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周期表上の人工元素

高1男子です。 周期表を見て気になったのですが、 人工元素は天然元素と同じように、原子番号と原子量を添えてはっきりと記載されていますが、衝突させて数秒しか持たない上、物性も使い道もろくに分からない元素をわざわざ周期表に載せる必要はあるのでしょうか? どなたかご存知の方、よろしくお願いします。

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回答No.4

 ロシアの科学者,メンデレーエフ氏が作成した周期表には, 未記載のスペース(未発見の元素)がありました.  そこには「エカ」(似たもの)という表現を用いて 将来発見されるであろう元素のことを記載しています.  つまり,「周期表」は「理論の表」として始まった歴史を持ちます.  したがって,有用性/無用性に関係なく,その原子番号に相当する 元素が発見/作成された場合には,そこの部分(原子番号)が 埋められます.  化学的/物理的性質や有用性は後世の人が調べてくれるでしょう.  (現に,周期表に載っている元素で, 「いまのところ何の役にもたたない」元素は沢山あります)  原子核が陽子と中性子の組み合わせでできている以上, 理論的には111でも1111でも,原子を考えることはできます.  ただ,地球上で(あるいは宇宙のどこかで),観測できるほどの寿命を持っていないだけです.  それらも,もしかしたら1万年の後には周期表に のっているかもしれません.  (今は103だけを覚えるだけですむので,幸せですね)

noname#109073
質問者

お礼

なんだか、周期表でしか見たことが無い物質がこれからどんな使い方をされるのか、楽しみになります。 良く考えてみると、場合によっては原子殻がK~Zまである元素が見つかるかもしれませんね(極端 将来の周期表も大いに気になります。 ありがとうございました。

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noname#62864
noname#62864
回答No.3

人工元素というのはいずれも不安定なものです。 そのために、それらに関しては他の安定な元素の場合とは異なり、「代表的な同位体の原子量」が記されています。 すなわち、そうすることによってその原子核の中性子数まで特定されます。原子核が崩壊するときには何種類かのパターンがあり、それによって陽子や中性子の数の増減が規定されます。 したがって、原子番号だけではなく原子量まで知ることができれば、それがどのような原子核に変化しうるかが説明できることになります。 大げさに言えば、それらのことを知ることによって、地球上や宇宙に存在する原子の起源にまで思いを巡らせることができます。 したがって、新元素ができて珍しいというだけではなく、科学的な意義も大きいということになります。 こういったことは、化学よりも物理の問題になりますが、小生はそれには不案内なため、誤りもあるかもしれません。

noname#109073
質問者

お礼

なるほど!原子核の性質まで考えることが出来るとは以外でした。 勉強になりました。ありがとうございました。

  • Ichitsubo
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回答No.2

テクネチウムなど、医療に使用されているものもあります。 今現在は物性も使い道も分からなくとも、将来的に分かるかもしれないものの存在はきっちり認めないと行けないと思います。 そもそも、基礎研究といったものは物性も使い道も分からなかろうが行うものであると思います。

noname#109073
質問者

お礼

確かに、使い道があとから出来たというものも少なからずありますね。 ありがとうございました。

  • marimo_cx
  • ベストアンサー率25% (873/3452)
回答No.1

逆に載せない意味はなんでしょう? 作っちゃったものは必ず原子番号は存在し、はまるべき場所にはまるわけですけれど。 平均原子量は確かに無意味なので掲載してもしょうがないですし、掲載できる数値が無い場合もあるかとは思いますけれど。

noname#109073
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 確かに載せるべきではない理由は無いと思いますが、 人間が元素を作れた、という意味以外での存在価値に疑問を抱いたので…。