- ベストアンサー
「~になります」の使い方について
質問です。最近、日本語の正しい使い方について よく議論がなされていますが、私が今まで頻繁に 使っていた用法で「~になります。」と言うものがあります。 例えば、下記の用法で、 ・こちらアイスティーになります。 ・こちらが会議室になります。 ・こちらになります。 これら3つは普段頻繁に耳にしますが、一番上の項目は 恐らく少しおかしいと思うのですが、下二つについては 正しいのかどうかわかりません。使い方に自身を持てない 事もあり、「~になります」と言う表現をなんとなく 敬遠するようになりました。 そこで質問なのですが、「~になります。」の正しい使い方 について教えて頂きたいのです。 上の3つの用法は果たして正しいのか正しくないのか どちらでしょうか? また、私が上で挙げている例文以外に、具体的に文章を提示 していただいて、こういう使い方は、こう言う理由だから 正しい(正しくない)。と言うものがあれば、宜しければ 教えてください。よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「なります」は、状態の変化を表す言葉で、上掲例文は、全て、「~です。」を使います。 ~になりますの正しい使い方は、ヒヨコを指して、「ニワトリになります。」 冗談はさておき、満席の場合、「ただいま満席ですので、お待ちいただくことになりますが...」と使います。 「~になります」使い方を見ていると、『~に相当する』という意味で使っているようです。 ときどき、メニューとは違う器や、トッピングがあったりして、現物との相違が認められる場合があります。その場合、メニューと現物との相違を埋めるために、「こちら(が、メニューにある)アイスティーになります。」と使うことができます。 しかし、最近では、多くの場所で「~になります」という使い方が流行していて、現物との相違を埋めるために使っているのではなく、受け手(聞き手)の心理的な不安を緩和しようという所に、狙いがある様です。 上掲例文において、聞き手は、情報が不足した状態で、不安(不満)な状態にあります。そこで、その不満を埋めるべく情報を与え、相手の心理を満足させるのです。相手の認識状況を変化させるのです。 その状態の変化に合わせ、「~になります。」と使い、現物と認識を一致させるのです。
その他の回答 (5)
- kanpyou
- ベストアンサー率25% (662/2590)
#4です。 メニューの写真と異なる場合、現物とのギャップを埋めるため、「~になります。」という使い方をすると書きましたが、それと類似した使い方として、メニュー通りではあるが、自信のなさの表れとして、そのような使い方をする場合があります。 #1様がご指摘の通り、一種の『謙譲表現』ともいえると思います。
お礼
確かに謙譲表現と捉えるのが一番妥当のようですね。 色々な意見を参考とさせていただいて、相手が知らない (詳しくない)情報を与えると言う使い方が、 一般に「~になります」の使い方のようですね。 その情報を与えている当人も、例えば「ございます」 などの表現と比較すると当該対象物に対して 「責任を完全に持っているか否か」も反映されている ような気もしました。 有難うございました。
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
個人的なイメージとして。 1、「・こちらアイスティーになります。」 元々はファミレスなどで、 複数のお客さんに複数の商品を渡す時に、間違いが無いか確認するための、 マニュアル用語だったんじゃないでしょうか。 「あなたが頼んだので、結果としてここにアイスティーが運ばれてきたということになります。」 という趣旨から要点を抜粋したのでは・・・。 「こちらがアイスティーです」でもいいのでしょうが、 「お客さんが頼んだ」という行為が抜け落ちてしまう為、 何か押し売り的なイメージが醸し出されるのを防ぐ意図もあったのではないか、 などと思ったりしました。(効果の有無は、ここではあえて問わない) 「論理的に確認もしたんだから、責任取ってちゃんと後でお金払ってね」 というニュアンスまで感じてしまう私はひねくれ者・・・? 「ご注文のアイスティーお持ち致しました」 「ご注文のアイスティーです」 などでもいいと思うのですが、 「見ればわかる」とか言われそうだし、 「アイスティーになります」と言われると、 「うーむ、私が注文してから『なる』までには、色々あったんだろうなあ・・・。」 とかいう感慨も深めてもらえそうで得だ、と主張したマニュアル作成担当者もいたように思う。 (ホントかよ?) 