなど)、沼の泥の中で200年眠っていた大賀ハスの種子やツンドラの永久凍土に混じって眠っていた太古の植物の種子の花が咲いたなど特殊な環境下で休眠していた種子が発芽して育ち花が咲いた例も。 個人的に経験したケースでも、我が家の畑で少なくとも50年前にはもうすでに畑で長年雑草ひとつ生えてなかったところを事情で休耕地にした途端、一斉にミツバの休眠種子が生えてきて数年で群生を成し今では春に採り放題です。少し離れた林と生えている植物が一致しているので(専門家に鑑定して貰ったらこの辺ではもう絶えたはずの薄荷まで復活してました)、開墾される前には畑にした場所が地続きだったのでしょう。 アブラナ科だと種子を常温で適当に仕舞っておいても平気なのもあり、少なくとも5年は経っているルッコラの種子を播種試験(濡らしたペーパータオルに蒔きビニールで覆い暖かいところに置く)してみたところ8割が無事発芽し本葉が出ました。ボリジと言う野菜の一種は8年経った種子でも平気で生えて来るとか。 全ての野菜の種子の発芽率がすぐ短くなるわけではなく、採った年から1~2年のまだ新しいうちの方が正常に発芽してくれ育つのを種苗会社が保証できるということなだけです。 市販の種子の播種保証期間(発芽し正常に育つと保証されている年数)が1~2年なだけで、それ以上経つと全ての発芽率が極端に落ちるというわけではなく、どちらかと言うと会社側がいつまでの種子なら保証できるという都合から短く設定されている物も。店によっては1~2年売れ残った種子でも発芽率がそれほど落ちない種類ならアウトレットとして格安で販売してるところもあります(特にネットショップで時折見かけます)。 また、ハーブや野草などに保管期間が長いと休眠してしまうものもあります。一応生きてはいるものの眠りが深すぎて蒔いてもなかなか発芽しなくなり、こういうものは普通の蒔き方では発芽できなくなって、ジベレリンなどで休眠打破処理を行ってから蒔かないと発芽してくれないものも。酷いと種子を一度乾燥させてしまうだけで全て休眠してしまい、ジベレリンで処理破してみても発芽は難しく自然任せにしかできないものも。こういう性質のは種子は乾かす事なく採ったら速やかに蒔くと翌春容易にたくさん発芽してくれます。 ただ、野菜の古い種と言うのは蒔いてもし発芽できても収穫にこぎつける事ができない株へ育ってしまうものもあるので、種類によっては買ったり採って次の年の蒔き時までに蒔いた方が良いです。種類によっては健全に育つのが極端に減ってひ弱に育ったり、育っても可食部分が満足に育たなかったり食感や味が劣ってしまうものや、アブラナ科などでよく見られますが花茎がすぐに伸びてきてしまい可食部がほぼ育たずに株がすぐ枯れてしまうなど・・・。 自家採取の種子の場合は採れた種子の良い・悪いは栽培者の育て方次第で、親株をしっかりと育てないと良い種子がとれません。またあまり改良が進んでいない品種なら株の特徴の個人差も出て来ますので、残して収穫せず育てていく種子用株は、栽培したものの中でできるだけ育ちが良く美味しい味がするもの(なので食べてから植えなおせない根菜類は味を選んで残す事はできない)です。例えば一番育ちが良く味が良かった葉物野菜や実野菜試しに味を確認したら可食部の収穫はせず実が熟して種子が採れるまで肥料(特にリン酸が多め)を適宜与え大切に育ててあげて下さい。それを怠ると種子の出来にばらつきが出て発芽率が下がりますし、それほど良くない株から採った種子では育って採れる野菜の質も劣りがちです。 あと、自家採取するのなら一緒に植える野菜の科や種類には気を付けて下さい。近くに他所の畑があり同じ種類が植えられていれば自然交雑し購入した種類の種子には育ちません。雑種になるのでその種子から取れる野菜は別の特徴を持つことが有り、計画的に交配した一代交配種からだと優れた特徴が出ますが、計画性の無い自然交配では良い物ができるとは限りませんし一株ごとにいろんな特徴が出てしまって本来の味などが無くなってしまう事も珍しくありません。 