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小学校の本読み

小学校のとき、国語の時間によく「本読み」をした覚えがあります。ただ国語の教科書をひたすら声を出して読みました。宿題とか授業中も。あれはいったいどんな効果があるのでしょうか?

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  • songbook
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回答No.2

「音読」「朗読」のことですね!! この効果、まさに絶大!!「声に出して読みたい日本語」という本がヒットしてしまう昨今。声に出して文を読むということは、いろんな意味で効果があります。 まず、内容解釈。 目で追って読んでいるだけだと、結構うわべだけで読み進めてしまい、全く意味の解釈のないまま通り過ぎてしまうことがあります。しかし、朗読では、意味を自分なりに解釈して読まないと、「ただ音を出すだけ」で終わってしまいます。 では、声に出すだけのような読み方には効果がないかというと、そうとも言えません。「百読すれば、意おのずから通ず」ということわざにもあるように、なんとなく声に出しているだけの音読でも、暗記してしまうほど読み進めるうちに、その文の趣旨などが、自然にわかってくるものです。 昔の寺子屋は、そういう意味では、遠回りのようで大変効果的な教育を行っていたといえます。「読み書きそろばん」。小さな子に漢文や格言、朱子学などを音読させたって、意味がわかるはずがありません。子供にとっては単なるお経です。 しかし音読が身につき、いろいろ学問に目覚めていくうち、その、体に染み込んだ言葉の真理に再び出合うことができる。それが最初からのねらいだったのです。 また、音読、朗読は、自らの表現力を磨く上でも、大変重要な活動であります。 少なくとも私にとっては、自分の読みと、上手な人の読みを比べることによって、ものの言い方や、感情の伝え方、客観的に自分を見ること、そして何よりも、あるときには役者になり、あるときにはナレーターになれる楽しみを覚えました。 ヨーロッパ人が詩を読むとき、まるで歌を歌っているかのような抑揚をつけ、(日本人からは自己陶酔に見えますが)嬉々として読んでいるのを見かけます。日本にも口上があり、詩吟があり、相撲の呼び出しあり、歌会始あり。みんな、声に出して読むことに喜びを覚えているのです。 声に出して日本語を読む活動は、うまくつながると、日本語の美しさや楽しみの獲得への道が待っています。ちょっと違うかもしれないが、最近のヒップポップ系、ラップなどを聞いていても、その境地に達した人たちだな、と感じることがあります。

marinemammals
質問者

お礼

言葉の心理を理解したり、表現力を磨くうえではすごく重要で、「音読」というのはいいことなんだな、ということがわかりました。家で一人で読んでいたら少し恥ずかしい気もしますが、やってみたくなりました。そのようなサークルなど、機会がありましたらぜひ参加してみたいと思います。大変わかりやすく丁寧なご回答ありがとうございました。

その他の回答 (3)

noname#83007
noname#83007
回答No.4

「素読」(そどく)と言います。 食事をするときは、たべものをよくかんで食べたほうが身体にいいように、素読することでその内容を身につけることができると思います。 でも、栄養が不足しないとその効用がわからないように、素読の効用もわかりにくいのだと思います。 講談社現代新書に安達忠夫著『素読のすすめ』という本がありますので、一度読んでみられたらいかがでしょうか。 外国語を修得するにも、素読の基礎がある人は、修得が早かったと言う事例がいくつも上げられています。 それから、日本の文学は音読の文化という点もみのがせないと思います。

参考URL:
http://www.aianet.ne.jp/~marich/yasuoka/sodoku1.html#mokuji
marinemammals
質問者

お礼

「素読のすすめ」読んでみたいと思います。わかりにくいながらも意味があるんですね。ありがとうございました。

noname#118466
noname#118466
回答No.3

No.1の回答に加えて次のようなことも考えられます。 本読みの訓練をつむ事によって、抑揚、スピード、間の取り方を覚えます。すなわち、音程のコントロールがうまく出来ない子供っぽい(幼児的)読み方からだんだん普通の(大人の)読み方へと変化していくわけです。やがて黙読でも意味を理解しながら一定のスピードで読めるようになります。外国語を学ぶ場合もこの方法は有効です。黙読では実際の会話の役に立ちません。

marinemammals
質問者

お礼

実際の会話の訓練になるわけですね。外国語にも有効だとはためになりました。ありがとうございました。

  • nozomi500
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回答No.1

音読をして内容が頭に入るのは、低学年だけだそうです。あるていど成長したら黙読のほうが頭に入る、とか。 「よんでいるぞ」という雰囲気作りになるのと、漢字など音読するとちゃんと発音できないと読めませんから、その自覚(教師もわかる)にもなると思います。黙読していると、いいかげんに読んでもよみすすめたりしますから。

marinemammals
質問者

お礼

音読で内容が覚えられるのは子どもだけですか、やはり。ちょっと悲しいですね。。。ありがとうございました。

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