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付加帯
付加帯の堆積作用をできるだけ詳しく教えてください。
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- Deerhunter
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回答No.1
かなり専門的な内容になるのでこの場で詳しく解説するのは大変です。また質問が付加体として地表に現れている地質の形成についてなのか、現在付加体として形成しつつある地帯の海底での堆積作用なのか良く分かりません。質問者がある程度知識のある方なら後者と判断できるのですが。 いくつかポイントを挙げると 1)付加体形成部には一般にその上部、つまり島弧の海側に前弧海盆と呼ばれる堆積盆が発達する。 2)チャネルを通じて海溝部にまで陸からの堆積物が供給される(主に乱泥流、チャネルから離れた場所にはコンターカレント堆積物) 3)沈み込む海洋プレートはほぼ海洋性堆積物からなり、海溝に近づくにつれて、陸源の堆積物に埋められる。これは陸源の堆積物と海洋堆積物の堆積速度に大きな差があるため。 4)沈み込みによる圧縮場にあるため、逆断層や地震が頻発し、局所的にはオリストストロームのような地すべり堆積物も見られる。 付加体だからといって特殊な堆積作用があるというわけではなく、いろいろ組み合わさってくるところがポイントと思います。
お礼
大変役に立ちました。ありがとうございます。