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ミュージカル作品について卒業論文を書きます。役に立つ資料が閲覧できる場所は?

今週末に早稲田大学の演劇博物館と、国立美術館付属のフィルムセンターに行きます。 ミュージカルについての資料は映画などに比べると少なく手に入りにくいと思うのですが、他に参考になるような資料を閲覧できるところがあれば教えていただけますか?

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noname#107878
noname#107878
回答No.1

 ミュージカルについてのサイトは意外なほど少ないようですが、書籍としてはこれまでかなり沢山読みました。今蔵書の中に手持ちがないことから、具体的にこの本....とご紹介できないのがもどかしいのですが、いろいろありますから図書館などでお調べください。  また、東京にお住まいでしたら、神田神保町の古本屋街にはこうしたジャンルの古本を扱っているお店がニ三軒ありますからぜひのぞいて見てください。  ミュージカルを語る場合、やはりその原点にあるオペラ、オペレッタ、フォーリーズ、そして、最初は黒人たちが中心となって始め、やがて白人たちがそれを真似たというミーンストレルショーといったものからその発展の様を訪ねて行くということになるのでしょう。  元々はブロードウェイあたりの舞台として発達したものが、やがては映画のひとつのジャンルとして、アメリカならではの華麗なスタイルをあますところなく発揮していったミュージカル。  そして、最盛期といえば、やはりオスカー・ハマーシュタインとリチャード・ロジャーズがコンビを組んで生み出した素晴らしい作品の数々。  舞台そして映画にと大変なロングランを続けながら、それでも興行収益が減らなかったと言われる名作ばかり、これらは絶対に欠かせないものだと思います。むしろ、わたくしなら、このあたりの隆盛期を中心としてその前後を検証してみたい思いがするくらいです。  「王様と私」「回転木馬」「南太平洋」「オクラホマ」などはその代表作ですし、これらの作品を通して見ると、最初の作品では舞台そのままの映画化の姿が見られるものの、やがてロケを導入していく、そうした変遷を見るだけでも、もうそれだけでミュージカルの歴史が分るような気がします。  また、彼らの作品はもちろんのこと、それ以前の作品にも共通するものとして、ただ華麗なだけでなく、その背後に米国民の愛国心やプライドを高揚させるための国策といったものも垣間見える、そんなところにもご注目ください。  また、ミュージカルの作品にはそれぞれ原作がありますが、「ザ・サウンド・オヴ・ミュージック」の原作は映画「菩提樹」と同じであったり、アメリカのメイン州を舞台とした「回転木馬」などは、実はブダペストが舞台として書かれたモリエール(だったかな)の「リリオム」であったり、かの有名な「マイ・フェア・レディ」の原作にしても有名なあの「ピグマリオン」であったりと、その意外性とアレンジの巧みさにもご注目なさるとご考証に厚みが増すことと思います。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/ミュージカル
dreamwell
質問者

お礼

ありがとうございます! 昨日神保町に行って参りました。残念ながら私の探しているミュージカルのパンフレットは見つけることができなかったのですが、演劇関係の本屋さん多いですね!愛国心やプライドを高揚させるための国策、というのは興味深いですね。Wikipediaの記事も大変参考になりました。

dreamwell
質問者

補足

無事に卒論提出いたしました。 ありがとうございました!

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