心理学には様々な理論がありますが、古典的な研究の一つに「達成動機」に関する研究があります。簡単にいうと「やる気」の研究です。
bunn415さんが、このようなご質問をされたのは、ご自身が今、「気力」「意志」「意欲」などのコントロールができなくなっている状態ということなのでしょうか?(想像ですが。違っていたらすみません)
さて、この「やる気」に関する研究の知見から、エッセンスのみご紹介いたします。自分がやる気になれない時を想像してみると、多くの場合、
・課題に対する経験や知識不足
・課題の量
・過去の失敗経験
などが要因になっています。課題が自分の能力を超えるものであった場合には、最初から諦めてしまいます(例:(1)1時間で六法全書すべてを暗記しなさい。)。
逆に、課題が簡単なものであっても、あまりにも簡単なものであれば、やる気はおきません(例:ノートに0と1を1日中書きなさい)。
また、これは自己効力感という研究にも関連してきますが、失敗が続くと「やる気」を失います(どうせ、次も失敗だろう。だったら、最初からやらない)。
では、どうすればよいのでしょうか?
(1)最初から、すべてをこなそうとしない。
可能な部分から、まずは無理せずはじめてみる。
(2)「課題の困難さの水準」を自分ができるかどうか、微妙な所に設定する。
(3)設定した課題が、自分にとって簡単になってきたら、水準を少しだけ上げる
(4)課題をクリアできた自分を誉めてあげる。
上記を繰り返し、成功経験を積んでいくと、次に出くわした他の課題に対しても「自分は次もできるだろう!」という成功予期を持つことができるようになります。
まずは、小さなことからコツコツとですよ!