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世界の始まり(人類のはじまり)
人類の始まりといっても生物学的見解ではなく、あくまでも神話の中でのことです。 私は現在古事記や日本書紀に興味を持ち始め、古事記を読み始めたばかりです。 しかし同時に他国の神話を少し読んでみたところ、内容は違っていても起源が同じような設定のものが多いなと思いました。 古事記ではあくまでも日本での起源だと思いますが、世界中の神話とこの日本の神話にはなにかリンクする部分があるのでしょうか? こ分野に関しては趣味の範囲でのずぶの素人なので 質問の意味も理解していただけるか不安なのですが、 とにかく一番気になることは、神話とは事実なのか? 何のために存在するのか?また古事記でははじめの方は明らかに神話的なのに途中から妙に現実感が出てきているような気もします。 なんでもかまいませんので神話について詳しいかた、 どんなことでもかまいませんのでお返事ください。
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まず、神話と原始宗教は深い関係にあると思います。 人って、自分の力が及ばないようなもの、分からないものを恐れたり、敬ったりしますよね。昔の人たちにとっても、太陽だとか雷だとかはすごく不思議な存在だったと思います。だからこそ、神として恐れ、敬い、守護を望んだのだと思います。 雷が落ちれば神の怒りだと思い、作物が育てば神の恵みだと思い…こうして、ありとあらゆるものに神が宿ると考えたのが、宗教の始まりだと思います。そうすると、たくさん神が存在しますよね。それぞれの神がどういう力をもっていて、どういう関係にあるかを体系化したのが神話です。自然現象などは世界共通のものが多いですから、おのずと登場する神も似てくるわけです。 やがて人は「なぜ世界はできたのか」「なぜ人はいるのか」を考えるようになります。現代科学ができたのは、神話が体系化されるずっと後のことですし、科学で解明できないこともいっぱいありますから、昔の人は「世界は神がつくった」「人は神の子孫だ」と考えました。 そのうちに、歴史を編纂しようと考える人も出てきます。例えば、国の支配者が自分たちの立場を正当化するために、歴史書を書こうとする場合もあります。「神の子孫だから、この国を治める正当な権利がある」ことを示すために書かれる歴史書もあります。こういう文献では、当時の状況からさかのぼっていくわけですから、始めは神話的であっても途中から妙に現実的になります。 今、私たちが知ることができる神話は、こういう文献を基礎にしていることも多いです。 神話はもちろん真実かどうかはわかりませんが、人々はある程度の筋が通っていれば納得しました。現代科学ができたのは、神話が体系化されるずっと後のことですし、科学で解明できないこともいっぱいあります。そういうものは神と結びつけることで納得することができたのです。 実際、「生命はどこからきたか」という問題は、今でも解明できていないし、「人間は神がつくった」と信じている人は世界中に相当います。 もちろん、上に書いた話が全ての神話にあてはまるわけではないですが、少しでも参考になれば幸いです。
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- biwako1215
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どこの民族でも神話があります。 自分たちはどこから来たのか、考えるのです。 しかし、それはなかなかわかりません。 そこで、神話が登場します。 超自然の存在、神の登場です。 神話は事実の部分と想像の部分が混じり合っています。 民族は違っても、天地創造から始まっているものが 多いですね。始まりを知りたいのです。
お礼
神話はやはり事実と創造の部分が混じり合っているのですね。それもそうですよね、、、。 >>民族は違っても、天地創造から始まっているものが多いですね。始まりを知りたいのです 始まりを知りたいというのは人間の本能なのでしょうか。 でも、多分本当のことを知ろうとしたら生物学(?)などで解明できるのでしょうけど、そうではないんですよね、、、。 神話の世界はとても魅力を感じます。 文面もとても簡潔で分かりやすく、 回答ありがとうございました。
お礼
これは簡単には理解するのは難しい問題のようですね。 ただ単に神話だけを理解するのではなく、当時の風土や神への信仰、原始宗教などもあわせて勉強していく必要がありそうですね。 いろいろと参考になりました。 今後神話をもっと広い視野でみていきたいと思いました。 回答ありがとうございました。