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川とか山ならわかるけど・・・
「東」「映」「合」の漢字の成り立ちってどんなのですか?
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白川静先生の「字通」を参照して説明します。 「東」は仮借文字と言われるものの一種で、別の文字を方位の意味に借用したのです。「東」の元の意味は「ふくろ」の一種ですが、方角の東の意味に流用したのです。恐らく、音が近かったのでしょう。 「映」は形声文字と呼ばれるものの一種です。形声文字では、文字の部品の一方が意味を、他方が音を表します。この場合は「日」が意味で、「央」が音です。 「合」は象形文字で、物の形を表します。もともとは「祝詞(のりと)」を納めた箱である「口」に大きな屋根をかぶせた形です(ここで「口」は物を食べる口ではなく別の字です。この字を認めるのが白川学説の大きな特徴です)。 国同士が交渉して、交渉が成立したらその条約文を入れる意味に使用され、それから合意の意味になりました。