一般的には福澤諭吉、ソク悪いヤツということになっています。
19世紀末に朝鮮人留学生を授業料免除で大量に受け入れたこと、朝鮮の開化派のために私財を投じて助けたことなどは無視されてほとんど報道されないので、韓国人はそのような事実を知りません。各種マスコミが報道する「悪いヤツ」像が定番の評価として固まっています。
韓国ウィキで見てみましょう。※印は私の勝手なことばです。
最初の <概略紹介> のところで朝鮮と関係ある部分:
・・・朝鮮開化期の思想家(※思想家なの?)ユ・ギルチュン、ユン・チホらの師匠であり、開化派に影響を与えた人物として知られる。・・・
<朝鮮人留学生との関係> という項目のところ:
1882年、朝鮮から留学生が派遣された。この時、右も左もわからないハムギョン南道兵馬節度使、ユン・ウンヨル(ユン・雄烈)の依頼により、ユン・チホが農業学校か技術学校に行こうとしていたのを同志社へ行くように便宜を図った。彼は朝鮮人留学生ユン・ギルチュン、パク・ヨンヒョ、ユン・チホらに会い、討論をし、彼らが帰国した後にも連絡を続け助言をした。また、ユ・ギルチュンに『文字指教(※漢字は不明)』という彼の著書を漢字ハングル混用文で翻訳することを勧めた。
<評価> という項目のところ:
日本では「近代化の父」ととらえられているが(※「近代化の父」?)、韓国と中国では(※中国も?)帝国主義侵略を 強力に主張した(※他の訳語で訳すと、「叫んだ」)脱亜論でよく知られており、帝国主義を正当化する今の日本の右翼のルーツと評価される。彼は甲申政変後の1885年3月16日付日本の『時事新報』社説で、日本の西洋文明と「脱亜」、すなわちアジア脱皮を 強力に主張し(※他の訳語で訳すと、「叫び」)、「中国と朝鮮をクリアーしなければならない」と主張し、その年8月13日付では「朝鮮人民の為にあの国の滅亡を祝う」という見出しの記事を載せた。
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<その他> という項目のところ:
彼は1890年代後半、朝鮮の滅亡を予見した。しかし朝鮮を滅亡させるのが日本だとは予見していなかった。彼によると、朝鮮政府が外国の侵入から自国民を守れず、腐敗した政権と戚族(※王妃に連なる一族 のことと思われる)、無能な官吏らの世襲と不正腐敗政府の滅亡は当然なことであり、遠からぬ朝鮮の滅亡と祝うという討議論説「朝鮮人民の為にその国の滅亡を祝う」(朝鮮人民のために其国の滅亡を賀す)とした。
以上、引用終わり。
日本では一般的に明治維新は肯定的に、良い方に評価されていますが(福島県の人とかは違うかもしれないですが)、韓国では「明治維新」を否定的にとらえる人が大部分です。「明治維新」と言う時、口をへの字に曲げ、にがにがしそうに話します。福澤諭吉も、明治維新も、日本の近代化も韓国人には悪いものです。
悪でなければ善、善でなければ悪。
味方でなければ敵、敵でなければ味方。
と、この世には白か黒、2つしかないと考える韓国人の思考では、福澤は悪です。