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NMRの信号強度とは?
NMRでいう信号強度とは、何を意味するのでしょうか? また外部磁場の強さによって、この信号強度が大きくなったり小さくなったりという変化が起こったりするのでしょうか? どなたか回答よろしくお願いいたします。
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強い強度の磁場でNMRで信号を計測すると,T1(緩和時間)の長いプロトンのNMR信号は,「飽和」という現象を起こして信号強度が小さくなりますが,T1が短いプロトンでは,飽和が起こりにくく,信号強度はあまり変化しません。このように飽和が起こりますと、信号強度が小さくなります。 また外部磁場の強さが大きくなると、この信号強度が大きくなります。一般に500MHzのNMRの方が90MHzのNMRより少ないサンプル量で高い感度をえられます。
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信号強度という言葉に対して、特に神経質になる必要はないと思います。つまり、スペクトル上の強度であれば、スペクトルを書き出す時に縦方向に拡大すれば強くなります。また、試料中の原子数(たとえば1H)が多ければ強度は強くなります。 実際のスペクトルを解析する際には、強度よりもS/N比、つまり、シグナルとノイズの強度比の方が重要だったりします。一般に、磁場が強くなるほど、S/N比が高くなると言うことは言えるでしょう。 想像ですが、1Hの場合には信号強度というよりも、信号(ピーク)の面積が重要です。すなわち、それが1Hの数に比例するために、スペクトルの解析に役立つと言うことです。そういった説明の流れの中で、信号強度云々の話が出たのではないでしょうか。基礎知識のレベルで、信号強度と関係する事項と言えばこの程度しか思い付きません。
お礼
回答どうもありがとうございました。 理解できて来ました! もともとは、 外部磁場2.35T(1Hの共鳴周波数100Hz)で測定したスペクトルAと外部磁場9.44T(1Hの共鳴周波数400Hz)で測定したスペクトルBにおいてどちらの信号強度が大きいと考えられるか、またその理由は。 というような問題があっての質問いたしました。
- zoo123
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そうですね。ピークの高さのことです。
お礼
2度もお返事ありがとうございます。
お礼
どうもありがとうございました! 信号強度というのは横軸をppmでとった場合の縦軸の高さを言うのですか? 学生なので、基礎知識さえおぼつかない状態でして。すみません。