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「メリット」、「デメリット」という外来語
日本語で言うところの「メリット(利点)」は英語では"advantage"であるべきもので、meritはむしろ「美点」という意味に近いと先だって知りました。 メリット、デメリットという言葉は確かに外来語として確立していますが、私はそれを聞いてから「このまま使っていても大丈夫だろうか?」と、とても違和感を感じるのです。そこで、以下の質問に回答をいただけたらと思います。 (1)ネイティブの方にはmeritでも大丈夫なのでしょうか?(英語のカテゴリーの質問ですが…) (2)もし、日本語で論文など、色々な人に見られる文章を書くときにこの言葉を使ってもよいと思いますか? (3)皆さんはこういった、本来の意味とは異なる外来語に遭遇したときどうしていますか? このうち1つでも感じるところがあれば回答していただけると幸いです。
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(1) 外資系の会社にいたものです。社内の会議などは全部英語で行われるような会社でした。 そこでは、ネィティブの人も含めて、よくmeritも使われていましたよ。ただし、meritはadvantageよりもっと幅広い概念のような気がします。 たとえば、advantageは、「自社のプリンターのアドバンテージは、インク代が安いことだ」とういように、どちらかというと比較優位性、競争優位性などといった概念に近いと思います。 一方meritは、優位性・美点というよりも長所の意味合いが強いように思います。「手書きの挨拶状のメリットは、その人の心が感じられるところだ」というような感じです。こんな場合は、advantageよりmeritが使われるのではないでしょうか。 また、meritには功績・手柄というような意味合いもあります。「今度のシニア・エンジニアへの昇格は、彼らのメリットだけで判断される」といった感じです。賞罰や昇進基準の構成要素ということです。 (2) meritは、テイストをよく考えて使えば問題ないというか、使えることばだと思いますよ。 (3) 外来語は日本語となっているものですし、だいいち、私は問題だと思うものがあまり思いつきません。 #2さんがお書きになっている「ナイーブ」はよく話題になりますが、これは外来語として間違っているというより、そもそもデリケートなどと一部の人が混同しているだけではないかと感じます。これは「鬼気迫る」を「危機迫る」と間違って書く日本人と同じレベルのことではないでしょうか。 とはいえ、ジャパニーズ・イングリッシュやドイツ語やポルトガル語由来のものを英語と信じて使わないように注意しなければならないことは確かでしょうね。通じなければまだいいのですが、誤解されると困りますからね。 私の周りには、TOEIC900点以上というのがゴロゴロいますので、私はよく注意される方です。ということなので、遭遇すれば、「それ、意味合いが違うよ」と、どんどん指摘してあげればいいと思いますよ。
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- toko0503
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こんにちは、英語カテから来ました。(^^) What are the merits of your plan? (あなたの企画の長所は何ですか?) という文が辞書にも載っていますので、あながち 日本語で使ってる意味と全く違うということはないと思われます。 ただ、Judge him on his merits. (功績で彼を判断する) など、メリットは人間にも使うことが可能、と言うのは、 日本語の範疇には無かったかもしれませんね。 論文のメリットの使い方がこの範疇に属する使い方であれば問題ないと思いますよ。 私は、この国際化社会にあって、本来の意味とあまりに違う外来語は、 できるだけ原義を尊重して修正していこうと思っています。 ナイーブ(naive)などは、日本語では、うぶで純真、という肯定的な意味に使われますが、 実際は世間知らずで未熟(ちょっとおばか)、という否定的な意味があります。 こういうのは、外国人には誤解の元にもなりかねないので、 もっと広く一般に原義を理解させていくことが必要かな、と思っています。 参考までに書いてみました。
お礼
meritは長所といった範疇であればつかっても大丈夫なのですね。外来語に関する考え方はとても参考になりました。わたしも本来の意味になるべく忠実であるように言葉を使っていきたいと思います。 回答ありがとうございました
- KRASU
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(1)はわかりませんが… (2)使っても良いでしょう。外来語はあくまで「日本語」ですので、メリット、デメリットもひとつの日本語として確立しています。日本で使う以上日本での意味で使って大丈夫でしょう。 (3)(2)の通りあくまで日本語なので、特にどうもしていません。ただ、英単語でそのようなのがあると覚えるときに間違えたりしますね 笑
お礼
参考になります。回答ありがとうございました。
お礼
とても参考になります。私もネイティブの人やそういった実践的な環境で是非学んでみたいものです。「merit」のテイストを把握して使ってみようと思います。 回答ありがとうございました。