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中国系の人の名前は音読み、朝鮮系の人はそのまま発音、何故?
野球のWBCというのをやっています。 中国、台湾、韓国及び日本でリーグ戦をやっていますが、名前の読み方がバラバラです。 中国、台湾のチームの選手は無理に音読みし、韓国の選手は母国語で呼んでいます。 また週刊ベースボールでは中国、台湾のチームの選手を母国語読みしていて誰がどの選手か分かりません。 更に違うところでは台湾出身で西武でやっているチャン・ズージャ、シュウ・ミンチェは母国語読みです。 自分が選手なら「母国語読みで呼んでくれ!」と思いますけど・・・。 何故、こんなにバラバラの読み方をしているのでしょうか?
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今、過渡期なのだと思います。 世界的には現地語読みを尊重する呼び方が主流になっています。完全に同じ発音などできようはずはありませんが、なるべく近い読み方に統一する動きですね。それが私のまわり時代の流れです。 すでに社会科の教科書でも(中国や韓国についてだけではなく)"そこそこの"現地音尊重主義になっています。 水上交通で有名なイタリアの都市はヴェネツィアであってベニスではありません。シェークスピアの本から考えると"昔のイギリス人は、彼の地を「ベニス」と呼んだのだなぁ"というのが、ものの考え方の順番というものではないでしょうか。 このことは中国についても例外ではありません。すでに地図帳では、中国の都市名はすべてカタカナ表記です。漢字表記は括弧内にルビのように小文字になっています。カタカナ表記というのは、もちろんチントーチェン(景徳鎮)であってケイトクチンではありません。 また、中国人名もマオツェートン(毛沢東)であって"モウタクトウ"ではありません。ルーシュン(魯迅)もまたロジンとは書かれていませんね。 しかし、おっしゃるとおりテレビはそうなっていませんね。それは#1さんが言及されているとおり相互主義という守旧的な思想に基づいているからです。これにはまだ賛否両論があることから現地音主義に踏み切れないためです。 賛否については字数もありませんので言及を差し控えますが、相互主義には明確かつ大きな欠点が一つあります。 胡錦涛(Hu Jintao)をコキントーと読んでいる限り、日本人は、中国について英語(おそらくフランス語でも同様)で書かれた記事・文章は絶対に読めないだろうということです。英語に堪能な周囲の人に、中国の政治情勢やオリンピック選手一覧などが書かれているTIME誌を見せても、皆"さっぱりわからん"と口を揃えます。日本語音読みを記憶していても何の役にも立たないからです。 オリンピックのTV中継などで、皆薄々感じはじめてはいると思いますけどね。おそらく中国人もARAKAWA Shizukaを見てそう感じていることでしょう。 近い将来、60~80%くらいは現地音読みになると思いますよ、お互いに。 ま、西洋人にも、バーグマンと発音するのかベルイマンと発音するのか、というような同種の悩みはあるようです。
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- azuki24
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韓国・朝鮮人名の日本語読みについては、その昔、在日韓国人が「NHK報道で自分の名前を日本語読みされたのは人格権の侵害だ」とNHKを訴えたことがあったかと思います。最高裁でNHK側が勝訴。 現地音読みが広まったのは、それ以来でしょうか。 国名については「かんこく」「きたちょうせん」と日本語読みですが、これは先方も「イルボン」と読んでいるのでお互い様でしょう。 中国人名に関しては、朝日新聞が最近、主要人物に限って現地音読みを併記するようになりました。 胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席 温家宝(ウェン・チアパオ)首相 など。 たぶん北京語読みでしょうが、カタカナ発音では北京でも通じないと思います。ましてや中国全土で通用するとは思えない。朝日新聞の表記法の変更は、何が目的なのかよく分かりません。 ちなみに、先方は「シャオチュエン・チュンイーラン」(小泉純一郎)などと言っているようです。 あくまで「コイズミ・ジュンイチロウ」と読ませたければ、音の似た全然違う漢字かピンインで表記されることになります。どっちもどっち。
お礼
そういう裁判があったのですか・・・。 金日成をキンニッセイとは今は言わないですね。 名前の場合は「英語表記の発音が基本」とか決めを作って欲しいです。
- mannequincat
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いまも支那と日本はともに漢字を使用しています。しかし韓国は漢字をほぼ廃絶しました。関川夏央によれば、いまや普通の韓国人が確実に書ける漢字は自分の名前くらいだとか。となれば日本人の名前を勝手に読もうにも読むことはできないでしょう。 つまりとくに日本人名の原音を尊重しているわけではないのです。漢字を書くことはおろか韓国流の読み方も失われてしまっては原音に従うしかないというだけのことです。で、二十年前くらいですかね、それに日本が付き合わされることになったのです。迷惑な話です。 全斗煥とチョン・ドゥファンと、私ら古い世代の日本人にとってどっちが覚えやすいかっていったら絶対に前者です。読み方はもちろんゼントカンで、誰でも見た途端に分かる。でもチョン・ドウファンだのペ・ヨンジュンだの、韓国訛りの漢字の読み方じゃあ元の漢字は復元できかねます。私はいまだにペというのがどんな漢字なのか知りません。興味もないので。 いま調べたら裴勇俊のようですね。ハイ・ユウシュン。どっちが覚えやすいですか? >中国、台湾のチームの選手は無理に音読みし 無理に音読みなんかしてませんよ。五万を越える漢字の日本音は大昔から決まっています。ただし、ときどきそういう規範に外れた勝手な読み方がされることがありますね。愚なことです。 >週刊ベースボールでは中国、台湾のチームの選手を母国語読みしていて誰がどの選手か分かりません。 これは古い世代の日本人なら照らし合わせればたいてい分かりますが。ホーチミンを漢字に直せと言われたらまあお手上げかもしれないけれど、胡志明とあれば、すぐこいつと見当はつけるでしょう。 >自分が選手なら「母国語読みで呼んでくれ!」と思います なぜそう思われるのでしょう? きちんと書いてくれたほうがいいという考え方もあります。支那ではコカコーラが可口可楽です。スズキ・イチローを漢字に音写したら私らには咄嗟にはそうと分からないものになってしまいます。しかも、へんてこな字を宛てられたらどうします? 邪馬台国だの倭だの、ろくな字でないのはお分かりになりますね? 鈴木一朗のまま、支那音で読んでもらうほうが穏当じゃありませんか?
お礼
ありがとうございます。
- tachiuo
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相互主義というやつです。韓国では、日本人の名前は、基本的に日本語読み(の韓国語表記)で表記しますが、シナでは、そのような考慮は行っていません。今、野球を見ながら回答を書いていますが、我が阪神タイガースのリン・ウェイツー以外は日本式の読みになっています。また、シナ語の場合は、地域によって発音がまるで異なるので、そもそも、「母国語読み」にあまり意味があるとも思いません。
お礼
ありがとうございます。
お礼
NBAのロケッツの姚明選手がオールスターに出た時、テロップで確か「Yao Ming」と出ていましたが、BSの放送では「ヨウ・メイ」と発音していました。 日本⇔中国の放送ならともかく、日本⇔米⇔中国の全世界放送なのに無理に発音しなくてもいいじゃないと思いました。 英語に堪能な人ですらそんな感じでは一般人には難しいです。 ありがとうございました。