結果を現わしているわけだから、「ある状態に達する」という語義や、 「ここを押さえるとこうなります」といった例で証明されるように、 一応正しい使い方とは言えるだろうが、省略部分が多すぎる為、 当初の意図が明確に伝わらない場合もある、という意味で、 正しくないとは言えないが、不適切かも。 2、「・こちらが会議室になります。」 「前と違ったものに変化する」という語義の発展的(?)解釈。 その場面にいくつかの部屋がある場合、「判然としないいくつかの部屋」という認識を、 「会議室という特定の部屋」という認識に変化させることによって、 「会議室」を特定する、という意味・・かな? 3、「・こちらになります。」 2で、対象を省略した言い方。 「こちら(が会議室)になります。」(あちらでも、そちらでもなく) 「こちら(があなたの行くべき方向)になります。」 (真っ直ぐ行くのであれば、右でも左でもなく真っ直ぐという方向を特定している。) 結論。「1はグレー。2,3は正しい」
お礼
>「あなたが頼んだので、結果としてここにアイスティーが運ばれてきたということになります。」 私個人の考え方としてはもう一つの含意として、「(これがあなたの頼んだと思われる(アイスティー)と言う事になります。(がこれで間違いないですよね?)」と言うニュアンスがあるのではないかと皆さんの意見を参考に思いました。 同様によく使われる「~でよろしかったですか。」等も、私自身はそれが宜しいと言う事は重々承知しておりますが、念の為の確認としてさせていただいております。と言う意味が強いかもしれません。 いずれにしてもファミレス用語は特異なものとして切り離す必要があるかも しれませんね。ご回答有難うございます。
- Kunugi110
- ベストアンサー率0% (0/1)
尊敬語と丁寧語の併用表現での「~なります」は正しい使い方です。 たとえば、「お会いになります」「ごらんになります」という表現です。 「お会いになる」(尊敬)+「ます」(丁寧)=「お会いになります」です。 逆に「アイスティーになります」は「なさる」(するの尊敬)+「ます」(丁寧)と捉えると、おかしいですよね……。 いわゆるファミレス言葉だと思います。 「会議室~」「こちら~」にはNo.1さんやNo.2さんのおっしゃるような意味があるのかも知れませんが……。 基本的に使うことに不安を感じれば、丁寧語の「ございます」にしてしまうことを勧めます。 一学生ですが、私見述べさせていただきました。
お礼
文法的な観点から考察していただきありがとうございます。 今までの意見を見ているとやはり、「アイスティーになります」 はファミレス用語みたいですね。 ございますで代用できると言えば代用できるのですが、 どうしても堅苦しさが否めないので私は使いにくいですねぇ(^.^;) 参考にさせていただきます。
「もともと入り口として使うことを意図して作られたものなのに、それを「入り口になります」などと言うのはおかしいのではないか」と感じる人もいるのです。 ただし人によっては、たとえば「(「入り口」というものは本来立派であるべきなのでしょうが、ひとまず我が家では)こちらが入り口になります」というように謙遜<そん>の気持を込めて使う場合もあるので、一概には否定できないのが難しいところです。 はっきりしない言い方で申し訳ありませんが、以上が回答になります。
お礼
「~になります」と言う表現は、本人の意図の有無 によって正しいとも正しくないとも判断される可能 性があるわけですね。 ご回答戴きありがとうございました。
- che_guevara
- ベストアンサー率17% (44/251)
この用法については「乱れている日本語の例」として、やり玉にあげられることが多いですが、 ・こちらアイスティーになります。 あなたは、日本全国・いや全世界で「本物のアイスティー」というものを当然ご存じでしょうが私どもの店では、こんな物をアイスティーと称しております。 ・こちらが会議室になります。 あなたは「大切な客人」をこんな「物置きみたいなところ」に通すのか!とお思いかとは存じますが、弊社ではこれを「会議室」と称しております。 ・こちらになります。 あなたさまが、いったいどのような要求をなされているのか、こちらでは分かりかねますが、私どもでできる精一杯なことは「こちらになります。」 「謙譲語」ですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。「~になります」と言う言葉は へりくだった意味合いがあるのですね! 参考にさせていただきます。
お礼
わかりやすい説明を頂きありがとうございます。 確かに「~になります」のグレーゾーンに使われている単語は その対象になるものの情報が不足していて、その不安を 埋めるために使われている事が多いようですね!納得です。