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日本文化の現在と未来は?

(1)日本文化の現状をどう考えればよいでしょうか? 敗戦後のアメリカ占領政策もあって、一貫して西欧的アメリカ的な文化に圧倒され、日本固有の文化は衰退の一途をたどっているようにも思いますが、ご意見をお願いします。 (2)日本文化の将来について、どう考えればよいでしょうか? アニメやコミックなど個別分野で細々と生き延びるようには思いますが、もっと総合的な人間生活全般にかかわるような日本文化というものは育ちにくいのかなと感じていますが、ご意見をお願いします。

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回答No.3

>美術と芸術ってどういう関係でしたっけ? 僕の意見ですが、美術は美学に乗っ取ったもので、芸術は新しい創造だと思っています。 >例えば、将来、マンガ・アニメが美術館に展示される可能性があるのかな 充分、あり得ると思いますよ。大学でもそういう学科が設置されたような。政府も日本のアニメなどを押し上げていこうと政策があったような。 >「自国の文化」 自国の文化を追求していけば、岡本太郎さんみたいに縄文まで行ってしまうと思います。弥生からすでに、中国大陸の文化を受けてきたわけですから。しかしやはり、日本の文化は、輸入したものを変化させる特徴があると思います。キリスト教というわけでもないのに、クリスマスを盛大に祝うみたいに、いいとこ取りみたいな。実体は、今現在の日本そのものだと思います。 >「伝統的日本文化」 これも自国の文化と同じだと思いますが、日本の特徴に、島国でマイペースだった歴史があります。自然にも恵まれ、江戸時代だって長かったし、それなりに平和だったと思います。少なくとも、大陸のように、民族同士の戦争もほとんどない。安全な中で、芸術も繊細になっていって、江戸時代の浮世絵みたいに、平面の独特な処理を得意としたと思います。それが現代でいう漫画やアニメだと思うんです。村上隆がスーパーフラットを提唱し、ニューヨークで認められたのも、そういう日本っぽさがあったからだと思います。なので僕は、日本固有の文化は衰退しているとは思いません。 アニメやコミックなど、一般人も見ますが、やはりマニアックなイメージもあるし、人間生活全般とは言えないとも思います。もっと総合的な文化が出てくるとすれば、それこそ本当に芸術だと思いますが、それがわかっていたら、僕も今は有名な芸術家ですよね。(笑)少なくとも、価値観は多様化し、人それぞれ自分のペースにあった、生活スタイルを築き上げていくと思うし、余計に、総合的な文化を築くとなれば、それはよほど普遍的な価値が内包されていると思います。それを創造できれば、ホンモノも芸術家だと僕は思います。

kobarero
質問者

補足

ご回答ありがとうございました。 >村上隆がスーパーフラットを提唱し、ニューヨークで認められたのも、そういう日本っぽさがあったからだと思います。 村上隆は、あまりよくは知らないのですが、「スーパーフラット」というのは、何が「フラット」なのでしょうか? 造形そのものが浮世絵のようにフラットという意味なのか....ヒロポンは立体ですけどね(^^;;、価値観がフラットという意味なのか、あるいは、社会の階層がフラットという意味なのか? >ニューヨークで認められたのも、そういう日本っぽさがあったからだと思います。なので僕は、日本固有の文化は衰退しているとは思いません。 確かにそうかも知れませんね。一方、その日本固有の文化を育てる視点そのものが、欧米化している部分もあって、日本文化を体現している日本人が日本文化を育てているというよりは、欧米化した日本人が日本文化を育てているようなところもあって、ちょっと気持ち悪い感じもあります。 >もっと総合的な文化が出てくるとすれば、それこそ本当に芸術だと思いますが、 そうですね。「総合的な文化」が出てくるかどうかを考えると、日本だけでなく欧米でも必ずしも新しいものは出ていないとも言えるかな?マクドナルドやハリウッド映画は、文化というより文明と言ったほうが良い感じだし。当面日本が強いのは職人芸的なところかなと思っています。海洋堂みたいなところは、アメリカ人には絶対無理な気がします。

