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斜面を下った後の台車の運動について

斜面を下り終えた台車はその後、摩擦が働かなければ等速直線運動をします。 なぜ、力が働いていないのに運動を続けられるのですか。 運動エネルギーが関係しているだろうとは推測できるのですが、どなたか分かりやすく説明していただけませんか。 お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • piricara
  • ベストアンサー率30% (42/140)
回答No.1

「エネルギーは保存される」という法則があります。 また、「慣性の法則」といって、止まっているものは、いつまでも止まっていようとし、動いているものは、いつまでも動いていようとする。という法則があります。 まず、斜面の上に台車を運ぶには、そのエネルギーが必要です。つまり、地球の重力に逆らった運動を行うため、エネルギーを必要とします、このエネルギーは、エンジンから、人力などが考えられます。 この台車を運ぶエネルギーは、台車に蓄えられています。台車に特に変化はありませんが、高さが変化しています。地表にあるものよりも、上空に近いほどエネルギーを蓄えていると考え、このエネルギーを「位置エネルギー」といいます。 位置エネルギーを蓄えた、台車は斜面を転がるにつれて、その速度を増していきます。これは、位置エネルギーが、運動エネルギーに変化していくため、斜面を転がる間は、速度を増していきます。 斜面を転がり終えると、位置エネルギーの変化が無くなるため、運動エネルギーの増加は起こらなくなり、速度の増加はありません。台車が持つ運動エネルギーは、他の何らかのエネルギーに変化しない限り、速度が変化することはありません。 台車は、転がる時に、音を発生させ、コロの摩擦で熱ろ発生しています。(もちろんその他のエネルギー変化もあります)これらのエネルギーは、運動エネルギーに対して、小さいため、いきなり台車が止まることはありませんが、台車が蓄えている運動エネルギーには、限りがあるため(スタート時の位置エネルギーを超えることはありません)、これらのエネルギーに変化するうちに運動エネルギーが消費され、やがて台車は停止します。

gyudonjp
質問者

お礼

分かりやすい説明、有難うございました。

その他の回答 (2)

noname#44630
noname#44630
回答No.3

運動方程式を考えます。      F=ma 今力が働いていないので、左辺=0です。 すると、mは0ではないのでa=0。つまり等速運動 V=at+Vо ですしね。 力がかからない限り運動は変化しないのです。

gyudonjp
質問者

お礼

お礼が遅くなりました。 どうも有り難うございました。

回答No.2

よくあるイメージで。 摩擦なしと仮定して、 (下りの)斜面→(上りの)斜面 だとすると、 (下りの)斜面を下り終えた台車は(上りの)斜面でもとの高さのところまで上る わけですよね(質問者さんのいうエネルギーが位置エネルギーから運動エネルギーに変わっていって、再び位置エネルギーになるわけです)。 (下りの)斜面→水平面→(上りの)斜面 であればどうでしょうか。 下りの)斜面を下り終えた台車は、ある速度になって水平面を走り、(上りの)斜面でもとの高さのところまで上る わけですよね。斜面を下りながら重力に対する位置エネルギーが速度に変わっていったわけですが、水平面に至ると、これに仕事をすることもなくエネルギーを増減させることもないので、そのままの状態が続くわけです。だから、水平面では等速度の運動(等速直線運動)を続けるわけです。 このようなわけで、 (下りの)斜面→水平面 であれば質問者さんがおっしゃるようになるものと思います。力を中心にして逆のいいかたをすると、外部から力が働いていない(重力は抗力とつりあう)ので、水平面では速度がかわらない(加速度がない)ということだと思います。

gyudonjp
質問者

お礼

よく分かる説明なのですが、もう少し自分なりに勉強てみます。お礼が遅くなりすみません。 有難うございました。

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