- ベストアンサー
民亊責任、刑事責任、行政上の責任
法律に関しては全くの素人ですが、介護事故に関しての想定できることについて、勉強することになりました。そこで、この民亊責任、刑事責任、行政上の責任について、理解しがたく質問させていただくことになりました。 例としては、特別養護老人ホーム内の介護職員が、他の職員と雑談をしている時に利用者が車椅子から転落し、重症を負った場合の責任の所在です。私としては、介護職員にも管理者にも賠償責任が発生すると思うのですが、法律的用語になるとどうなるのでしょう?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
民事責任・刑事責任・行政責任はそれぞれ別に認定されます。 ご質問のような場合だと、 行政責任として、これは当然介護関係の資格者が管理すべき事象ですので、問題があった場合、介護事業を監督する省庁から業務停止や資格剥奪などの行政処分が下されます。(法令的には介護法等) また刑事責任は、介護を業務として行っていますので通常より強い監督責任が問われ、特に転落する可能性を予見することが出来たかで、注意義務放棄の業務上過失致傷に問われることになります。 これを管轄するのは、検察・警察で、起訴されれば裁判で有罪・無罪が決定します。(刑法の適用) さらに重傷をおった本人やその家族に対して責任を負わなくてはなりません。これは当事者同士の話し合いの解決が基本になりますので民事責任となります。話し合いが決裂した場合は調停や裁判になることもあります。これは民事裁判といい、刑事裁判とは別のもので罪の認定ではなく、どのくらいの補償をするのかを決定するものです(主に民法) 無論程度によってすべてがかかる場合もありますし、どれかひとつだけ適用される場合もあります。
お礼
大変わかりやすい回答をしていただき、本当に有り難うございます! とても参考になりました。