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税関で預かっている軍票や紙幣のこと

先ごろニュースのカテで質問したのですが残念ながら回答がつきませんでした。 もう終戦から60年にもなるので、歴史のカテでないとお判りの方がいらっしゃらないのかもしれないと思います。ご存知の方がいらしたら、ご教示をお願いします。 先日ローカルニュースで見たのですが、横浜税関で預かったまま保管している軍票や紙幣の虫干しをしたそうです。 税関で預かることになったいきさつなど詳しいことは(私には)なにも判りませんが、外国から返還されたものなどもあるようです。かなりの量でした。 終戦からもう60年ですから、その軍票や紙幣の本来の持ち主の大半はもうこの世にいないか、いてもかなりの高齢だと思います。 遺族や家族が請求して受け取れるものなのでしょうか。その所有権をどうやって証明するんだろうと不思議に思いました。 それから、こういうものを保管するのは、いつまでなのでしょうか。税関の職員さんは、早く持ち主にお返ししたいとおっしゃってましたが、現実としてはかなり難しいのではないでしょうか。 受け取りにも時効があるんじゃないかと思うのですが、どうなのでしょうか。 事情をお分かりの方がいらしたら、どうぞ教えて下さい。軍票のことなど余談もお聞かせいただけると嬉しいです。

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  • k99
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回答No.4

GHQは、敗戦にともなって海外の「日本領」から引き上げてきた人の通貨や証券の持込をG規制していました。  これは、流通紙幣の量を抑えることで、インフレをインフレを懸念したための政策です。  で、在外公館であらかじめ預かったり、入国の際に税関に預けさせたりしました。53年に規制解除後、預かり証と交換で返還しているそうです。 http://www.yokohama-customs.go.jp/tetsuzuki/henkan.htm http://www.osaka-customs.go.jp/html/about/index07.html 大阪のほうは根拠法令も書いてあるのですが、この法律、改正が激しく、預り証の時効などは判りませんでした。  それでも年何件かは返還されているようです。 が、役所としてもそろそろ重荷なのか、「預り証なくても返す方向で・・・」などと言いだしているようです。 http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00025966sg200509021400.shtml

noname#84897
質問者

お礼

ご教示いただいて疑問が氷解しました、どうもありがとうございました。 やっとの思いで引き上げてきて、これさえあればなんとかなる、と身体に巻き付けて(?)いたお金を取り上げられた人たちの怒り、無念が胸に迫りました。(そういう人ばかりではないでしょうけど) 53年までは金もなくて苦労されたことでしょう。それに軍票はその時点でもう紙くずですよね? それにしても、戦後の日本の復興のためにいろんな手が打たれたのだなあと感心してしまいます。 虫干しのニュースだけじゃなくてもっと「預かり証なしでもOK」とPRして、受けとりに来てもらうようにすればいいんじゃないでしょうかね。60年の節目だった今年なんかピッタリだったのに。

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  • buchi-dog
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回答No.3

日本に復帰する前の米軍占領下の沖縄の通貨は米ドルでした。ちょうど沖縄復帰の頃が「ドルショック」でドルの価値が下落する時期だったのですが、沖縄県民の持っているドルはドルショック以前の360円/1ドルで円に交換されたそうです。持っているおカネの価値が下がらないようにという配慮です。ですので、日本復帰後の「沖縄開発の遅れ」と、通貨の問題は特に関係ありません。 占領当初は、米軍によって軍票が使われたと思います。ただ、ほとんどの社会資本が失われ、民間資産も大幅に喪失した状態からの沖縄の復興の遅速と、米軍の軍票の問題はあまり関係ないと思われますが。

noname#84897
質問者

お礼

お答えいただき、どうもありがとうございました。 はい、よくわかりました。 考えてみたら、沖縄は日本で唯一地上戦が行われ、その後占領されたところですから、復興に時間がかかったのも無理もないかもしれませんね。 1ドルは、そう360円でした。私はなぜか1年365日とごっちゃになってよく間違えたものでした。

  • Toshi0230
  • ベストアンサー率51% (836/1635)
回答No.2

> 軍票もたくさんあるから珍しくもなく、骨董としての価値もないわけでしょうか。 資料的価値、骨董的価値についてはわかりませんが、貨幣としての価値は0に等しいでしょうね。 軍票というのは元々、軍隊が将来正規の貨幣との交換を保証することによって“準貨幣”として流通していたわけですが、日本軍の軍票の場合、保証元の軍隊がなくなってしまっているので、誰も貨幣との交換の義務を負わないのです。つまり、ただの紙切れ。 日本の旧占領地帯では、終戦によって軍票が紙切れ同然になり、財産を減らしたり無くしたりした人が大勢いるそうです。 悪名高い「従軍慰安婦」の代金もこの軍票で支払われていたそうで、個人的にはこの辺の事情も慰安婦問題に拍車をかけているんじゃないかなぁと思っていたりします。 米軍も、占領下の沖縄などではこの「軍票」を大量に使用したそうです。私が読んだ雑誌の記事には、沖縄の復興が遅れている一因がこの「軍票」の使用にあったのではないか、とありました。 ちなみに本土では、日本政府がアメリカと交渉して軍票を使用しないようにしてもらったそうです。

noname#84897
質問者

お礼

なかなか興味深い話をお聞かせいただいて、どうもありがとうございました。 いい勉強になりました。 ものごとには、いろいろとたくさんの要素が絡み合っているものですね。慰安婦が報酬(?)をもらっていた、なんてことも考えたら当然ですが、意外な気がしました。 それにしても、軍票の使用が沖縄の復興の遅れに関ったということは、換金が難しい(時間がかかる、手続きが煩雑?)のと紙幣のようには使えない(受け取りを拒否するところもある)からそのまましまいこんで、結果的に紙くずにした(米軍はその分まるもうけ)という解釈でよろしいでしょうか? お時間ありましたら、この点もご教示いただけないでしょうか。

  • 6dou_rinne
  • ベストアンサー率25% (1361/5264)
回答No.1

持ち込み制限などがあって、それをこうた分の紙幣や軍票(軍用手票)を預かったのだと思いますが、たぶんそのときに預かり証かなにかを発行していると思うので、それを持っていけば変換してもらえるのではないでしょうか。 しかは、それらの紙幣や軍票はいまでは紙くずにしかすぎませんのでわざわざとりに行こうという人もいないのではないでしょうか。もちろん忘れてしまっている人もたくさんいたのではないでしょうか。 時効についてはくわかりません。

noname#84897
質問者

お礼

さっそくのお答え、どうもありがとうございます。 なるほどと納得しました。 さすがに歴史のカテとなると、お判りの方がいらっしゃるんですね~。 今では紙くずですか? はー、そうなんですか。 そう言えば、戦後のデフレで預金が大半なくなったという話を聞きますね。 軍票もたくさんあるから珍しくもなく、骨董としての価値もないわけでしょうか。毎年広げて虫干ししている税関の職員さん、なんだか可哀相ですね。

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