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黒アルマイト加工は赤外に有効?
赤外カメラの遮光筒を作成しようと考えています. 可視光の遮光には,一般に黒アルマイト加工が用いられているようなのですが,赤外の場合は黒体だとかえってよく輻射されるのでは? と悩んでいます. 帯域は 3 μm ~ 5 μm を想定しているのですが,黒アルマイト加工をほどこすことは有効でしょうか? 有効だとすると,筒の内側と外側のどちら側にほどこすことが有効でしょうか? 教えて下さい.
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金属の放射率の測定は,その表面を鏡面研磨して行われますが,酸化膜のあるなしで放射率を比較すると,酸化膜があった方が非常に高い数字となります。 アルミニウム,およびアルマイトの放射率は以下のHPをご参照ください。 http://www.fujikura.co.jp/gihou/gihou100/pdf100/100_13.pdf したがって,筒の内側はアルミ鏡面が最強だと思います。 筒の外側に黒アルマイト加工した場合,カメラ,あるいは,遮光筒の熱を放散する効果があるかもしれませんが,実際には,外気よりも温度が高くなることは無いですよね? 金属の放射率についてまとめたホームページがありましたので,ご参考まで。 アルミは実用金属の中では最強です。 http://www.raytekjapan.co.jp/tools/products/view.html?phase=show&id=1014762112&tool_id=14&cat_id=6.4&PubSessID=19cb3d509b3da2740688dd534ba39946&PHPSESSID=publicRaytekJapan
お礼
丁寧に教えてくださり,本当にありがとうございました.おかげさまで,大変助かりました.