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同型の血液なら何故輸血可能か?
他人の血液は、免疫の立場から見れば、自己、非自己の区別をすれば完全に非自己になるはず。なのに輸血が可能なのは何故?
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- osiet2007
- ベストアンサー率33% (3/9)
補足ですが、 O型の血液型は、どの血液型にも輸血可能です。ただし、他の血液型からの輸血は一切受けつけません。
- kurif
- ベストアンサー率66% (6/9)
輸血検査の専門家です。(認定輸血検査技師) bonjonさんは「自己、非自己」という言葉を使っているので、免疫学を習っている人だと思いますので、簡単に一言で言います。非自己と認識されないのはそれを拒否する抗体がない場合です。抗体があれば拒否されます。血液型は細かく分類すると何百種類もあります。そのどれかに対して抗体があれば、ABO・Rh以外にその血液型を合わせて輸血します。E(-)とかLe(a-)とかです。これが交差適合試験や不規則抗体スクリーニングという検査になります。
- atching
- ベストアンサー率17% (21/118)
全血液成分の輸血をするときはABOとRh式だけを用いて行っていますが、本当はこれだけでは不十分なのです。他の血球成分にも血液型があるので、それに対する抗体ができてしまいます。従って同じ人からは原則的に複数回輸血はしません。曖昧さをもっているというよりかは、仕方なしに輸血していると考えたほうがいいです。輸血される人にまず最低限何が必要かと言えば、赤血球による酸素/二酸化炭素の運搬があげられるでしょう。ですからとにかく赤血球の型を合わせるのです。また、赤血球は血中に多いわけですから、これが非自己と判断されたら血管が詰まってしまいますね。本当は自分自身の血液を輸血するのが最適なわけです。
お礼
早速のご回答有難う御座いました。過去において、同型の輸血で異常をきたしたことは、なっかたのでしょうか?
直接的な回答にはなりませんが、[#14044]に掲載したアドバイスを再掲します。 =================================== 以下の参考URLサイトから、 (http://sue2400.tripod.co.jp/3.htm) http://sue2400.tripod.co.jp/ABO.htm (ABO型) http://sue2400.tripod.co.jp/rh.htm (Rh) http://sue2400.tripod.co.jp/du.htm (Du) 更に専門的ですが、 http://www3.kmu.ac.jp/~legalmed/lect/blood2.html (法医学講義 血液型 (各論)) 詳しいです。 頻度は、Du型までは記載がないようですが、 http://www1g.mesh.ne.jp/osakabc/kata.htm (大阪府赤十字血液センターから) やさしく説明してます。 ========================================= 上記サイトにあるように血液型の分類はいろいろありますが、赤血球の適合性ではABO型・Rh等が問題になりますが、 臓器移植や骨髄移植では白血球のHLA型等が問題になります。これらはそれぞれの(血液)型を決定するのは表面(?)に付いている糖鎖での区別です。この糖鎖は非自己 (他人)であっても同じ型はあります。従って、これらが 同じであれば非自己という認識はされない(?)。 trick-eyeさんの回答のようにそれ位の「曖昧さ」を持っていると考えられるのではないでしょうか? ご参考まで。
お礼
お答え有難う御座いました。この「曖昧さ」も知っていましたが、血液においてなされるとは、知りませんでした。 サイト感謝します。
- trick-eye
- ベストアンサー率70% (7/10)
免疫の考え方で言えば確かにそのとおりですが、生物には多少の“あいまいさ”を許容するシステムも同時に備わっているのです。でなければ、輸血も骨髄や臓器の移植も成立できません。「生きるか死ぬか」の大問題の時には、その“あいまいさ”がいいように働いて、厳密には自己でないものも受け入れてしまうのです。もちろん、これだって自己のタイプと大きくかけ離れていてはダメなので、適応度が高いタイプのもの同士なら、なんとか折り合いをつける程度のものですが。
お礼
適切な回答有難う御座いました。又の質問にもよろしくお願いします。
お礼
お礼が送れて申し訳ありません よく分かりました。有難う御座いました。