> この方法を用いて得られた結果は,論文の材料と方法に載せてもよいものなのでしょうか?
もちろん構いません。その場合は,「Chemical Abstract」等の二次文献や「特許番号」を「引用文献」として記載します。
> それともウソをついて従来の方法を載せておけばよいのでしょうか?
論文(学会発表でもですが)に【ウソ】はいけません。研究者として決してやってはいけない事です。
上記の様に,その特許を「引用文献」として示すと同時に,実際に行った操作を簡単にでも「材料と方法」に記載しておく必要があります。「特許公報」と全く同じ操作をする事は稀でしょうから。
> ちなみにこの特許の実験は,従来のものより効率がよく安価に行えるという利点がありますが,
であれば,「Results and Discussion」部分で,簡単にでもその事に触れられれば良いと思います。
なお,場合によっては,特許申請をした後で,論文として公開されている場合があります。その場合であれば,その論文を引用文献として挙げる方が適切ではあります。
また,その論文を投稿する予定の雑誌の「投稿規定」も熟読されるべきです。雑誌によっては,特許の内容に関しての引用の規定が書かれている場合もありますので。
さらに,雑誌への投稿ではなく,学位論文などであれば,指導教官に相談されるべきです。大抵は上記の通りでしょう。
お礼
非常に詳しい説明,ありがとうございます. 実際のところ,そんな事しちゃだめと言われないかと思って,指導教官には相談できずにいました.(結果が良好だったのでなおさら) > 【ウソ】はいけません。研究者として決してやってはいけない事です。 まさにその通りですね.癖になってしまうと,取り返しのつかないレベルに達するのも早いことでしょう. ゆくゆくは(自力で)論文を投稿しなければならないので,投稿規定を"熟読"しないといけませんね.精進しなければ.