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ご苦労様ですは、失礼な挨拶なの?
宅配便を持ってきてくれた業者の方に「ご苦労様です」と挨拶することは失礼にあたると友人が言いました。 が、今日小説を読んでいたらまさしくこのようなシーンでつかわれたお礼の挨拶が「ご苦労様です」でした。 小説に使われているから正解、とは思いませんが、横柄な印象は受けませんでした。 「ご苦労様です」はこのようなシーンでのお礼の挨拶として失礼にあたるでしょうか。 「ご苦労様」で区切れば失礼な印象には確かになりますが。
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ちょっとわかりやすくするために、 まず【「ご苦労さまです」は目上から目下へのことばという定義は誤り】と言い切りたいと思います。 もともとの「ご苦労さまでした」が持つ意味はなんでしょうか。 それは、 1.苦労をかけま(す・した)ね、ありがとう、 とか 2.苦労なさいましたね、お気の毒なことでした などのようなことばだったと思われます。 それが挨拶文となったので「こんにちは」のように省略形になって短く独立して使われるようになったものです。 よく本などに書いてある「目上から目下」という感じ方は、上記1.が【職場などで退出時などの挨拶】として使われるような場合です。ふつう仕事を依頼されているのは部下、依頼するのは上司です。部下が上司に対して、ねぎらえば、まるで逆のような立場となってしまいます。1.が「苦労をかけ(た)る」ことに対して、ねぎらっているために目上から目下にしかつかえないのです。そういう文脈での「目上、目下」なのです。敬語全般に使える「目上、目下」ということばではありません。 上記2.の語感はどうでしょうか。これは、あまり上下関係を感じないという人も多いでしょう。もともと「苦労」という語そのものに上下の感覚はないからです。それは「ご苦労なさった」「ご苦労をおかけする」というような尊敬表現があることからもわかると思います。目上の人でも「苦労」はするのです。 また、小企業のような職場で、社長が金策にかけまわって帰ってきたとか、長男の専務が部品を徹夜で100個仕上げたとかいった場合、家族的な雰囲気で「ご苦労さま」といいあうことが慣習となっているような組織もあります。そんな組織内での慣習はまちがいとまではいいきれません。 誤りだとはいっても、そもそもその程度の「誤り」にすぎないのです。新入社員が敬語の本などを引っ張り出してきて「ほら、『ご苦労さま』は目上から目下へのことばだって書いてありますよ、この会社の話し方はまちがっています」というようなものではありません。 長々とリクツを書いてしまいましたが、あえていえば、そもそも宅配業者は目下です。なるべく上下関係を意識したくないという気持もわからなくはないのですが、少なくとも、素直に労をねぎらっても全然かまわない相手です。
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- chironero
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あまり難しく考えない方が良いです。 人間関係が定かで無くなった現在、一番無難なのは、 「有難う」「有難う御座いました」で充分。 第一、相手はそんな事に頓着しているヒマなんて無い。
- mai_mai8
- ベストアンサー率30% (227/745)
「ご苦労様」は相手の行為に対して「ねぎらう」言葉です。 「ねぎらう」のは同等あるいは目下の人に対して言う言葉です。「です」や「でございます」などをつければ丁寧にはなりますが、同じです。 その意味では「お疲れ様」もほぼ同じです。ただし、会社の同僚など共同で作業した場合には、他に適当な言葉もなかなか無いので上司や先輩であっても慣例として使うことが多いですよね。 その場合も、例えば、上司の仕事に同行した場合などで、はっきり上下関係の差がある場合は 「ありがとうございました。勉強させていただきました。」 でしょう。 あきらかに目上の人に対しては「ねぎらう」ことがそもそもありえません。目上の人の行為に対しては「お礼」を言うものです。 今回の場合は宅配業者や配達人に客の側が「ご苦労様でした」は普通に使うものだと思います。まったく失礼ではありません。 逆に、荷物を持ち込んだ客に対しては、業者は「ご苦労様でした」とは言いませんよね。 「ありがとうございました」ですよね。
お礼
なるほど・・・。説明を読ませていただいて、普通に使うという感覚にも納得がいきました。
- nik670
- ベストアンサー率20% (1484/7147)
皆さんが答えているようにご苦労様は社会通念上 目上が目下にいう言葉!として使われています。 俺もNo10さんの回答が正解のような気がしま すがお疲れ様と言った方がぜったいに当たり障り はないですよ。
- junbell
- ベストアンサー率35% (208/587)
確かに「ご苦労様」と「お疲れさま」では、「職場内での役職の上下関係」を感じてしまいますね。 宅配便の方に「ご苦労様」というのは、間違いとまでは言えないと思いますが、、、、。 サービス業関係の方には「お世話様でした」と言うことが多いです。もっと手間を掛けたときは「お手数をかけました」ということもあります。日本語には多様な表現がありますから、なるべく豊かな使い方をしたいと思っています。 反対に「サービス業相手だとやたらに横柄になる人」がいますが、傍から見ていても不愉快ですよね。「その場面での役割の違い」でしかないのに、まるで違う階級の人間のように振る舞う人を見ると「かわいそうな人だなあ」と思ってしまいます。
