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日本の博物館・美術館の現状
現在、大学4年で、卒業論文に取り組んでいる最中です。 手に入れたい資料として、 現在の日本の博物館・美術館の現状、課題などが記述されている文献、雑誌、サイトなどを探しています。 見つかるのは平成16年などデータが古いものが多く、資料としては不適切なように思います。 できれば平成20年以降のデータを手に入れたいのですが、ご存知ないでしょうか。 もしご存知の方がいらっしゃればお願い致します。
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補足ありがとうございました。 文部科学省のホームページに『平成20年度「地域と共に歩む博物館育成事業」』『平成21年度「図書館・博物館における地域の知の拠点推進事業」』の報告書があります。また日本博物館協会には『博物館研究』という題目の報告書があります。 私は民間企業に勤務する傍ら大学で教員を務めさせていただき研究分野の関係から文化財の保存と公開の問題にも関わっています。こうした点から申しますと、日本の文化財行政は官よりも民に依存する部分が大きいのが現状です。都内にもサントリー美術館をはじめブリジストン、出光、三井といった施設がありますが個人の所蔵家に源を持つ施設や財団が殆どです。上野の国立博物館、平成館を訪ねますと1階のホールには民間からの助成や援助者(企業を含む)がパネルで掲示されているほどにお粗末としか言いようのない状況です。 かつて「ふるさと創生」として多額の予算が全国に公布され各地に「地元を紹介する目玉施設」として博物館が雨後の筍のように作られましたが、今は見る影すらもない開店休業の施設が増え閉館を余儀なくされる施設も少なくありません。そのため博物館の主役である文化財も補修や復元をされることなく所蔵主に返される少なくありません。更に問題となっているのはこうした「返還された文化財」が所蔵主が死去したりすることで別の人間の手により売買の対象となっていることです。文化財保護法では文化財の売買は禁じられていますが、文部科学省自体が文化財に対する啓発や教育を行ってきたツケがこうした点にも現れている皮肉があります。 もしこうした問題を知りたいのであれば、東京では国立博物館の広報課や文部科学省の広報室に問い合わせてみることも手掛かりとなりうるでしょう。先に挙げた「財団法人 日本博物館協会」はどちらかといえば年寄りのサロン的な団体です。まだ文部科学省の博物館行政や文化財保護に携わる技官の方々の方が誠実に仕事をなさっています。
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- TANUHACHI
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失礼。前回の書き込みに誤記がありました、以下の部分を訂正させていただきます。 (誤)→「文化財保護法では文化財の売買は禁じられていますが、文部科学省自体が文化財に対する啓発や教育を行ってきたツケがこうした点にも現れている皮肉があります。」 (正)→「文化財保護法では文化財の売買は禁じられていますが、文部科学省自体が文化財に対する啓発や教育を怠ってきたツケがこうした点にも現れている皮肉があります。」
- TANUHACHI
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日本の博物館および美術館の現状と一口に言ってもマネジメントの問題やら資料収集と公開の問題などと間口がとても広いことから、一概にはお答えしかねます。今少し具体的な部分をお寄せいただければと存じます。
補足
レスポンスいただき、ありがとうございます。 情報不足で申し訳ありません。 勉強不足で、どの問題、とははっきり申し上げられないのですが 以前、芸術系の講義で 博物館、美術館の利用者が減少していること、財政的に厳しく統廃合が起こっていることを少しだけ耳にしたことがありました。 こういった施設が衰退の危機にあると聞き、詳しく知りたいと思いました。 これはマネジメントの問題になるのでしょうか。 曖昧で申し訳ありません。