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晶析プロセス
固体の取り扱いを伴うプロセスで、晶析プロセスは、粒径の大きい結晶を液層から分離するのに有効なプロセスだそうですが、その際粒径の大きな結晶が得られるとどのような利点があるのかわからないので教えてください。
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晶析後の固液分離時(大きいスケールの場合、遠心分離機を用いることが多いと思いますが)このとき結晶の粒径が大きいとろ液の抜けが良く、小さいと濾材に目詰まりして抜けが悪くなります。 晶析でせっかく不純物を溶媒中に分離したのに、ろ液の抜けが悪くてWet晶の含液率が高くなると不純物の含量が上がってしまいます。 また遠心分離の所要時間も液の抜けがいい方が短くなります。 実験室レベルではあまり関係ないかもしれませんが、工業的なスケールでは重要です。 これ以外の理由もあるかもしれませんが。
お礼
大変分かりやすく、良く理解することができました。ありがとうございました。