- ベストアンサー
心臓疾患にβ作用薬は効果無し?
今、薬理学を勉強しています。 冠動脈に対してβ受容体は「拡張」とあるので、 β作動薬を使えば狭心症の際など冠動脈が拡がり 血流が改善されると思うのですが、違うのでしょうか? 治療薬としてはβ遮断薬が使われるようですが・・ 主に心疾患に対しては遮断薬が使用されることが 多いようですが、何故作動薬は使用されないのでしょう? 基本的なことで申し訳ありませんが、どなたか 教えて下さい。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/Research/Laboratory/chem_pharm/mhiramt/EText/Pharmacol/Pharm-II02-2.html ドパミンは、特に良く利用する薬剤ですが、主作用はβ作用です。また、気管支拡張の作用も強いイソプレナリンも急性心不全等に利用します。 純粋にβ1とかβ2だけに作用し、しかも投与しやすく、安定しているものや、代謝に時間がかかるものは薬物として安全性の高いものが無いので、使えないだけではないでしょうか。 ちなみに、ドパミンは点滴でその速さを調節すると、作用する程度をサジ加減できるほど代謝が早いのですが、その分、安全に投与できます。
その他の回答 (1)
- 0000abc
- ベストアンサー率13% (3/22)
慢性心不全に関して回答しますが下の参考URLでもあるとおりβ作動薬は心収縮力増大作用があります。もし心筋梗塞等で心臓が弱っているときにそんなものを投与したらタダでさえ痛んでいるのに更に傷害が強くなってしまいます。というのが理論上考えられますが実際には大規模スタディの結果、遮断薬のほうが寿命が延びるという結果が出たからです。(それ以前の教科書には作動薬を使うという記述があります)
お礼
心臓の拍出量、心拍数が増加することは 勉強しましたが、やはりそれで心臓が 弱ってしまうのですね。 回答、ありがとうございました。
お礼
薬剤によっては、心不全にも使用されることが あるのですね。 回答、ありがとうございました。