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日本の暦と西暦をマッチングしたのは、どこの誰?どうやって?
歴史物小説を読んでいて、ふと思いました。 西暦(BC500,AD 1300など) と、日本の暦(元禄XX年、大化XXX年など)とを、マッチングさせた人はだれでしょうか? その人は、いつの人で、何をしていた人でしょうか? また、どうやって、マッチングさせたのでしょうか? 各元号の年数を勘定して、西暦を順番にならべたのでしょうか? どなたか、教えてください。
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詳しくは知りませんが、小川清彦氏が干支から、次に内田正男氏が日本書紀から「日本暦日原典」を、次に加唐興一郎氏が「日本陰陽暦日対照表」を出版されています。 ただ今のカレンダーは数字式のため、上記のケースも干支や天文暦数から和暦と対照したものですから、厳密に言えば不明の部分も有ります。 其の部分は方位から検証する必要が有ります。 と言うのは、日本で行われて来た天皇の一代一宮の遷宮も、古墳の築造も太陽の日の出入りと言う不変の暦に対して、方位で時空を区切って見ていたからです。
- haraomushi
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#2です。 補足。 元号そのものは、「大宝」(大宝律令のあれ)から実在していたはずですが、 実際に一般人がつかうようになったのが、歴史として新しい、という意味です。 「カレンダー」というのも、何のためにあるか、ということであるなしが決まりますが、 旧暦だと、月の満ち欠けが規準ですから、 「今日は何日だ」というのは、カレンダーをみなくても空を見ればわかります。(時間的なものもありますが) 「盆踊り」は旧暦7月15日だから、必ず満月。 「七夕」は、旧暦では必ず上弦。 大晦日~元旦は、新月だから、真っ暗ななかで除夜の鐘を聞き、京都では「おけらまいり」がある…。 あと「六曜」というカレンダー(大安とか仏滅とかのあるやつ)は、三国志の時代に、戦争で攻撃のタイミングを占いするのに使われたものです。これはカレンダーみないとわかりませんね。(ちなみに、仏教とは関係なし)
- haraomushi
- ベストアンサー率13% (11/84)
そもそも、歴史的に「元号」というのは、そんなに使われていません。(硬式に使われたのは明治以後。) ほとんどは干支であって、多くの記録は干支が中心です。 「天明の飢饉」とか「享保の改革」とかいう言い方では使われますが、庶民が「享保何年…」という年号を使っていたわけでありません。 なお、「大化の改新」というのは後世の創作だというのが有力です。(ただの蘇我氏暗殺事件であって「大化」という元号が使われたという記録は木簡にも石碑にも残っていない) 京都で大事件があると、その度に年号が変わったりしましたから、(京都の歴史で大きな震災はすべて「○○元年」に記録されています)江戸や鎌倉の人がいちいち「今日から年号がかわったんだよ」という認識が生まれません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうなんですか、元号っていうのは最近なんですね。 よく考えてみたら、今はテレビがあるからアナウンスできるものの、昔じゃできるわけないですよね。 干支が中心ということは、昔は干支だけ書かれたカレンダーのようなものがあったのでしょうか・・・
- liar_adan
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誰でしょうね? わかりません。 ただ、想像するほど難しい作業ではないです。 というのは、十干十二支(干支:えと)があるからです。 十干を組み合わせた干支は、60年に一度しか同じ名前になりません。 そして、多くの歴史書では、年号と干支を組み合わせて表記されています。 たとえば、『吾妻鏡』では「治承四年 庚子(かのえね)」 のように記されています。 年号をいちいち確認するのは困難でも、 干支を換算するのは容易です。 60年に一度しかない歴なので、前後の関係がわかっていれば、取り違えることはありえません。 「戊辰戦争」は戊辰(つちのえたつ)の年の戦争で、 「19世紀中頃の戊辰だから、1868年だな…」 とわかるわけです。 日本では年号より先、6~7世紀から使われていたそうです。 ただ、年を取り違えることはありまえんが、 日単位ではちょっと難しくなります。 明治になって太陽暦が取り入れられたときに、 年末年始が少しずれました。 これは計算をしないと、西歴日付との正確な対応は出てきません。 現在でも多少の混乱があるようです。 (西暦でも、1579年にグレゴリオ暦が採用されるなど、変化があります)
お礼
ご回答ありがとうございます。 十干十二支が日常的に使われていたとは知りませんでした。 そういえば時間も干支で言われてたんでしたっけ?
お礼
なるほど、昔の人がどうやって時を感じていたのか、想像すると、ロマンを感じますね。 ありがとうございました。