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持分変動によるみなし売却益とは、どのような利益ですか?
ソフトバンクでは、持分適用関連会社のSBIホールディングスが 発行した、円建転換社債型新株予約権付社債で、新株予約権の 大量行使があり、持分変動によるみなし売却益を計上しています。 なぜ、売却益が計上できるのですか? 要は、株数が増えてソフトバンクの持ち株比率が下がっている だけなのに、なぜ、利益が増えるのですか? 仕訳で考えても、借方にどのような勘定科目が該当するのか わかりません・・・「???/みなし売却益」 ご回答の程、宜しくお願い申し上げます。
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詳しくは「連結財務諸表における資本連結手続きに関する実務指針」の47項-49項に規定されていますが、時価発行増資等に伴い持分比率が低下した場合、一旦、各々の持分比率にて引き受け、それを売却したものとして処理するとなっています。 例えば、時価発行増資等が1株当り純資産より低い価格で行われた場合、結果として持株比率は下がるけれども、親会社持分が増加する場合があります。簡略化した数字と仕訳で示せば以下のとおりになると思います。 割付がうまくいかず、わかりにくいかもしれませんが。株価が将来の超過収益力により高額になっている会社においてはよくありうるケースなんでしょうね。 行使前 行使 行使後 資本金 1,000 500 1500 剰余金 1,000 1000 計 2,000 500 2500 発行株数 100 10 110 @ 20 50 23 親会社の持分 80% 73% 1,600 1,818 少数株主持分 20% 27% 400 682 (仕訳) 資本金 500 子会社株式 400 少数株主持分 100 子会社株式 400 少数株主持分 182 持分変動損益 218
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- Anton0929
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株とついていない数字は、金額です。円でも千円でもいいですので、適当につけてみてください。 親会社の持ち分は、当初発行済み株式数100株×80%=80株です。 増資は、@50×10株=500としています。株数ではなく、金額です。 増資後持ち分は、80株/(100株+10株)=72.7%です。
お礼
やっと理解できました! ありがとうございます!!
- Anton0929
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説例の補足です。資本の部の合計が2,000とし、発行済み株式数が100株である会社の持分を80%所有しているとします。この場合、一株当り純資産は200、親会社持分は1,600となります。この会社に対し、一株50で10株の行使があったとします。この際には、従来の持分比率で引き受けたと仮定することから、連結上は、親会社でいったん取得の仕訳が発生したと仮定し、以下の仕訳を行います。 (借方)資本金 500 (貸方)子会社株式 400 注1 (貸方)少数株主持分 100 注1 増資額 500×80% これを、売却したとみなすことから、次に以下の仕訳を起こします。 (借方)子会社株式 400 (貸方)少数株主持分 182 (2500×7.28%) (貸方)持分変動損益 218 (2,500×72.72%-1,600)
補足
ご丁寧な仕訳の解説、ありがとうございました。 1つ不明な点があります。 親会社の持分が1600株から1818株に増加しておりますが なぜ、218株増えるのでしょう? もし、従来の持分比率で引き受けたのなら、 親会社:500株×80%=400株 少数株主:500株×20%=100株 となり、新しい持分は 親会社:2000株 少数株主:500株 となるのではないでしょうか? また、持分比率が、親会社で73%、少数株主で27% となっておりますが、この数値の計算根拠がわかりません。 この点もご回答頂ければ幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 仕訳の金額が理解できませんでしたが、 売却したものとして処理するという規定があったんですね。