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朝鮮半島の文字の歴史について

最近、ラジオでハングル講座を勉強し始めました。 そこで、朝鮮半島における文字の歴史に興味を持ちました。 公式文書としては、近代まで漢文が使用されたそうですが、これは、日本もそうでしたので、容易に理解できました。 よくわからないのが、朝鮮語を表記する文字についてです。日本語の万葉仮名やひらがなに相当するものは朝鮮半島ではあったのでしょうか?  1446年、世宗が民衆のために、ハングル使用を公布したということですが、それ以前から、ハングル(あるいはその類)は存在していたのでしょうか? もし、存在していたとしたら、どういう経緯であのような文字が生まれたのでしょうか? 学者が考えた文字だという話を聞いたことがありますが、そうだとすると、やはり、世宗の頃でしょうか。

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noname#20688
noname#20688
回答No.3

朝鮮半島でも「吏読」や「郷札」と呼ばれる仮名のようなものが出来ましたが、次第に廃れてしまいました。というのは 一つに朝鮮語の音が複雑で、日本語のように「吏読」や「郷札」では朝鮮語の音を十分に表せませんでしたし、また、色んな方言が使われていたからです。もう一つは 統一性に欠けていたことです。日本でも昔は漢文が正式な文章とされたのは、現在私たちが使っている仮名の他に、変体仮名といって同じ音を表すにも複数のバリエーションが存在していました。 現在使われている文字の多くは漢字を除けば、ラテンアルファベット、アラビア文字、インド系の文字など ほとんど全てが古代エジプトの象形文字をルーツにしていますが、ハングルは全く独創的に考案された文字です。でも、文字の形は漢字の影響を受けていますし、また、当時モンゴルで使われていたパスパ文字も ヒントになったようです。 朝鮮語でも漢字を混ぜてスタイルがありますが、日本語と大きく違うところは漢字を訓読みしないことです。 韓国では中学で漢字を約1000、そして高校で約1000の漢字を習うそうですが、日常的にはあまり使わないので なかなか身につかないそうです。それで、日本語や中国語を勉強をする段階になって初めて 漢字を本腰で覚えるようですね。

noname#47512
質問者

お礼

大変解り易い回答をどうもありがとうございました。

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  • timeup
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回答No.2

ソウルの真ん中に世宗大王の銅像が有るほど、ありがたがって居ますね・・・今は。 中国の属国の時代が日本が統治するまで続いていたわけですが、漢字は難しいので、文盲を減らすために、世宗大王が作らせたと現地在住中にオハクダンで聞きました。 一時、漢字を追い出そうと・・・10数年前だったと思います・・中学で数年間行なったら、弊害が多いので再度漢字を教えていますが、そのため、全く漢字の分からない世代が出来てしまって、混乱しているそうです。 (小学校で教えていないのかと思いますが・・・以前は二交代制で遣っていたし、学校に行けずに首都ソウルでも、子供がペダルしたり、靴磨きしており、日本よりかなり遅れていると感じました)

noname#47512
質問者

お礼

どうもありがとうございました。

  • tatsumi01
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回答No.1

日本の万葉仮名に似た文字として「吏読」がありました。しかし、現存する資料は日本とは比べ物にならないほど少ないと思います。 吏読が万葉仮名に影響を与えたという説があるようですが、確証はされていないでしょう。 ハングルは画期的な発明だと思います。母音と子音で音節を表すのも画期的ですし、母音の形が調音を表すのも信じられないほどです。なんでそんな発明がされたかは今となっては不明でしょう。 ただ書いておきますと、ハングルは「諺文(オンモン)」と呼ばれ韓国(朝鮮)では蔑まれてきました。ハングル文学なんてほとんどありません。朝鮮半島でハングルの新聞を印刷したのは福沢諭吉です。

noname#47512
質問者

お礼

早速回答を頂きましてありがとうございます。ハングル文学が殆どないとは驚きました。日本とずいぶん違いますね。

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