また、同じ科の別種の野菜も近くにはできる限り植えない方が良く、広い土地をお持ちであれば可能な限り離れた場所で栽培なさって下さい。 アブラナ科やキク科が同じ科同士で異種交雑しやすく、交雑した結果雑種の種子が出来てしまう事があります。親が種子を付けた時点ではまったく気が付かず、自家採取した種子を蒔き育てているうちに見かけが変わっている個体が生えてきて初めて気が付くことが多く、葉物野菜を抜いてみて初めてカブと交雑して根が太っているのに気が付いたり。こういう由来の野菜には後に新野菜として販売されたスティックセニョールの様なものも有りますが、生えた物が必ずしも美味しいとは限りません・・・。 自家採取の種子と言うのは栽培者の親株への思いやりと交雑防止意識が高くなければ良い種子が採れません。自分ではできる限り守ったつもりでも種子を蒔いて育ててみた結果が品質が劣っていたり交雑して味に影響が出ていたりする事も。 美味しい野菜をできるだけたくさん収穫したい場合は自家採取はあてにはなりませんので毎回種子を買って蒔いた方が確実に同じものがたくさん、味も良い物が採れます。 「今ある種子がいい物だから自家採取する」と言う考えは成り立たなくなる可能性が高いのです。 自家採取する時に考えなくてはならないのは「どんな種子が出来ても気にしない」と言う事。いい種子が確実に取れるとは言えませんので「できるだけ残ったらいいな」程度に考えておいて下さい。 また、外国の在来品種(イタリア野菜の地方種など)や国内の在来品種だと、それが長年育ってきた国や土地に持ってきて蒔き育てるとすぐに育ち方が変わってしまったり、特に本来の味や香りが変わってしまう事も珍しくありません。そういう由来の野菜ほど自家採取してしまえば代が変わるほどに味や香りもさらに薄まってきてしまい、種類によっては野菜になる前の元の原種の特徴へ変わってしまったりもします(例えばセイヨウタンポポも元はサラダ用野菜で外国では今でも野菜)。日本の市販の野菜種子だと「そういう風にならない」様に改良されているので向く土質と与える肥料さえ適切なら全国どこで育ててもたいてい美味しいものが育ちますが(一部農家向け野菜を除く)、外国や日本の在来品種の場合は種子を代を重ね自家採取するほど栽培している土地の土や気候に適応して変わってしまうものもある事を忘れずに、できれば長くは自家採取せず2~3年でまた市販の種子を購入しなおして蒔きなおすなどした方が良いでしょう。 また、市販の種子が蒔いたときに余ってしまい、もう種子の寿命が長くないのなら種類によっては「ベビーリーフにして食べる」事が可能です。特にアブラナ科のレタスや大根類、葉野菜などを密集気味に蒔いて発芽したら双葉の時に少し間隔がある程度に間引き、本葉が5枚くらいになるまで育ててから根っこごと抜いて収穫し生の葉っぱをサラダや料理の彩りに使います。本葉5枚まで待つのは市販種子の多くには(有機種子は大丈夫と思います)発芽初期に発病しやすい病気を防ぐ目的で薬剤が染み込ませてあり、苗がある程度育たないと成分が消えないからです。有機種子だと野菜に種類によってはスプラウト(モヤシ)栽培したり、カイワレの様に育てて食べられます。 ニンジンやゴボウなどは深さの有るプランターに蒔いて若い時うちに収穫すれば葉や若い根が食べられますし、トウモロコシも苗まで育ててから土地の隅などに少し密集気味に植えておき未熟な実を収穫するとヤングコーンとして美味しく食べられますよ
- ponpokona-