お礼
お世話様でした=お世話をおかけしました。 ご苦労様でした=ご苦労をおかけしました。 込める意味はほぼ同義、もしくは類似していると思います。 それから仰る通り横柄に何かをいうことだけはしたくないですよね。同意します。
- theodore
- ベストアンサー率44% (45/102)
No.6の方に同意です。 「ご苦労様」が意味合い的に目上から目下への言葉であるという解釈は一般化していると思いますし、私も同意見です。 であれば、宅配業者と受取人の関係は「商売人」と「客」ですから、sorasora178さんが例としてあげていらっしゃる小説のように、受取人が高校生であっても「ご苦労様です」で失礼にはあたらないと思います。 逆に「お疲れ様です」という言葉は慣習的に「仲間内」に使うものだと私は思っていますので、お客が配達の人にその言葉を使うのは、ちょっとなれなれしいと感じます。 ここからは視点を変えたお答えになります。 日常会話というのは、その言葉を交わす者同士のコミュニケーションですよね。世の中の人みんなが言葉の表す上下関係を国語学的に正確に解釈しているとは限りません。例え理屈上では失礼に当たらない言葉であっても、言われた方が「『ご苦労様です』なんて、下に見られたようで、やだな」(実際、立場上は下なわけですが)と思わない人とも限りませんよね。 そうなると、いかに言った方が「正しい解釈」をしていたとしても、コミュニケーションとしては失敗かと。 現実には、無難に「ありがとうございました」で済ませるのが最もスマートかつ親切かもしれませんね。 言葉って難しいですよね。
お礼
お疲れ様ですは確かに仲間、自社内、同業者内などに抵抗なく伝わる挨拶に思えますね。
- ojo5541
- ベストアンサー率21% (14/66)
『目上から目下に使う言葉』ということで皆さん回答されてますね。 私も同じ解釈です。 私の場合は、『お疲れ様です』『ありがとうございました』で対応しています。 子どもが幼稚園時代、今でいうなら「セレブ」なお母様から『ご苦労様です』と声をかけられ、同じ保護者同士で何故???と思ったことがありましたので、それ以後、『ご苦労様です』は使わないようにしています。
- mongori
- ベストアンサー率37% (135/360)
宅配業者と受取人の関係でしたら「ご苦労様です」は問題ないと思います。 私の考えですが、特に商売上の関係などでは、お金のやりとりが発生しますよね。この時立場的には お金を払う方(お客様)>お金をもらう方(サービス業) という関係が成立していると思います。 ですから、お客様に向かってご苦労様というのは失礼に当たると思いますが、今回の場合は問題ないと思います。
お礼
ありがとうございます。 立場の上下を鑑みてご苦労様ですを選択・・・という方法は避けたいですね。 夏の暑い日に重い荷物を持ってきてくださる大変さへの純粋な労いとしてかけるべき言葉を普通に大げさとは無縁に伝えたいと思います。
- simakawa
- ベストアンサー率20% (2834/13884)
確かに本来は目上から目下に使う言葉ではあります.故社内での使用には注意が必要と思います. 目下と思っている訳ではなく,単に配送業者,新聞配達,郵便配達の方々に対し,ご苦労様は決して失礼とは思えません.今までむっとされたことはありません. これらの受けての方々のご意見を是非聞いて見たいです.傍が失礼だと決め付けるものではないと思います.
- morito_55
- ベストアンサー率30% (755/2505)
確かに、目上の人から目下の人に対する言葉が「ご苦労様です」、目下の人から目上の人に対する言葉が「お疲れ様です」ですが、一般的にそこまで気にする人がいるのかなと思います。 「ご苦労様です」も一般的に労いの言葉になっているように思います。 でも中には気にする人もいるかもしれませんの、「お疲れ様です」か「ありがとうございました」で良いのでは。
- kernel_kazzz
- ベストアンサー率29% (895/2993)
一般的に失礼にあたるとされていますね。 #2の方が書かれているのが理由ですが、どうもその根拠は怪しいようです。 元々、主君が家来を労って掛けた言葉が「ご苦労」だったというのがその根拠となっているのですが(時代劇なんかでよく見かけますね)、そういう言葉を掛けていたと証明するものが見つかっていないそうなんです。 日本語学を研究されている方には、目下の者から目上の者に対して使われている例は発見されたのに、一般的に言われるその逆は発見されていない事から、近年、何かがきっかけで後付けされた理由では無いかと考えている方もいらっしゃいます。 とは言え、現実的には大半の方が失礼にあたると考えていますから、使わないのが無難と言えます。
お礼
かなり興味深いコメントをありがとうございました。 根拠がない、慣例となっているのならば、必ずしも失礼であったりまちがいというわけではないのですね。 お礼を言いたいならば無難であることを優先したほうが良さそうです。 しかし本当のところはどうなのかは純粋な興味として知りたいですね。
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お礼
宅配の業者の方を目下と思うつもりはありませんが、 客:業者の方の会話としての「ご苦労様でした」は礼を欠いてはいないわけですね。 また、ご苦労様でしたが目上から目下という定義に基づいているわけではないというご説明、すっきり感がありました。 それが万人に共通かといえばそうではないのが現状でしょうが、 お礼を言うという行為は口調は態度も重要ですよね。 ご苦労様でしたと言うにしろ、ありがとうございましたと言うにしろ、 気持ちよく伝えることこそが重要なんでしょうね。