制限酵素の謎
(1)ある実験において、2種類の制限酵素を用いてあるDNAを切断しました(AとBとします)。16時間とかなり長く反応時間を与えたため、DNAバンドはゲルの下方に確認され、『これはスター活性が起きた』と判断しました。
(2)後日。
スター活性を恐れた自分は反応時間を10時間以内に抑え、同条件でもう一度制限酵素処理を試みました。結果、前回よりもゲル上方にバンドが確認でき、完全ではないが『スター活性はある程度改善された』と判断しました。
(3)そして昨日。
制限酵素A抜きに、BだけでDNAを切断する反応を時間別に行ないました(1h,3h,6h,9h,16h)。これは『制限酵素Bがスター活性を起し始める』と考えられる反応時間を明らかにするため行ないました。結果、長時間反応させたにも関わらず、どの反応時間でも問題なく切断が行なわれていました。
以上の実験より、自分はこの様に考えています。
・(1)(2)において。2種類の制限酵素を用いたため、グリセロール濃度が上昇した。よってスター活性が起こり易く、反応時間別の影響が大きい。
素人考えですが、自分なりの解釈です。その他に考えられる理由や経験をお持ちの方、ぜひお聞かせください。m(__)M
補足
ええと、課題「DNAを切断するはさみにはどのような分子があるか。その分子はどのようにしてDNAを切断するのか。また人工制限酵素を作る場合、どのような条件が必要か」というものがだされました。ネット検索、文献もそれなりに調べてみたのですが、最後の「条件」がよくわからなくて・・・。わかりにくい質問をしてしまってすみませんでした。参考URLどうもありがとうございました。