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太平洋戦争の空襲で焼夷弾が「火の雨」になったのはどうしてですか

太平洋戦争末期の話です。 日本の各地で空襲があり、落ちてくる焼夷弾に火がついて「火の雨」のようになったといわれています。 焼夷弾は落ちてから火がつくもののはずなのに、どうして降下中に火がついたのですか? ちなみに、当時使われた焼夷弾は空中で40個ぐらいに分解されて降ってくるタイプでした。

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  • ToshiJP
  • ベストアンサー率38% (482/1255)
回答No.3

代表的なM47などの焼夷弾は爆撃機から落とされる大型の親爆弾の中に子爆弾がたくさん入っています。爆撃機から投下された親爆弾は空中で炸裂して子爆弾を撒き散らし、その子爆弾が落下してくるわけですが、その長い筒状の子爆弾には1mほどの麻でできたリボンがお尻についていて、それが凧の足のように空中姿勢を保ちます。 親爆弾が子爆弾を分散させる際には「炸裂」するわけですが、このときには親爆弾内の火薬が使われます。そして、よくこの火薬のせいで子爆弾のリボンに火がつくのです。 長いリボンに火がついて、ヒュルヒュルとすさまじい数の子爆弾が落ちてくる様子はさながら火の雨のようであったと形容されているようです。

ivallo
質問者

お礼

なるほど。それだーッ。 やっとわかりました。それで「火の雨」になったわけですか。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • Voyger
  • ベストアンサー率40% (2/5)
回答No.2

当時日本に使用されたE46集束焼夷弾はM69焼夷弾を束にしたものです。M69は一つが長さ50cm、正六角形で直径8cm。19本×2段=38本でE46です。おっしゃるとおり通常一定の高度(1500mくらい)になると分解されるように設定されていましたが、その際布でできたリボンに着火する仕組のようです。地上に落下して行われるのは内部の燃焼剤の噴射。 B29は1機あたりE46を約2秒で36発投下するため、 M69換算で1368発の尾部のリボンが火の尾となって降り注いだようです。実際に当時の写真で無数の焼夷弾が火を尾のように噴いて、雨となって投下された写真があります。

ivallo
質問者

お礼

1機あたりで1368発/2秒か。 数字で示されると実感が湧きますね。計算したことありませんでした。 まさに火の雨だ。 ありがとうございました。

  • Pesuko
  • ベストアンサー率30% (2017/6702)
回答No.1

私が母から聞いている内容では、焼夷弾の中には焼夷カードと呼ぶ紙切れが入っていて、上空で爆発し紙カードが拡散し、爆発により紙に引火、火のついた紙片が降り注いできたそうです。

ivallo
質問者

お礼

えっ、そんなものまで降ったんですか? 降ったのは子焼夷弾だけじゃなかったんですねー。 意外意外。 何にも知りませんでした。

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