平安時代の美人像ですが、あれは誇張されていると思いますよ。実際は黒田清子さんのような顔だと思います。
さて、何故変わったのかと申しますと明治維新以降の西洋至上主義の影響と欧米の美人コンテストの影響と思われます。
江戸時代までの格好良い体型はご存知でしょうか?実は相撲取りの体型であるあんこ型です。これは丹田をよく鍛えた体型で、体力、力など総合的に優れていました。ですが、西洋式の軍隊を作るには不具合だったのです。最大の理由が制服が似合わないでした。そこで政府主導で理想の体型とされたのが逆三角形の体型だったのです。
女性が体型を気にするようになったのはこの戦後です。戦時中にモンペという形で洋服構造の服が全国に普及(モンペというと田舎臭いというイメージがあるかもしれませんが、戦前の女性は着物の和装で野良仕事やお出かけをしていました。そこにズボン形状のモンペが政府主導で登場したのです。この画期的なデザインは瞬く間に全国に拡がりました)したのです。そして戦後の洋裁学校ブームにより洋服が定着しました。さて、この洋服には重大な欠陥があります。従来の日本人体型と顔にはすこぶる似合わないのです。そこで衣類メーカーはファッション誌を供給してダイエットやら欧米人はこんなに格好良いと情報を流し、美人像を欧米スタイルにしていったのです。(ちなみに欧米の中年女性はかなり太っている人が多いです。無論ウェスト100以上)
日本人男性が好む女性って本当に欧米美人かどうか疑問ですよ。ポチャ好きって多いし、アニメや萌え系キャラはよく見ると下膨れした顔です。