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「思います」と「思っています」
日本語を勉強している外国人に説明を求められて、回答に困ってしまっている質問があります。 「私は彼は知らないと思います。」とは言えるのに、主語を入れ替えたケースで、「彼は私は知らないと思います。」とは言わずに、「彼は私は知らないと思っています。」なるのはなぜかという質問です。 「私」が主語の場合は「私は彼は知らないと思っています。」でも標準語として成り立ちますが、ニュアンスは多少変わります。確かに主語が「彼」の場合は「彼は思っています。」の方が自然で、「彼は思います。」というと英語を習いたての学生が文法に忠実に和訳した不自然な日本語に似た印象を受けます。にもかかわらずそれが「なぜ?」と質問されると、返事に困ってしまった次第です。 どなたか上手に説明する知恵を授けていただけないでしょうか?
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「彼は、私は知らないと、思います。」 なぜ、こうならないかということですね? 「思います」はおもいっきり現在形ですよね。あなたは今この瞬間、彼が思っていることが分かりますか? わからないでしょ。 一方、「私」の場合ならわかりますよね。 また「思っています」の判断の基準は過去にあります。 以前「彼」が「思っていた」事は、現在でもそう「思っている」と予測できるから使うのです。 「私」が主語の場合も、「思っています」ならば過去からずっとそう思っているニュアンスが出ます。 これは「思います」ではでないニュアンスです。 過去と考えが変わった時に、「~と思っています」とは使えないでしょ。 あえて使うならば、「”今”は~と思っています」と現在(といっても至近の過去ですが)を強調しなければなりません。 「思います」は現在形、「思っています」は現在完了形ということですね。
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- shigure136
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「私は彼は知らないと思います」は、「私は思います。彼は知らないと」と書き換えるとよく分かりますが、「彼は(そのことを)知らないんだと、私は思っているのです」 ところが、「彼は私は知らないと思います」は、同様に「彼は思います。私は知らないと」と書き換えられますが、ここで伝わってくる意味合いは前述のものとは異なります。 「彼はきっと思うでしょうね。私は知らないと」と推測の意味合いが出てきます。それは、彼が心の中でどのように思っているのかが、他人には分からないからなのです。「彼は思います」は、「きっと彼はそう思うでしょう」「きっと彼はそう思っています」という意味合いが強くなるのです。 そこで、彼が確実にそう思うことを表現するために「思っている」という【現在の状態を表す言葉】が登場するわけです。 「彼は私が知らないと思っています」という表現は、彼の心の今の状態を正確に表現する、すなわち、今この時点で彼は「私がそのことを知らない」と思っているということを表現できます。
- hakobulu
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「思います」というのは【(「思います」と言った瞬間の)今現在の気持ち】でしょう。 「【彼は】私は知らないと[思います。]」 という文が不自然に聞こえるのは、 『今この瞬間の彼の気持ちを断定することは、彼以外の他人にはできないから』 ということでしょう。
- asato_ai
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こんばんは。 私の解釈ですが ・「彼は私は知らないと思います。」 「彼を知っていますか」という聞かれた質問へ「今の質問で考えてみましたが彼のことをは私知らないと思います」という意味の回答 ・「彼は私は知らないと思っています。」 「彼を知っていますか」という質問に「今の質問で考えてみましたが以前からずっと彼のことをは私知らないと思っています。」 という意味ではないでしょうか? 回答になってます(・・?
- lamiagioia
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「思います」は、今現在、かつ、その場で、「思う」という現象が生じたことを 意味します。(現場で、目の前で、ですね) それに対して、「思っています」は、「思う」状態が継続していることを意味します。 こ場合は、その場にいない彼が、かつて「思った」あるいは「思っていた」ことを 手がかりとして、現時点での彼も「思う」状態が計測しているだろうと推測して 言うことになるので、「思っている」という表現になると思います。