No.1です。
間違って「投稿する」ボタンを押してしまいました。
No.1は無視してください。下に最初から書き直しました。
-----------------------------------------------------------
>損益計算は発生主義と現金主義に分類できますが、
損益(費用・損失、及び収益・利益)を、発生したのかどうかで捉えるのか(発生主義)、または、キャッシュ(現金)の支出・収入で捉えるのか(現金主義)、どちらかに分類できるということですね。
>損益計算書は発生主義、キャッシュフロー計算書は現金主義の考え方に基づいて作成されているといっていいのでしょうか。
いいと思います。
逆に、発生した損益を記録したものが損益計算書、受払いしたキャッシュを記録したものがキャッシュ・フロー計算書ということもできます。
つまり損益計算書における発生主義、キャッシュ・フロー計算書における現金主義というのは、選択可能な考え方のうちの1つではなくて、唯一の原則であるべきものなのです。
しかし、「損益計算書は発生主義であるべきだ」、とか「一部現金主義でも認められる」とか、あたかも、どちらでも選択できるかのように言われます。それは、一部の費用・損益について発生したかどうか判定困難なものがある、一方で現金の支払いは客観的な事実に基づいているので明確である、現金の支出=費用の発生とみなすことで実務処理が簡便化される、税務上損金とするには客観的な事実を要求している、など、会計上、合理性にかける理由で現金主義も慣例的に認められてきちゃったことによるものなのです。
>現金主義で作成される貸借対照表もあると思うのですが・・・
ご質問の冒頭にも書かれているとおり、発生主義、現金主義というのは損益計算、つまり何を損益として捉えるかに関する2種類の考え方です。しかし、貸借対照表は損益計算書と完全に対になって作成されるものでもあります。
ということは、損益計算書は発生主義で作成される、⇒貸借対照表は損益計算を発生主義で捉えた結果、作成される、と言ってもいいかもしれません。
逆にいうと、現金主義の損益計算書がないのと同じで、現金主義の貸借対照表もありません。なぜなら、貸借対照表に出てくる、固定資産や借入金の残高、これらを現金主義で捉えると、固定資産は取得の現金支出を伴う、借入金は借り入れた時に現金収入を伴う、つまり取得や借入の時にフローとして捉えられてしまい、ストック(貸借対照表の項目)として捉えられなくなってしまうからです。
もちろん、損益計算書の一部の費用・損失を現金主義で捉えている場合でしたら、その結果として一部現金主義の結果としての貸借対照表ができあがります。
このあたりの会計理論は、会計の基本となるところかもしれませんが、一通り簿記を勉強しないと難しいかもしれません。
上の文章を見る限り、私も相当混乱しているようです。
ところで、賃借対照表ではなく貸借(たいしゃく)対照表ですよ。