その他の回答 (2)

noname#37852
noname#37852
回答No.2

これは美術に関するお話なのでしょうか。 それとも、美術を意識しつつ生活文化全般が気になるということ? なんか議論ぽいので、削除対象にならないかなと思いますが(^^ゞ マンガ・アニメとその雰囲気を持つアートは、あれはあれで日本独特のものがあるだろうし、それが外国(西洋以外にも)の人たちにもウケるということは、何か普遍性があるのでしょう。 欧米とわれわれは言いますが、ヨーロッパとアメリカは文化的に違う部分があるようです。 美術に少し関連づけると、映画は、日本とヨーロッパではわりと支持されても、アメリカでは理解されにくい作品というのがあったり。 よく見ると日本文化もアメリカ文化も変化している部分があると思います。変化していない部分もありますが。 舶来モノを取り入れつつ自国の文化とブレンドして、新しいものが生み出されてゆくのではないでしょうか。 最近、岡本太郎ブームですね。 彼は創造すること、表現することを大事にしていました。 嘆くならば、ご自分で何か考えて創り出していったらどうでしょうか(直接美術作品を創ることに限らず)。 生活に関してはもうそうしている人たちがでてきているみたいですよ。スローフードとかロハスとか、まあこれも舶来モノですが、日本文化も無関係ではありません。 一部の人々の間のブームで終わるかどうかはまだ分かりませんが。

kobarero
質問者

補足

変な質問にご丁寧なご回答いただきありがとうございました。 >それとも、美術を意識しつつ生活文化全般が気になるということ? あーなるほど。確かに「芸術のための芸術」という言葉がありますからね。私としては、美術と生活文化は切っても切れない関係と思っていました。そういえば、美術と芸術ってどういう関係でしたっけ? >なんか議論ぽいので、削除対象にならないかなと思いますが(^^ゞ 削除されるかもしれないのに、ご回答いただき恐縮です。(^_^;; >...何か普遍性があるのでしょう。 江戸時代、ジャポニズムというのがありましたが、あの時代に日本文化(日本美術?日本芸術?)として捕らえられたと同じような意味で、マンガ・アニメを考えていいのかどうか、その辺がよくわからないのです。例えば、将来、マンガ・アニメが美術館に展示される可能性があるのかなど。 >日本とヨーロッパではわりと支持されても、アメリカでは理解されにくい作品.... おもしろいですね。アメリカは単純だから、日本やヨーロッパの複雑な心の機微がわからないのではないかな....なんて言うと怒られるかな。 >舶来モノを取り入れつつ自国の文化とブレンドして、新しいものが生み出されてゆくのではないでしょうか。 「自国の文化」、そうです。これをもう少し具体的に知りたいですね。我々の「自国の文化」って言えるものの実体は何か? >最近、岡本太郎ブームですね。 そうなんですか。それは、結構おどろきです。確かに1980年代までの高度成長時代の日本、そして、米ソ2大陣営の緊迫関係の中では、岡本太郎の熱気はふさわしいと思っていましたが、現在、また復活してきたというのは、意外でした。日本文化というより、もっと広く世界原人文化と見ても良いのではないかと思います。また、小泉さんじゃないけど「中央から地方へ」、あっ、全然関係ない。(^^;; 中央文化から周辺文化への転換という側面もあって、縄文人の復活は、インディアンの復活でもあり、飛躍するとイスラム原理主義ともどこかで繋がったりするかも知れないです。その結果、文明か野蛮か?文明が野蛮を滅ぼしていいのか?という話にもつながるので、すごく面白い分野です。そして、もう一方では、弥生人から連綿と繋がってきた「伝統的日本文化」は今どうなっているの? というのも、すごく知りたいんです。 >スローフードとかロハスとか、まあこれも舶来モノですが、日本文化も無関係ではありません。 「ロハス」という言葉は、初めて知りました。うーん、「ロハス」は、野蛮ではなく、洗練された文明の先端という感じですね。岡本太郎さん、喜ぶかな?「座ることを拒否する椅子」は文明か?それはともかく、「ロハス」という方向は、日本の経済にとってはかなり貢献できる分野でしょうね。経済で世界に大をなせば、自ずと文化も付いてくるという側面はありますから、未来は明るいのかも知れません。トヨタのプリウスがんばれ! です。

  • ipa222
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回答No.1

文化というものは、国民の嗜好や文化意識等の変化に応じて変わるものです。 特に日本は、外国の文化の流入期と、国内熟成期を交互に繰り返しています。 アメリカやヨーロッパから大量に文化が流入する時期は脱していますので、これから熟成してゆくのではないでしょうか? 日本の文化は、非常に軽いものに優位性が発揮されるようです。 日本人に文化を楽しむ心があり続ける限り、それに応じた文化ができてゆくでしょうね。

kobarero
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

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