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NMR
以下の文章は、薬剤師国家試験模擬試験の問題なのですが、あいにく解答が無く正解がどれかわからないのでお聞きします。 a:60MHzの測定装置を用いた1ppmは60Hzに,400MHzの測定装置を用いた1ppmは400Hzに相当する。 b:通常、化学シフトはppm単位で表し、スピンースピン結合定数はHz単位で表す。 c:低エネルギーのスピン状態から高エネルギー状態に励起させるのに必要なラジオ波の周波数は、1H,13C,15N等の各核種について固有値であり、それぞれ外部磁場の強さに対応して一定値を示す。 d:ベンゼンのプロトンは、ベンゼン環の磁気異方性効果により、シクロヘキセンのオレフィンプロトンより高磁場領域で共鳴する。 e:1H-NMR測定法では水(H2O)は溶媒として使えないので、水の代わりに重水(D2O)を用いる。 以上の5つの文章のうち、3つが正解です。dは高磁場領域→低磁場領域の間違いだとわかるのですが、問題はeの文章です。これって間違いですか?
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こんにちは. あっさり読めば,a,b,cが正解でd,eは間違いだと思います.cはNo.2の方のお書きのように考えると確かに違いますけど,磁気回転比の定義を考えれば正解でしょう.電子密度による磁場の変化は実効磁場として後から補正してケミカルシフトと関連づけさせたりしますから. eの文章をそのまま読めば,軽水信号を消してやれば別に問題なく測定できるでしょって思いますけどね.No.1の方の答のように積分を正確にする場合は問題あるかもしれませんが,逆に交換可能なプロトンを測定したい場合は重水で測定すると消えちゃいますしね.だから絶対使えないとは断言できないと思いますけど. eの文章はどう考えて欲しくて書いてあるのかがわかりにくい気がしますがいかがでしょうか.
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- psa29
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NMR関連の本をご自分で調べられた方が理解度も増し、良いと思います。 ここでは、私の勉強も兼ねて、少し調べた範囲でのコメントを書きたいと思います。 1.周波数単位の磁場強度を用いたシグナルの周波数(例えば60MHzや400MHz)で割ったものがppm ・・・・1ppmに装置の周波数をかけると・・ 2.スピン結合定数は、測定を行った磁場強度に無関係で60MHzで測定しても、400MHzで測定しても等しい。 従って、スピン結合定数は常に周波数単位で表されppm単位に換算することはない。 3.励起させるのに必要なラジオ波の周波数は核種に固有だけれども、核周辺の電子密度の影響を受ける。 4.5.は答えが出ていますよね。 素人なので、読み間違いもあり、回答は自信なしです。 ご自分でも、調べられたらと思います。
補足
本などで十分に調べた上でわからなかったので、最後の手段としてここでお聞きしています。
- Ichitsubo
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e.は正しい文章です。 1H-NMR(プロトンNMR)はプロトンの数などをはかるので、溶媒にはプロトンを含まないものが必要です。でないと、溶媒のピークが大きく出てきてしまいます。ですので水溶媒中での測定をする場合、重水D2Oを用いる必要があります。
補足
では、正解はeを含めてあと2つの正解はどれでしょうか?教えてください。お願いします。
お礼
やっぱりそうなんですか~。選択肢が6つあってその内5つにはdがあるんです。残りのひとつが(a,b,c)なんで消去法でいくと絶対にこれしか残りません。ありがとうございました。