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各言語のdimunitiveについて
印欧系諸語には縮小辞(dimunitive)を持つものが多いということを知って、興味を持ちました。わたしが見つけたものを書いておくと、 - 独 / -chen, -len, -el - 蘭 / -tje, -pje, -je - 英 / -kin, -ling, -(l)et - 仏 / -et(te) - 伊 / -ino, -ina, -ini - 西 / -ito, -ita, -illo, -illa - 葡 / -inho, -inha - ラテン / -culus, -cula などです。その他にも、例えばスラブ語族のロシア語にもなんか似たようなあったと思います。そこで質問なのですが、印欧系・非印欧系を問わず、またメジャー・マイナーを問わず、dimunitiveを持つものはありますか? また、これは縮小辞ではない(と思う……)のですが、日本語の「...ちゃん」に当たる表現というのは、朝鮮語・モンゴル語には存在するのでしょうか? では、どうぞよろしくお願いいたします。
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ロシア語の指小形には非常にたくさんのパターンがあります。 名詞の接尾辞だけでも-ик, -ико, -чик, -ок, -ек, -ка, -ко, -ец, -це, -цо, -ице, -ца, -ица, -чек, -чко, -чка, -инка… などなど、30個ほどあります。 しかも、つける接尾辞によって、ニュアンスがかわってきます。 例えば、брат(兄弟)という単語がありますが、братикだと親しみを込めたニュアンス、братецだと物語に出てくるようなニュアンス、братишка, братан, братокは俗っぽい感じ、あるいは粗暴なニュアンスを含むこともあります。日本語にもお兄ちゃん、兄ちゃん、兄貴、兄上、お兄様…などいろいろな呼び方があるように、ロシア語にもそういったバリエーションがあるんですよね。 名前の場合でも同じで、例えば#3さんが挙げられたЕлена(エレーナ)さんだと、Лена(レーナ), Леночка(レーナチカ), Лека(レーカ), Лёля(リョーリャ)だと愛称になってプラスのイメージですが、Ленка(レーンカ)だと卑小形といってマイナスのイメージをもつようになります。 指小形ひとつとっても様々なバリエーションが存在し、さらにニュアンスが異なってくるので難しいですよね。おそらく他の言語にもそのようなニュアンスがあるでしょうから、そういうのも調べると面白いかもしれません。 >ロシア語といえば格が8つあって ちなみに格は6つです。気になったので訂正しておきます。
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ロシア語は特に豊富ですよ。 エレーナの愛称は普通はレーナでもっと親しみを込めるとレーナチカになります。 勿論普通名詞も英語よりはずっと充実しています。
お礼
cartamo88さん、そうですね、ロシア人の名前はもうわけがわかりません。ロシアの小説を読んでいると、ただでさえ父称だのなんだのでややこしいうえに、愛称が一つの名前について大量に存在しているので、必ずこんがらかります。それからロシア語といえば格が8つあって怖ろしいということで有名な言語ですよね。
- mide
- ベストアンサー率44% (333/745)
Diminutive、かと思いますが、参考URLのWikipediaには他にロシア語、チェコ語、トルコ語などが挙げられています。 フィンランド語では -nen があります。ただし縮小辞だけでなく他の意味の接尾辞としても使われます。-ke もありますが、縮小辞として使われるのはごく限られた語です。
お礼
mideさん、仰せの通りです。typoじゃなくて、完全に間違って覚えていましたw どうりで検索にひっかからなかったわけです。しかし、wikipediaは便利ですね…… -nen というのはハッキネンとアホネンとかのネンでしょうか。
- Ryu831
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縮小辞というものを初めて知り、興味深く拝読しました。 詳しくは分かりませんでしたが、例えば名前なら、パンチョ→パンチートのような関係ですよね。 韓国語での回答ですが、「...ちゃん」に当たる表現はありません。 学校などの友人の場合、敬称で呼ばない限りはほとんど名前を呼び捨てします(したがって同級生同士で呼び合う場合は「~さん」「~君」という言い方もありません)。 でも、ただ呼び捨てするのではなく、ご質問の縮小辞のようなものをつけて言います。 例)ペ ヨンジュン→ヨンジュニ(yong jun+i) チェ ジウ→ジウヤ(ji u+ya) 名前にiが付いたり、yaが付いたり、aが付いたりしますが、詳細は省きます。 また、女性から、親しい年上の男性や恋人には「オッパ(お兄ちゃん)」という言い方もよくします。 あとは、「小~」も縮小辞でしょうか? (小猫、子犬、とか) 動物には「セッキ(動物の子)」という単語が主に使われます。 子犬→「ケ(犬)セッキ」 子猫→「コヤンイ(猫)セッキ」 他に、 小鳥→「チャグン(小さい)セ(鳥)」 小熊→「アギ(赤ちゃん)コム(熊)」 子馬→「マン(馬)アジ(幼い)」 少しでもご質問の意図に近いといいのですが。。。
お礼
Ryu831さん、ありがとうございました。 韓国語に「ちゃん」がないとは予想していなかったのでちょっと驚きました。母音ひとつくっつけるだけでも印象が変わるものなのかなあ、面白いです。 「小」はどうなんですかねえ、厳密にどうかはわかりませんが、似てますね。どちらかというと、日本語の「(雪/にゃ)んこ」とか「(赤/さくら)んぼ」とかいう感じの、意味がほとんど薄れたような接尾辞をイメージしていたんですが、考えてみると、「ゆきんこ」は「雪の子」だし、北京語でも年下の人を親しみをこめて呼ぶとき――馬鹿にするときにも使うらしいですが、小(シャオ)ナントカというのをつけるし(儿化音はどうなんだろう?)、印欧系の接尾辞にももとは意味があったらしいし、一緒くたにしていいのかもしれません。ごめんなさい、よくわからないですw それから、日本語でも「小」と「子」と「仔」とよく間違えますが、韓国語でも結構いろいろな種類の「ちいさい」があるんですね。あと、個人的な感想ですが、チャグンセってなんだかかわいらしい語感で好きです。
お礼
訂正どうもです。3以上の数は全部「いっぱい、いっぱい」になってしまって(笑 >しかも、つける接尾辞によって、ニュアンスがかわってきます。 うわーそれは初耳です。詳しくありがとうございます。30個とはまたすごいですね…… 読み方は братик→ブラティク братец→ブラティェチ братишка→ブラティシュカ братан→ブラタン браток→ブラトーク(ブラタク?) のような感じでしょうか? 縮小辞のニュアンスの違いというのは考えてみませんでした。他の言語についても是非調べてみたいと思います。面白いお話ありがとうございました!
補足
しばらく開けていてもいいかなと思ったんですが、とりあえず一旦締め切ることにします。Ryu831さん、mideさん、cartamo88さん、machirdaさん、ご回答ありがとうございました。