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一分銀

一分銀の裏の「定」の字は何の刻印なんですか?

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noname#24872
noname#24872
回答No.3

No.2さんが回答されているように、「このコインの価値を一分と定める」という幕府の保証印です。 この定印が必要だったのは、江戸時代における貨幣制度が、金貨の貨幣単位である両(分、朱)と、銀貨の貨幣単位である匁の二種類あったことに起因します。 一分金の方に定印が打たれていないのは、基本的に一分金には一分相当の金が含まれているため、改めてコインの価値を保証する必要がなかったからです。例えば、天保一分金の重量は0.75匁(約2.8g)です。このうち約57%が金(1.6g弱)、残りが銀です。 一方、天保一分銀の重量は2.3匁(約8.6g、ほぼ純銀)でした。当時の金銀の交換比率は金一両=銀五十匁でしたから、本当なら一分銀には7匁強の銀が含まれていなくてはなりません。一分銀に含まれる銀の量は、一分金に含まれる金の三分の一程度の価値しかなかったことになります。 したがって一分銀を一分として流通させるためには、幕府の保証印が必要だったのです。

mersess
質問者

お礼

納得がいきました。ありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • koon1600
  • ベストアンサー率51% (200/390)
回答No.2

確証はありませんので、仮説的なものとして考えてください 定とは確定とかのように、~に定める、という意味があります。 丁銀や豆板銀は、その貨幣の重量で貨幣価値を決めていました。つまり固有の価値はなかったのです。 ですが、一分銀は重量にずれがあったとしても「1分」として決められていました。 そのため、「一分と定める」という意味で、定の字が打たれていたのかもしれません。 ただ、一分金には打たれていませんので・・・もしかしたら、銀座において極印・包装を担当した大黒常是が、本物であるという意味で定の字をうったのかも知れません。 もしくは、一分銀が庶民でも多く使うものだったため、丁銀や豆板銀のように重量で決めるものではないということで、「一分に定める」という具合に打ったのかも知れません。 一分金は下層階級に出回りにくかったのでわざわざ打つ必要が無かったのかも知れません。 あくまで、こうではないか?ということですので、あまり真に受けないほうがいいかも知れません

mersess
質問者

お礼

わざわざ仮説までしていただいてありがとうございます。参考にします。

  • 1582
  • ベストアンサー率10% (292/2662)
回答No.1
参考URL:
http://www.bekkoame.ne.jp/i/ge6128/tij.html
mersess
質問者

お礼

ありがとうございます。

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