三大栄養素の共通点は、エネルギー生産の原料になります。いずれもピルビン酸からアセチルCoAになります。アセチルCoAは、エネルギーが余っていると、β酸化のほぼ逆のルートで脂肪合成に向かいます。
通常は、エネルギー補充のため、アセチルCoAは、TCA回路で代謝され、その過程で発生する水素がミトコンドリアの電子伝達系に渡されて酸化されます。電子伝達系で酸化されている間に、エネルギー源であるATPが生成されます。
以上のように考えると、代謝の鍵(キー)は、アセチルCoAまたはその一つ前のピルビン酸でしょう。
鍵という言葉はあまり使わず、「キー」という言葉をよく耳にします。たとえば、解糖系のキーエンザイム、など。
生化学の要領は、代謝マップを眺めることです。学生時代の授業は、代謝マップを覚えさされました。代謝産物の名称、構造式、酵素命、必要な補酵素などなど、何度も紙に書いて覚えました。
なんせ試験問題は、「アスパラギン酸1モルから生産されるエネルギーは、何カロリーか」という一行だけでした。懐かしい思い出です。
お礼
ご回答ありがとうございます。代謝マップを覚えるのは大変そうですね!カタカナとか英語とか漢字とかが一杯で、あわわ~って感じです。でも、これをすべて覚えたら、感動ですねぇ。がんばります(^^)