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>あれは守らなくてもいいのでしょうか? 守るのが普通ですし、無難ですw >一年保存すると発芽率が下がる 適期に蒔かず、さらに一年後の適期に蒔く時のことを言っています。 種を採取して、保存し、適期になったら種を蒔く、のが普通です。 あまりやる人はいないですが、できるだけ自然を模倣したいなら、種ができたまま畑に放置しておく方法もないではないです。完熟果をまるごと埋めちゃったり。 けど、多くの種が無駄になるし、そもそも、ほとんどの野菜が日本の気候に完璧に適しているわけではないので自然な世代交代が難しい野菜も多いです。種がたっぷりある時に遊びで行う程度でいいかと思います。 >採種してずっとそれで代々やっていけたらいいなぁと考えています 私も、易しいものはしています。 難しい野菜は難しいですね。 一度その品種を選ぶと、他の品種に浮気できなくなりますよね。そしてその品種が自分の畑に向いているのか?とか、自分好み?だとか、そんなのはわからないまま決めちゃうことになりますよね。 最初はあまり固く考えず、いろんな品種を試してみて、次第に品種を絞っていくほうが楽しいと思いますよ。
- double_triode
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No.2の補足。 前の回答は一般的に書きましたが,質問者さんが「種を買った」ということは,「2」に書いた冬のあいだ保存する方法をとっていたわけです。園芸書などで「春蒔き」とされる植物は,そのとおりにするほうがいいです。「秋・春蒔き」なら,どちらでもいいです。「取り蒔き」が推奨されるのは,保存が難しいマイナーな植物にかぎられます。厳密には,原産地がどこで,そこでは自然にはどうやって繁殖しているかが関わる問題なのですが。 秋に採種するときは,まず枯れた茎ごと陰干しで乾燥させます。種子をたたき落とす,果実からえぐり出すなどし,チャックつきビニル袋に入れて,冷蔵庫野菜室やガレージなどに置きます。種子が果肉などで汚れている場合は,よく洗わないと保存中にカビが生えます。 春蒔きとされる種子は,冬の寒さにあわないと休眠打破されないことがおおい(その性質で秋に発芽して冬に枯れるのを防ぐ)ので,ずっと暖房が入っている室内では保存しないほうがいいです。取り蒔きすると,冷蔵庫を使わなくても自然の寒さにさらされ,土中で湿度も適度に保たれるというわけです。
- double_triode
- ベストアンサー率26% (520/1997)
播種する時期は,2とおりあります。夏に開花する草本植物だとします。 1.取り蒔き。自然界での繁殖様式とおなじで,採種してすぐ蒔くやりかたです。秋に発芽した苗が,冬の寒さに耐えるならそれでもいいです。取り蒔きしても,発芽は来春になることもあります。人為的に播種しなくても,自然に地面に落ちた「こぼれ種」から発芽してくることも,よくあります。 2.冬のあいだは,チャックつきビニル袋に保存しておき,来春に暖かくなってから蒔くやりかた。保存しても発芽能力が落ちない植物なら,こちらのほうが安全でしょう。市販の種もこの状態です。なお,種子は休眠しますから,休眠打破しないと発芽しにくくなります。市販の種はそこまで処理しています。 >採種してずっとそれで代々やっていけたらいいなぁ 現在の農作物は,品種改良した「一代雑種」(F1)がおおいので,できた種を蒔いてもおなじ性質のものはできません。「固定種」とか「伝統野菜」という種類なら,できた種を蒔いておなじものができます。 シソなどのハーブは,こぼれ種からも生えてきて,けっこう食べられます。しかし,これを何代もくりかえすと,香味が落ちるといいます。
- fjdksla
- ベストアンサー率26% (1812/6770)
種は発芽する時期に撒いた方が良いです。 例えば、秋に種が取れて春に芽を出す植物だと・・・ 冬の間に腐ってしまう可能性があります。 種を乾燥させて春に蒔いたほうが沢山芽を出すでしょう。 >本には一年保存すると発芽率が下がると書いてあり 春に蒔く種を購入して、1年後の春に蒔くと・・・って事です。 ひまわりの種の様に晩夏に採取して翌年の春に蒔く物は問題ありません。 でも、余った種を翌年まで保存する時は・・・ 冷蔵庫で保存すると発芽率が下がらないので・・・ 冷蔵庫で保存すると良いかも?ですね。