相対論の過去問について
大学の相対論の過去問なのですが
「ある慣性系Sの原点Oから時刻t=0 においてx軸と角度θをなす方向に光を発射し、距離l先の点Pでこれを吸収した。
これを、S系に対して一様な速度Vでx軸正方向に運動しているS'系から眺める。
(t=0で二つの系は重なっているものとする。)ただしβ= V/c
(1)光の発射と吸収の間のS'系での時間間隔T'はいくらか。
(2)S'系から見たときの発射点と吸収点の空間的距離l'はいくらか。
(3)S'系から見たとき、光はx軸方向から角度θ'の方向に進むように見えた。tanθ'はいくらか。」
という問題の(2)で,私はS'系での同時刻で測ればx方向にローレンツ収縮がおこって l* √(1-β^2) になり、y方向との三平方の定理により答えはl*√(1-(βsinθ)^2)と考えたのですが、
他の学生が作成した模範解答(参照URLの別解)によるとS'系から見ても光速はcで変わらないから答えは cT'で、(1)の答えT'=l*(1-βcosθ)/(c√(1-β^2))を用いて、l*(1-βcosθ)/√(1-β^2)になるとのことでした。
どちらが間違っているのでしょうか?
過去問から同じ問題を出すタイプの教官なので聞きに行くわけにも行かず困っています。
初等的な特殊相対論しか学んでいませんのでなるべく単純な説明をよろしくお願いします。使用している教科書は「相対性理論入門講義
」です。
参照URL; http://www.bf-web.net/~2005s117/shikepuri/archives/98Srelativity_kazama.pdf